Less with more.
Make less money with more work の略。
たくさん働いて、少なく稼ぐ。
効率が悪い。
その反対は、、、
More with less.
Make more money with less workの略。
少なく働いて、たくさん稼ぐ。
効率的。ラク。
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古今東西、偉人たちは、Less with more を目指してきた。
非効率で、コスパも、タイパも悪いけど、その方が、「人として美しい」から。
イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんも、「たくさん働いて少なく稼ぐ」ことを是とすることを公言していた。
ガンディも、Seven social sins で、Wealth without work (労働なき富)を戒めた。不労所得なんてダメだよ。
しかし。
平成、令和になって特に、More with lessがよしとされる。
タイパ。コスパ。
ラクして儲けるのがカッコいい。不労所得サイコー。
これは、Less with more に比べると、醜い。はしたない。みっともない。さもしい。
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私みたいに、法律事務所の代表をしていると、常に、このMore with less と Less with more の間にいる。
我々が働いた弁護士のサービスにつき、いくら請求をするかは、私の胸先三寸で決めることができるから。
稲盛和夫さんが「値決めは経営」とおっしゃっていた。弁護士事務所の代表なんて、まさに、「値決め」をするのが仕事。
できる限り、美しく。弁護士費用は安くする。
でも、社長として、ある程度は稼がないと、スタッフに給料を払ったり、家賃等の固定費が支払えない。
そういうfine line(ギリギリのところ)を、いつもウロウロしています。