きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

ファントム ライブビューイング

2018-12-15 20:25:30 | 観劇・ミュージカル
宝塚雪組公演・ファントムのライブビューイングに行って来ました。



宝塚のファントムは好きな作品だけど、何故か縁が無くて、実はこれまでに1度しか観劇したことが無い。

今回も劇場には行けないのでライブビューイングには絶対に行くと決めていました。

通常は東京の楽日のライブビューイングのみの場合が多いのですが、今回は大劇場公演の楽日の中継もあるという事で行って来ました。

実は東京の楽日は行けないかもという状態だったので、助かりました。



今回のファントム役の望海さんの歌の上手さは有名ですし、相手役の真彩さんも歌が上手いのが決め手でトップ娘役に就任された方だと聞いていましたので、お2人にぴったりな演目だと思いますし、今、宝塚でファントムを上演するなら、雪組さんしかないと思います。

そして、主演のお2人は評判に違わぬ歌の表現力で、素晴らしいファントムとクリスティーヌでした。

こんなに歌のストレスの無いファントムは初めて(宝塚は過去1回しか観てませんが、梅芸のファントムは何度か観劇)。

特にクリスティーヌは初めて説得力のある歌声だったかも。


そして、そのお2人以上に私の心に残ったのは、劇場の元支配人でエリック(ファントム)の父であるキャリエールを演じた彩風さん。

この役は立ち位置的に難しい役だと思うのですが、父であることを隠して息子を見守る事の苦悩を自然に表現されてて素敵でした。

ラスト近くに、父であることを明かした後に、エリックが「僕の顔をどう思うか」と問う場面があり、その時「もっと良かったら良かったのに」と答えたキャリエールの言葉や表情に息子への愛と懺悔の気持ちが込められているようで、グッときてしまいました。

劇場には行けなかったけれど、ライブビューイングのおかげで感動を味わうことができて嬉しかったです。


ただ、この作品、娘役さんは見せ場が無くてかなり気の毒。

そして、やはりラインダンスはミスマッチな気がするんですけど、宝塚だから仕方が無いのかな・・・。
コメント
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