日経平均
海外(株価・指標):原則15分ディレイ(指数によって異なります)
現在値 21,082.73↓ (20/03/03 15:15)
前日比 -261.35 (-1.22%)
始値 21,651.99 (09:00) 前日終値 21,344.08 (20/03/02)
高値 21,719.78 (09:05) 年初来高値 24,115.95 (20/01/17)
安値 21,082.73 (15:00) 年初来安値 20,834.29 (20/03/02)
〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「大陰線」、「カブセ線」で戻りの期待が一気に後退
2020/03/03 15:42
[東京 3日 ロイター] -
<15:35> 日経平均・日足は「大陰線」、「カブセ線」で戻りの期待が一気に後退
日経平均・日足は、短い上ヒゲを伴う大引け「坊主」の「大陰線」。「陰」の実体部分が長いだけでは
なく、安値引けとなったことで、前日に引いた「大陽線」で膨らませた戻りに対する期待を一気に後退させ
た格好となっている。しかも、今回は「カブセ線」と売りを示唆する足取りとなるなど、警戒感が強いこと
を印象づける状況だ。
オシレーター系指標では、売られ過ぎのサインが目立っているが、これだけボラタイルな動きが続く場
面において、定石は通用しない。これは売り方についても同様なことが言えるため、当面は落ち着きどころ
を探りつつ、上下に大きく値が振れることになりそうだ。目先的な下値の目安は前日の安値2万0834円
29銭でこれを維持すれば、底入れの期待が膨らんでくる。
<15:22> 新興株市場は軟調、マザーズ指数2%超安 ワークマンは続伸
新興株市場は軟調。日経ジャスダック平均は小反落、東証マザーズ指数は反落となった。「昨日はリバ
ウンド狙いで打診的な買いが入ったが、きょうは東証1部の大型株も伸び悩み、全体的に小型株を買える地
合いではなかった」(国内証券)との声が出ていた。前日発表した2月既存店売上高が好調だったワークマ
ン<7564.T>は続伸した。
マザーズ指数は前日比2.28%安。前日買われたジーエヌアイグループ<2160.T>が反落したほか、時
価総額上位のマネーフォワード<3994.T>、ティーケーピー<3479.T>などが売られた。半面、霞ヶ関キャピタ
ル<3498.T>がストップ高比例配分。HENNGE <4475.T>が一時ストップ高。AI inside <4488.
T>も買われた。
ジャスダック市場では、ジョルダン<3710.T>、出前館 <2484.T>などが軟調。第一商品<8746.T>は買わ
れた。
<14:35> 日経平均は安値もみあい、円高を警戒し見送りムード
日経平均は安値でもみあっている。後場中盤にG7声明報道をきっかけに値を消した後は下げ渋ってい
るものの、円高が警戒され見送りムードが強い。市場では「日米の経済状況に差があるため、米国株式の上
昇は本格的な反騰に向かう材料にはならないということが、きょう1日の動きで示した格好となった」(国
内証券)との声が聞かれる。
<13:35> 下げに転じる、G7声明で協調利下げ盛り込まない方向と報道を嫌気
日経平均は下げに転じ、2万1200台を割り込んだ。G7の会議後に公表される声明文に、協調利下
げや財政出動は盛り込まないとの報道が嫌気され、売りが広がった。
G7関係筋によると、主要7カ国(G7)は一両日中にも財務相による電話会議を開く方向で調整して
いる。会議後に声明文を公表する見通しだが、現時点で声明文には協調利下げや財政出動といった具体的な
政策対応は盛り込まれず、新型コロナウイルスの感染拡大による実体経済や市場への影響を注視し、各国が
緊密に連携していく方針を盛り込む見込みだ。ただ、声明の文言は調整中で、今後変更される可能性もある
。
市場では「日本やイタリアに比べて深刻度が低い国であれば、協調してやる必要がないということ。そ
の意味で、米国の動きが今後の重要なポイントになる」(大和証券・チーフテクニカルアナリストの木野内
栄治氏)との声が聞かれた。