(カルロス・ゴーン会長)
11月19日、日産自動車は、同社のカルロス・ゴーン会長(写真)が長年にわたり報酬額を過小に有価証券報告書に記載していたと発表した。ジュネーブで2017年3月撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse)
① ""東京地検、ゴーン日産会長・ケリー代表取締役を金商法違反で逮捕 同社は解職提案へ""
2018年11月19日 / 18:54 / 2時間前更新
[東京 19日 ロイター] - 複数の国内メディアは19日、東京地検特捜部が日産自動車(7201.T)のカルロス・ゴーン会長と同社のグレッグ・ケリー代表取締役の2人を金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで逮捕したと伝えた。2011年から15年にかけて報酬額を約50億円過少に記載した容疑という。
また、日産自動車は同日、ゴーン会長とケリー氏が、長年にわたり報酬額を過小に有価証券報告書に記載していたことが判明したと発表した。
同社は、ゴーン会長には同社の資金を私的に支出するなど複数の重大な不正行為が認められ、ケリー代表取締役も深く関与していたことが判明していると指摘した。
2人は善管注意義務に違反しており、同社の最高経営責任者(CEO)が2人の解職を取締役会に提案するとしている。
同社は、今後も捜査に全面協力するとともに、早急にガバナンス、企業統治上の問題点を洗い出し、対策を進めていくとコメントした。
ゴーン会長は1999年、仏自動車大手ルノー(RENA.PA)副社長から日産の最高執行責任者(COO)に就任し、2001年6月から最高経営責任者(CEO)となった。
99年当時の日産は約2兆円の有利子負債を抱えていたが、ルノーと日産の部品や購買の共通化を推し進めるとともに、村山工場などの生産拠点閉鎖など大胆なリストラを断行し、コストの大幅カットで収益をV字回復させた。2005年にはルノーの会長権CEOに就任。16年には三菱自動車(7211.T)の会長にも就いた。17年4月に日産社長とCEOを退任し、会長となった。
日産によると、2016年度のゴーン会長の役員報酬は10億9800万円、17年度は7億3000万円だった。
同社は19日夜に本社で会見する予定。
*内容を追加しました。
🌸 Nissan Motor Co Ltd、1005.5
7201.TTokyo Stock Exchange
-4.50、(-0.45%)
🌊 これは、かなりショックな事件です!
しかし、これだけ長期にわたり、金額も巨額なのに""監査法人""が見逃して
いたというのも不思議です。
cdw、日本企業のコンプライアンスの何と脆弱な事でしょう。
🌸 企業コンプライアンス(きぎょうコンプライアンス、wikipedia
英語: regulatory compliance)とは、コーポレートガバナンスの基本原理の一つで、企業が法律や内規などのごく基本的なルールに従って活動すること、またはそうした概念を指す。ビジネスコンプライアンスという場合もある。「コンプライアンス」は「企業が法律に従うこと」に限られない「遵守」「応諾」「従順」などを意味する語だが、以下では主にこの語を使う。なおRegulatory complianceは直訳すると「規制追従」という意味になる。
今日ではCSR(corporate social responsibility の略。企業の社会的責任履行)と共に非常に重視されている概念、仕組みである。
2000年代から、法令違反など不祥事によるステークホルダーからの信頼の失墜や、それを原因として法律の厳罰化や規制の強化が事業の存続に大きな影響を与えた事例が繰り返されているため、特に企業活動における法令違反を防ぐという観点からよく使われるようになった。こういった経緯から、日本語ではしばしば法令遵守と訳されるが、法律や規則といった法令を守ることだけを指すという論もあれば、法令とは別に社会的規範や企業倫理(モラル)を守ることも「コンプライアンス」に含まれるとする論もある(後述の「コンプライアンスとモラル」参照)。また、本来、「法的検査をする」といった強い実行性をもっている。