川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

負け惜しみが人生を作る

2025年01月17日 | 人生
負け惜しみってのは、悪い文脈で使われる。

でも、人生って、負け惜しみ。

どんな人の人生も、負け惜しみ。

アイツには勝てない。だからオレは違う道を行く。

あの子には悔しいけど勝てない。だから私は別の世界で勝負する。

それって、悪く言えば、負け惜しみ。

そっちでは負けてるけど、自分が得意な分野のこっちでは、負けてない。

負けを認めない。

負けを認めないために、自分の得意分野を磨き、伸ばす。

世に言う「差別化戦略」ってのは、要するに、負け惜しみ。

____________

私の中学時代。

野球を頑張った。でも3割も打てない。

悔しい。

野球でダメなら、勉強頑張るか。

でも。

勉強ばっかりやっているやつには叶わない。

ちっくしょう。

でもオレは野球もできるんだぜ、勉強だけじゃなく。

こうかんがえて、私は、「勉強できなければ野球」「野球できなければ勉強」って感じで、頑張ってきた。

負けじ魂。これって負け惜しみなんですよね。

こうやって、人は自己承認欲求を満たすのでは。

「自分の強みを伸ばす」って言うけれども、それって、負け惜しみで、消去法で、選ばれたって部分が大きいと思う。

メインストリームでは勝てないから、ニッチに。

そう追い出されたものが、負け惜しみ的に頑張って、天下を取ったりする。
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羞恥心はヨコ、廉恥心はタテ

2025年01月17日 | 人間心理・心理学
羞恥心と廉恥心 の続き。

羞恥心は、ヨコ。世間、人間を見る。

廉恥心は、タテ。神、天を見る。


羞恥心のみならず、廉恥心を持ちましょう。

羞恥心は、恥ずかしいのを嫌がる気持ち。
廉恥心は、心が清らかで、恥を知ること。
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人を愛すること

2025年01月17日 | 教育・子育て
人を愛せないほど不幸なことはない。
愛されなくても愛することができる人が幸せだ。

 (カンボジアで銃殺された中田厚仁さんが、父の武仁さんから言い聞かされていた言葉)

中田武仁さんはすっごく立派な方。おそらくクリスチャン。

クリスチャンじゃないとこんな言葉は吐けない?




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私の四大聖人

2025年01月17日 | 人物
私の中の四大聖人:

  • 田中正造
  • 西郷隆盛
  • ガンディ
  • アッシジのフランチェスコ
いずれも、清貧を極めた。欲を極小にした。

田中とガンディはほんとうに無一文で死んだ。田中は小石とマタイ伝だけしか残さなかった。

アッシジのフランチェスコは13世紀くらいの人。「裸のイエスに裸で従う」を地で行った。サン・フランシスコの市の名前とかになった。

イエス釈迦孔子も聖人なんですが、2000-2500年前だと、遠すぎる。

時代が近い彼らの方が、私にはロールモデル的に、身近に、感じられる。

欲にまみれて汚れている私には、永遠の憧れです!


 
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『なぜ世界のエリートは美意識を鍛えるのか』 山口周

2025年01月17日 | 

    マネジメントとリーダーシップ。
    コンプライアンスとインテグリティ。
    正邪と美醜。
    罪と恥。
    ルールとプリンシプル。
    ハードローとソフトロー。

    これらの「二層構造」が「二重のガード」となって我々の社会を守っている。

    サイエンスとアートもまさにそれ。

    道徳とか倫理観って、信念であり、要するに美学。

    何を美しく、カッコいいと思うか。


    8年ぶりに、2回目か3回目に読んだ。色褪せない。
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    美達大和の本に大きな広告

    2025年01月17日 | 
    日経、今朝の朝刊。美達大和の本に大きな広告

    美達大和さんって、死刑囚。人を2人殺した。今も確定死刑囚。刑務所の中で、おっそろしいほどたくさんの本を読んでいる。月100冊とか?

