JR芸備線が脱線 けが人なし 土砂に乗り上げる
2020年3月9日 12時23分
9日朝早く、広島県庄原市のJR芸備線で線路脇の斜面が崩れ、走行中の列車が土砂に乗り上げて脱線、横転しました。列車に乗客は乗っておらず、運転士にけがはありませんでした。
9日午前5時50分ごろ、庄原市東城町川西のJR芸備線で線路脇の斜面が崩れ、岡山県の新見駅発、広島県の備後落合駅行きの一両編成の下りの快速列車が土砂に乗り上げました。
JR西日本によりますと、この事故で列車は脱線、横転しましたが、乗客は乗っておらず、運転士にもけがはありませんでした。
運転士は、線路上に土砂や倒木が流れ込んでいるのを発見し、非常ブレーキをかけましたが間に合わなかったということです。
現場は、芸備線の東城駅から北西におよそ1キロ余りの、住宅や福祉施設などが立ち並ぶ地域で、線路脇に斜面が迫っているということです。
JR西日本は斜面が崩れた詳しい原因を調べています。
事故の影響で、芸備線は東城駅と備後落合駅の間で9日は終日、上下線で運転を見合わせ、マイクロバスによる代行輸送を行っています。