川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

町田 宗鳳(そうほう)氏

2025年01月18日 | 宗教
魚谷鈍器本374頁で紹介されている、町田宗鳳(そうほう)さん。

 こちら(いい笑顔)

 
禅僧。密教修行も経験して天台宗阿闍梨に。

  • 14歳で出家、
  • 臨済宗、
  • ハーバード、
  • ペンシルバニア、
  • プリンストン、
  • 国立シンガポール大学

ってすごい経歴。

『<狂い>と信仰』で、

  • 腹を空かして狂ったように修行しないと、悟りも開けない。
  • 「たらふく食って、たっぷりぐっすり寝る」なんて甘い根性では、宗教の何たるかが分からない

的なことを仰っている。

 
魚谷鈍器本の正確な引用はおって来週以降。

この『<狂い>と信仰』はポチリました。

狂うってのは大事。

論語でも「狂狷」ってのが2番目に価値が高い。

山縣狂介(有朋)、東海一狂生(高杉晋作)、、、松下村塾の塾生もみんな狂ってました。

英語でもOnly the Paranoid surviveっていいますし。 

____________

狂ったほどに何かに打ち込む。

宗教に限らず、そういう経験を持つことは幸せだし、そういう経験を持たぬ者は不幸である。

なにせうぞ くすんで
 一期は夢よ ただ狂へ

閑吟集



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誰でも世界一になれる

2025年01月18日 | 人間心理・心理学
誰でも世界一になれる。

私の「負け惜しみ人生論」と、V・フランクルの「態度価値」と、内村鑑三の「勇ましく高尚なる生涯」の3つをつなげて、「誰でも世界一になれる」と確信した。

1 人生は負け惜しみ
 人生は負け惜しみ。金や権力では一番になれない。
 どんなに金持ちになっても、アラブの富豪や、イーロン・マスクには叶わない。
 どんなに権力者になっても、始皇帝やフビライ・ハーンには叶わない。
 どんなにバッティングがうまくても、イチロー以上はヒットはたくさん打てまい。
 だから、自分が輝けるフィールドを探す。そこに存在意義を見出す。そこで、自分が勝てるところで、我々は承認欲求を満たしている。
 「そっちの分野では勝てないけど、オレにはこっちがある」って負け惜しみで、我々は生きている。消去法で、我々は強みを見出している。

2 フランクルの態度価値
 アウシュヴィッツから生還した精神科医・ヴィクトール・フランクルは、人生には3つの価値があると説いた。
  1.  創造価値
  2.  体験価値
  3.  態度価値
 何かを創造する。すばらしい。
 素晴らしい体験をする。いいね。
 でも、それ以外ではない。
 ひっどい境遇で、それでも「彼らは何も分かっていないのです。赦してあげましょう」的な、イエス的な「態度」を取る。
 その驚くべき「態度」自体に、価値がある。

 アウシュヴィッツの、餓死寸前な状況で、他人のパンを盗む人非人もいれば、自分のパンを分け与える聖人君子もいた。
 自分がひもじいのに、他人を助けんとする素晴らしい「態度」を示した人がいた。
 それが、我々が、死ぬ寸前まで示すことができる、「態度価値」。
 今この瞬間にも、そのみなさまの「態度」自体が、人生における一つの価値。
 そうフランクルは言っている。

3 内村鑑三「勇ましく高尚なる生涯」
 この負け惜しみとか態度価値って、内村があの有名な講演で「勇ましく高尚なる生涯」を問いたのと同じ文脈。
 金持ちは金を遺せ。
 事業家は事業を遺せ。
 芸術家は芸術を遺せ。
 それもできない普通の一般人は何を遺せるか?
 勇ましく高尚なる生涯が遺せるじゃないか。
 これが内村の論旨。
 
 その逆境で、その辛い境遇で、そんな邪険な扱いをされて、それでもまだそんな聖人君子みたいな態度を取ることができるのか。驚きだ。
 その素晴らしい「態度価値」は、ほとんど内村の「勇ましく高尚なる」生涯へ向かった、勇ましく高尚なる態度、だろう。



