やっぱり勢古浩爾(せこ・こうじ、77歳)はいい!
彼の本はほとんど読んできた。
白眉は、これ。
最近10年は、「定年後」とか70歳とか隠居とか、だいぶ世代が上の層をターゲットにしている。
そのへんは敬遠してきた。でも『定年後に読みたい文庫100冊』を読んだら、、、
チョーよかった!
「定年後」に縛られない方がいいですね。座右に置いておきたい本。
メチャたくさん本を読んでいる。
執行草舟のいう「縦」(精神性)がある。なぜ精神性があるか、っていうと、歴史とか小説とか戦記物とか、良質で大量の読書をしたからなんだな、って思う。
勢古浩爾さんが、『この俗物が!』とかを書いて、「横」(世俗)を嫌ってきたのも、歴史・小説・戦記物をたくさん読んで、良質の古人の魂を受け取ってきたからなんだな、と合点した。
いい本を読み、いい魂を受け取った者は、俗物にならない。縦になる。
勢古浩爾さんがいい例だと思いました!
77歳の勢古浩爾さんは、あと15年くらい、健筆を振るってほしい!