(スマホ難聴)
① ""あなたもスマホ難聴になるかも WHOが警告""
2019年2月17日 21時11分、IT・ネット
国連は、スマートフォンなどで大音量で音楽を聴くことによって、世界の若者のおよそ11億人が難聴になるおそれがあると警告し、安全な音量に関する新たな指針を発表しました。
WHO=世界保健機関は、世界の12歳から35歳までの若者のうち、ほぼ半数に当たるおよそ11億人が、長時間、大きな音に過剰にさらされ、難聴になるおそれがあると警告していて、その原因として、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーの普及で、イヤホンやヘッドホンを使って大音量で音楽を聴く人が増えたことや、クラブやバーで大きな音に接していることなどを指摘しています。
このため、WHOは来月3日の「国際耳の日」を前に、ITU=国際電気通信連合と合同で安全な音量に関する新たな指針を発表しました。
👂 安全な音の目安 地下鉄車内相当 80デシベル 40時間まで
それによりますと、1週間の安全な音の大きさの目安は、地下鉄の車内に相当する80デシベルで40時間までとしています。
そのうえで、安全な音量で音楽を楽しむために、すべてのスマートフォンや携帯音楽プレーヤーに音量を制限する機能や、一定期間内にどれくらいの音を聴いたのか表示する機能を備えるよう求めています。
👂 WHO「一度失った聴力は戻らない」
WHOのテドロス・アダノム事務局長は「一度失った聴力は戻らないということを理解しなければならない。この指針は若者を守るのに大いに役立つだろう」とコメントしています。