____________

ちょっと高踏的で上滑りしました。抽象にすぎました。

最近の私の考え。

お金はほしいけど、孫正義以上のお金持ちにはなれそうにない。
大きい家に住みたいけど、アラブとかアメリカの富豪より大邸宅に、ってのは、狭い東京に住む日本人には、天地がひっくり返っても無理。

世俗的な、資産とか金とか家とかクルマとか、そういう物質的なものでは、絶対に、世界一になれない。

でも、精神的な、「態度」では、世界一になれる。それをどう判断するか、明確な基準はないんだけど、まぁ「基準がない」ってのが精神的であるってこと。

精神的なことは定量的に判断できない。

だから、「オレ世界一」って思っておけばよい。自分世界一。

例えば。

妻になじられた。友に裏切られた。敵に出し抜かれた。後輩に馬鹿にされた。詐欺師に騙された。

そういうときこそ、どんな態度を示すか。

みな、態度価値が、問われている。

最悪の状況で、最悪の体調で、最悪のタイミングで、最悪の事態が起こったとしても、我々には、とても美しく、人々をして驚嘆せしめるような「態度」を取ることができる。

「うゎ、この状況でそうするかぁ」と大向うを唸らせる、態度。『塩狩峠』で長野信夫が自らの命を投げ出したように。

我々は、物質的には、絶対に世界一になれない。
でも、精神的には、常に、世界一になるチャンスが与えられている。

そんな「態度価値世界一の負け惜しみ」でいいんじゃないか。それが内村の「勇ましく高尚なる生涯」につながるはずだ。

物質的にはイーロン・マスクに世界一を譲ります。
でも、精神的には、心の美しさでは、イーロン・マスクには負けない。世界一を目指す。

それが「古今第一等」を目指せと言った佐藤一斎が考えていたことなのかもしれない。



内村の「勇ましく高尚なる生涯」を含む『後世への最大遺物』は、古いので、以下の佐藤優さんの超訳がオススメ。 


以下のフランクルの「それでも人生にイエスと言う」自体に態度価値が載っているかは不明。

でもこのタイトル自体、フランクル独特の態度価値を示していますよね。好きなタイトル。 

 
ちなみにこの「俺世界一」論は、ゴミ拾い仙人吉川充秀さんの「宇宙一」論に影響されてるかも。

吉川充秀宇宙一理論は追って紹介します。




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『葉隠』が見つかった

2025年01月18日 | 古典・漢籍
昔買っていたはずなのに、いくら探しても見つからなかった、紙の『葉隠』。

徳間書店の30年前の本。もう一度買おうと思ったけど、今は入手困難で手に入らず、、、

諦めかけてたけど、長男の本棚にありました!

やっぱり紙で持たないと、本の精神というか息吹が受け取れません!




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ヒルティすごい

2025年01月18日 | 人物
カール・ヒルティ。スイス人。世界三大幸福論を書いた。弁護士、教授、政治家。

かなり敬虔なクリスチャン。渡部昇一が大好きでした。

最近、私も大好きになりました。20代のころはトンと響きませんでしたが。

~~~以下引用~~~

習慣的に、すべての人を愛するように努力しなければならない。あらゆる代価を払って、自分のためにも習慣的にすべての人を愛するように努めなければならない。

人々が愛に値するかどうかを問うことなしにそうしなければならない。というのは、ある人が愛するに値するかどうかを正しく意味する事は非常に困難だからである。

愛すると言うことは、自分が他人の上に立つ方法であって、これこそが愛することができない人に対する大いなる優越であり、神様だけが喜ぶ本当の貴族主義である。

理屈をつけたりして、愛を退けてはならない。愛する人に価値があるかどうかも問いてはいけない。

~~~引用終わり~~~

ヒルティとか渡部昇一の本は、20代のころによく読んでいた。司法試験に受かる前。

合格してからは、仕事を優先して、こういう古典とかはおろそかになっていた。

 
最近、弁護士20年目になって、論語とかの本を書いたりすることもあり、20年ぶりくらいに、渡部昇一の本を書い直したりしている。


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これが人生だったのか。よし、さらばもう一度! 

2025年01月18日 | 言葉
これが人生だったのか。よし、さらばもう一度! 

ニーチェ

 
『ツァラトゥストラかく語りき』の名言。

「ツァラトゥストラはこう言った」なんて間抜けな口語体にするのは勘弁してほしい、、

 
英語では

Was that life? Well then! Once more!

