""hazard lab""(引用元)
(インドネシアの火山島アナック・クラカタウ。22日にはストロンボリ式噴火が232回発生した(MAGMA Indonesia ))
(先月20日以降、活発な火山活動が続くことを示すグラフ(インドネシアのエネルギー鉱物資源省) )
(マグマを放出するストロンボリ式噴火が続くアナック・クラカタウ島(Jaime S. Sincioco) )
① ""インドネシア火山島アナック・クラカタウ 1日の噴火232回!新火口出現か?""
(動画) 2018年07月24日 11時35分
② インドネシアのスマトラ島とジャワ島にはさまれたスンダ海峡に位置する火山島・アナック・クラカタウでは、活発な噴火が続いており、22日にはマグマを間欠泉のように噴出する噴火が232回観測された。
インドネシアのエネルギー鉱物資源省によると、アナック・クラカタウ火山では先月20日以来、活発な噴火活動が続いている。今月22日には、大きな爆発音を伴うストロンボリ式噴火が232回発生し、火山性地震も観測された。
アナック・クラカタウ火山は、人が住んでいない無人島だが、1883年に周辺の火山島が同時に大爆発した際には、巨大津波が発生して沿岸の3万6000人以上が死亡。このときの衝撃波は地球を7周したという記録もあり、噴煙は成層圏に達する上空40キロに上昇し、数年にわたって地球規模で異常気象をもたらした。
※ 凄い規模で驚きました。
このときの大爆発で、海中に流れ込んだ火砕流がカルデラを形成し、その後、噴火によって出現したのが 「クラカタウ島の息子」という意味の名前を持つアナック・クラカタウ島だ。
米ミシガン工科大学の火山学者サイモン・カーン(Simon Carn)は、欧州の地球観測衛星センチネル2号のデータを分析し、「従来の火口が拡大しているか、新たな噴出口が形成された可能性がある」と指摘。
インドネシア国家災害管理局(BNPB)は、活発な噴火活動が今後も継続する可能性があるとして、火山から半径1キロ以内への立ち入りを禁止し、警戒レベル「2」を発表している。