(台風13号拡大図)

① ""平成30年 台風第13号に関する情報 第42号""
平成30年8月8日10時43分 気象庁予報部発表
(見出し)
強い台風第13号は、8日夜遅くから9日午後にかけて、暴風域を伴って関
東地方や東北太平洋側にかなり接近する見込みです。速度を上げずに北上す
るため、影響が長引くおそれがあります。大雨、暴風や高波に厳重に警戒す
るとともに、高潮にも警戒してください。
(本文)
[台風の現況と予想]
強い台風第13号は、8日9時には、八丈島の東約200キロにあって、
1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は97
0ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は5
0メートルで、中心から半径100キロ以内では、風速25メートル以上の
暴風となっています。
台風は今後も強い勢力を維持したまま、暴風域を伴って北上し、8日夜遅
くから9日午後にかけて関東地方や東北太平洋側にかなり接近し、上陸する
おそれもあります。台風は速度を上げずに北上するため、影響が長引くでし
ょう。
[防災事項]
<大雨>
関東地方に台風周辺の雨雲がかかりはじめています。8日夜には台風中心
付近の強い雨雲がかかり、関東地方と東北地方では9日にかけて非常に激し
い雨が降り、局地的には猛烈な雨が降るおそれもあります。また、降り始め
からの総雨量がかなり多くなるおそれがあります。
9日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で
関東地方 350ミリ
東北地方 200ミリ
甲信地方 180ミリ
伊豆諸島 150ミリ
その後、10日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い
所で、
東北地方 100から200ミリ
関東地方、北陸地方 100から150ミリ
です。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください
。
<暴風・高波・高潮>
伊豆諸島では、海上を中心に風が非常に強く、大しけとなっています。伊
豆諸島の大しけは9日にかけて続く見込みです。関東地方や東北太平洋側で
も、大しけとなっている所があります。東日本から東北地方にかけての太平
洋側では、今後風が次第に強まり、8日夕方から9日にかけて海上を中心に
暴風となり、猛烈な風が吹くおそれがあります。海は9日にかけて猛烈なし
けとなるでしょう。
9日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は
関東地方 35メートル(50メートル)
東北地方 30メートル(45メートル)
伊豆諸島 25メートル(35メートル)
東海地方 23メートル(35メートル)
9日にかけて予想される波の高さは
関東地方、東北地方 10メートル
伊豆諸島 7メートル
東海地方 6メートル
です。
なお、東北地方では、大しけが10日にかけて続くおそれがあります。
暴風や、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
また、年間で潮位が高い時期となるため、台風接近時を中心に高潮に警戒
・注意してください。
[補足事項]
地元気象台が発表する警報や注意報、気象情報、台風情報に留意してくだ
さい。次の「平成30年 台風第13号に関する情報(総合情報)」は8日
17時頃に発表予定です。