らしい。いいね。

____________

勇気を語った文脈。

執行草舟さんがよく言う「運命愛(アモール・ファティ amor fati )」 の精神でもあるんですね。

今日読んだこの本(昭和57年刊だから39年前か)で知りました。

 

自分に降りかかる、どんな運命をも愛する。

どんな宿命をも受け入れる。受け止める。

残念だ、やられた、悔しい、運が悪かったな、、なんでこんな運命が、、ああ、ちょっと休むか、、、

そんな弱々しいことは言わない。

どんな運命、宿命、不幸、不運、災難が降り掛かっても、必ず、こう口に出す。

これが人生だったのか。よし、さらばもう一度! 

これが先人の知恵。

私も学生時代にこの言葉に出逢っていたから(母親が持っていた?名言集とかを読んで知っていた)、辛い20代の司法浪人時代を乗り越えることができたのかもしれない。

母(か父)の蔵書には改めて感謝である。

言葉が人生を造る。

いい言葉に出逢いましょう。

そのためにいい本を読みましょう。

 ※ この言葉は短冊に書いて子どもに伝えるかな。

 ※   この言葉にインパクトがあるのは、それが七五調だから、ということに気がつきました。
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野心と志の違い

2025年01月18日 | 言葉
野心と志の違いは?

孫正義さんがメンターから教わった問いとして有名。

野心は利己的、
志は利他的。

私もそう思っていた。

今は、違う。

執行草舟さんの本を全部読んで、彼に会いに行ったりして、私の人生観の解像度が2割くらい、上がった。

志ってのは、「自分一人では到底なし得ないこと」であり、かつ、「自分の生前にも到底なし得ないこと」を目指すこと。

例えば世界平和とか。貧困撲滅とか。完全な男女平等とかも?

そういう、「独りでは絶対にできないし、生前にも絶対に完成しない」どデカいものに挑戦する。

それが志。

今の私はそう思っている。

そういう「円の一部」になる。この「円の一部」って表現は日野原重明さんの言葉。

前のめりで死ぬ。未完で死ぬ。憧れたままで死ぬ。前のめりで死ぬ。論語で言う死しして後已む。斃れて後已む。

ドン・キホーテで死ぬ。志半ばで死ぬ。

「武士道は死ぬことと見つけたり」には、おそらくこういう意味合いも入っている。

◯億円稼ぐとか、会社を大きくするとか、家族を□□するとか、自分ひとりで、自分が生前に成し遂げられるような、ちっちゃい目標は、「志」とは言わない。

利己的だったら「野心」と呼ぶべきだろうし、そうでなくても「夢」程度。

絶対に自分の生前には完成しない、どデカい利他的な夢。

それを志というのだと思っている。

私も、日本の悪しき同調圧力をなくす、っていう志を抱いています。
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笑顔競争

2025年01月18日 | リーダーシップ・コミュニケーション
上機嫌のゴミ拾い仙人・吉川充秀さんに影響されたか、やっぱり笑顔って大事だなと。

出会う人と、「どっちがいい笑顔か」ってゲームをしようかな。独りゲーム。

相手よりもいい破顔を。相手よりも口角を上げる。相手よりも目尻を下げる。相手よりも表情筋を思いっきり使う。

こういうゲームをしていることは相手に明かす必要はないけど、自分ひとり、「相手よりもいい笑顔をすることに勝つ」ゲームをする。勝負する。競争する。

世の人たちがこれをみなやれば、世界はもっともっと明るくなる。

「独り笑顔ゲーム」「笑顔競争」を広めるかな。笑顔競争エヴァンジェリストでも名乗ろうかな。
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日本人には言い訳しない、外国人にはする

2025年01月18日 | 法律・海外法務
日本人には言い訳しない、
外国人には言い訳する。

こんな区別をしているのは私だけであろうか。

仕事でちょっと納期に遅れた的な、ミス。
私は言い訳をしない。潔く謝るだけ。

では外国人にもそうするか。

否。

外国人には言い訳的に説明することが多い。簡単に。

西洋では、弁明をするのがマナー。と、私は思っている。

弁論にも知性が出る。

西洋最大の知性・ソクラテスの、弁明だけで、一冊の本になって、2500年も、読まれている。


 
みなさまの国際コミュニケーションのご参考に!
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ヘレンケラーとリンカンはスウェーデンボルグ信奉者

