(パック入りの鶏の卵から抗菌剤が検出)
① ""鶏卵から抗菌剤 5万4000個余り回収命令 埼玉 嵐山町""
2019年2月23日 18時39分
パック入りの鶏の卵から抗菌剤が検出されたとして、埼玉県は出荷した嵐山町の農事組合法人に対し鶏卵5万4000個余りの回収命令を出しました。埼玉県は、この卵を食べたとしても健康被害はないと考えられる、としています。
埼玉県によりますと、嵐山町の農事組合法人「セイメイファーム」が出荷したパック入りの鶏の卵を今月19日に検査したところ、抗菌剤「スルファモノメトキシン」が0.04ppmの濃度で検出されたということです。
スルファモノメトキシンは家畜の病気や寄生虫予防のため餌に混ぜて使う抗菌剤で、鶏の卵からの検出は認められていません。
このため埼玉県は農事組合法人に対し、食品衛生法に基づいて、賞味期限が同じ来月4日となっているパック入りの卵5万4000個余りの回収命令を出しました。
埼玉県は、この卵を食べたとしても健康被害はないと考えられる、としています。
卵を出荷した農事組合法人の担当者は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。再発防止に努めたい」と話しています。