２０１０・秋 京都非公開文化財特別公開 ２

平等寺さんの次に向かったのが、佛光寺さん。

平等寺さんを出て東北方面にあります。

大好きなパン屋さん、マッシュキョウトさんの前を通るとすぐそこが佛光寺さん。



佛光寺さんは、越後に流罪になった親鸞聖人がその罪を許されて京都に戻った際に山科の地に草庵を結んだ事に始まるとされる真宗・佛光派の大本山です。




広い境内には阿弥陀堂と大師堂の二つの立派なお堂がそびえています。

今回は阿弥陀堂で重文のご本尊と聖徳太子像を拝観させていただきました。



通常、真宗寺院では聖徳太子像と七高僧像の軸をお祀りするのだそうですが、こちらの佛光寺さんでは、すべてが像でお祀りされていて、これはこちらのお寺さんだけなのだそうです。







佛光寺さんの北に山内寺院の大行寺さんがあります。



ご本尊は快慶作の阿弥陀如来像。
快慶の法眼時代における安阿弥様の秀作として有名な仏様で、一般に公開されるのは初めて。

又、こちらのお寺さんには大行寺型の仏足石も残されています。


それらの寺宝を拝見した後は、水琴窟のあるお庭を眺めてしばし休息。







いただいたお茶にはあめを包んだメッセージも添えられていました。



小さなお寺さんでしたが、心和む時間を過ごさせていただきました。