    だからそんなに稼いでない。本の印税くらい。

    この広告、200万円くらいかかります。

    美達さんに200万円は出せないのでは、、、

    美達さんは、殺人事件起こす前は、かなり稼いでいたから、その時の蓄えがまだあるのかな、、、

    死刑囚だと生活費かからないしな、、、

    出版社が出したのかな、、、

    彼の本は、死刑囚であるという謙虚さからか、デスマス調のことが多く、弥や冗長に感じることが多いんですが、いいことは言っている。

    買うかな。




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    火事場泥棒

    2025年01月17日 | 宗教
    20年以上前の献金を返せ?

    宗教はATMではない。

    寄付したのを返せ?

    家庭連合が評判悪いからと言って、火事場泥棒のように、20年前の献金を返せというのは、、、






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    袴田巌は神になるしかなかった

    2025年01月17日 | 人間心理・心理学
    48年近く、無罪なのに拘禁された袴田巌は、神になるしかなかった。

    精神を蝕まれ、現実を逃避して、いや現実を意図的に歪曲して、神の世界に棲むしかなかった。

    袴田巌が、自分を「神」と呼称したことを、誰も責められない。

    身体的拘束は、人の精神に最も強い影響を及ぼす。

    マインド・コントロールの研究をしていて、ある大学名誉教授にも私はそう聞いた。

    身体的拘束のある洗脳と、
    身体的拘束のないマインド・コントロールは、段違い。

    その効果がダンチの身体的拘束を48年近く受けた。

    そして袴田巌は神になった。

    それでも戦うことを辞めなかった袴田巌に私は神々しさを感じる。

    真実を求めるその信念に崇高なるものを感じる。

    ーーーーーー

    12年半、監禁されて、それでも精神を病まずに、今も立派な社会人として活躍している後藤徹さんの、立派さを思う。





    あの人も神だ。

    監禁はいけない。

    身体的拘束はいけない。
     
    だから憲法38条3項に、「不当に長く拘禁された後になされた自白は証拠とすることができない」と書いている。
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    検事もウソをつく

    2025年01月17日 | 法律・海外法務
    袴田事件。58年の空白。

    その空白を打ち切るように、再審請求を通した静岡地裁の村山浩昭裁判長。2014年に、拘置をこれ以上継続することは

    耐えがたいほど正義に反する






    と判示して、袴田さんを48年ぶりに釈放した。

    4年後の2018年に再審開始決定が取り消され、再審請求が高裁で棄却されても、なぜか袴田さんは釈放されたままに。

    それくらい、2014年の「村山判決」は価値のあるもの。

    ーーーーーー

    この58年かかった冤罪事件で、検察は何度もウソをついた。

    「ない」と言ってきた証拠が実際は、「ある」、、、


    「サイズ」を示すズボンのBが「色」を示す、、、


    バレないからいい というのはダメ。

    バレてもシャレになるか というのが私のインテグリティ的な規範。

    バレてにシャレになるような(説明責任を果たせるような)ミスはいちいちクライアントに報告する必要はない。

    しかし。

    袴田事件の検察は、バレたらシャレにならないような ウソをついた。

    そしてバレた。

    シャレにならないほど、信頼を失った。

    だから村山裁判長は 

    耐えがたいほど正義に反する

    という歴史に残る名文句を書いた。

    検察のウソは正義に反する。

    そのウソを積み重ねて、無辜の民を半世紀も拘留するのは、耐えがたい。

    検察もウソをつく。

    2010年、大阪で証拠偽造をして実刑になった検事(前田恒彦)とかいたので、それほど驚きではないかもですが。

    袴田事件で、泣く子も黙る検察がウソをついていたことを改めて学んでいます。

     ※ 後記:2024年9月の、最後の、58年ぶりの無罪が確定した静岡地裁の最新無罪判決では、國井裁判長は、3つの証拠の捜査機関による捏造を認めた。

    検事だけではあるまい。

    公権力もウソをつく。

    人は皆ウソをつく。

    皆さんもウソをついたことがあるでしょう。私もあります。。

    その醜さを、袴田事件を他山の石として反省しています。
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