2025年01月18日 | 宗教
ヘレンケラーのみならず、リンカンも、スウェーデンボルグ信奉者だった。

瀬上さんの本が年末にまた出たので、読んでいます。




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横浜市泉区 深谷通信所

2025年01月18日 | 社会・時事など
横浜市泉区に、ぽっかり、緑の丸の、深谷通信所跡地ってのがある。

日本海軍→在日米軍が、電波障害の無いように、真ん丸に緑にくり抜いたように、保存してきた。

つい10年前の、2014年に、アメリカから日本に返還された。

航空地図を見ていたら、見つけた。

横浜で育ったけど、初めて知りました。
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32年前の事件、うち44%は昭和。それでも令和の今、解散に⁉️

2025年01月18日 | 法律・海外法務
家庭連合の解散命令根拠の民事裁判32件は、平均して32年前に行われた事案。

うち44%は昭和の事件。図を見やすくしました。

これでも、令和7年の今、家庭連合が解散ってことになるんでしょうか。 
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遡及してキャンセルする「遡及キャンセルカルチャー」

2025年01月18日 | 社会・時事など
単に、悪い人を排除する「キャンセルカルチャー」ではない。

当時は悪くなかったのに、後々になって、「あれは悪かった」という、遡及して、悪者にする、

「遡及キャンセルカルチャー」

が広がっている。

例1 

小川榮太郎さんがFacebookで書いていた、「(元SMAP中居くんが)示談でお金を払ったのに攻撃されるのはおかしい」

 全文はこちら

例2

家庭連合が示談でお金を払ったのに、その支払った金額までを「被害額」として攻撃されるのはおかしい。たしか今も文科省はそういう立場だ。

 ※ 法律的には、示談金は「解決金」。
   喧嘩両成敗とまでは言えないにしても、どっちが悪いとかあえて言わず、早期解決のためにこれでお互い我慢しましょうね、っていう無色透明のお金。

例3

だいぶ昔ですが、グレーゾーン金利が、後になって違法となり、過払金請求がビジネスになった。






シティグループは「日本にはルールがないからビジネスできない」的に非難して、日本から撤退。







 ※ この山口周さんの本に書いていました。美意識がない。


 
遡及キャンセルカルチャーがこれ以上広がらぬことを祈る。
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信頼する人との間であっても

2025年01月18日 | リーダーシップ・コミュニケーション
伊藤忠会長の岡藤正広さんが、尊敬する上司とのボタンのかけ違いを振り返って、

信頼する人との間でも、人間関係は些細なことで壊れかねない

と述懐。

その通り。

私にも思い当たる節がある。

いつも、謙虚に、礼儀よく、ニコニコと。

平素からの修行が問われています。

人生は修行なり。

今朝の日経新聞。
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シンテジュンさんはバガヴァットギーターも読んでいる

2025年01月18日 | 人物
途上国のマイクロファイナンスをやる、五常アンドカンパニーのシンテジュンさん。私が同世代で数少ない尊敬する人。

北朝鮮出身で、どういう訳か知りませんが無国籍。

トライアスロンとか、それを遥かに超えた、自分の身体をイジメ抜く人でもある。

インドのヒンズーの聖典、バガヴァットギーターもちゃんと読んでいる。

ガンディが愛読した書。

ちゃんとした人は、ちゃんとした本を読んでいる。

本棚を見れば人が分かる。

私もこれからも良書を読もうと誓いを新たにしました。

日経の、(土)の、この『リーダーの本棚』は、とてもいいコーナー。
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国会議員に定年なし

2025年01月18日 | 政治
国会議員には定年がない。

思い当たる高齢政治家を調べてみると、

二階俊博85歳
中曽根康弘85歳

原健三郎93歳
尾崎行雄94歳(最高齢)

マハティールは92歳で首相、97歳で落選、今99歳。

そのマハティールは私のシンガポール国立大学の先輩かあ。

私もセンパイに負けずに頑張る💪
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