きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

エリザベート 名古屋初日

2016-10-09 19:37:26 | 観劇・ミュージカル
エリザベートの名古屋公演初日のソワレを観劇。



やっと中日劇場で城田くんのトートが観られる時が来たのに、劇場の閉鎖が発表されて、ここで「エリザベート」が観れるのも今回がラストなんだろうなと思うと少し寂しい。


2010年に城田くんの最初のトートを観た時から、ずっと名古屋でしか観劇されない人にも彼のトートを観てもらえたらいいなと思っていたので、「天使の歌は喜び~」という歌声とともに城田トートが降臨された時は感無量でした。




この日のトート閣下はちょっと歌に不安定なところがあったかなあと(思い違いかもしれないですが)思ったのですが、人外度はかなり高くて、目つきとか怖いと思う回数が多かった。

特に少年ルドルフとの絡みは冷たすぎる眼差しに死を感じました。

シシィを失うラストの表情は喪失感で呆然としているように私には観えたのですが、本当のところはどうなのかな・・・。



少年ルドルフは大内天くんで、去年からの続投キャストですが、この日が初めての機会でしたが、お芝居がしっかりしていてとても良かった。

少年ルドルフ役はどの子も本当に上手いですね。


そして青年ルドルフは7月の東京以来の京本くん。

この1ケ月半ほど、カンパニーを離れておられたので、久しぶりで緊張されてて固かったりするかもと思っていたのですが、さにあらず、7月の東京で観た時よりも歌声も伸びがあって良かったですし、何よりもルドルフ像をしっかり表現できていたのが素晴らしかったです。

ルドルフとして舞台に立つ事の喜びが感じられる舞台姿でした。


シシィも7月以来の蘭乃さん。

前半は裏声中心で丁寧に歌っておられたのですが、後半はちょっと乱れがあったかも。

地声が不安定なので、裏声で歌ってしまった方が安定はするのでしょうけど、そうすると年齢を重ねてからの表現に違和感が出てしまうので難しいところかなと思いました。


何はともあれ、やっと名古屋で城田トートが観られて幸せでした。

もちろん好みの問題なので、彼のトートが合わないという方もいらっしゃるとは思いますが、私のように求めていたトート像にぴったりだと感じられた方もいるだろうと思うだけで何だか嬉しい。

ちょっと保護者な気分でした。

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