注目書店に学ぶ、「並べとく」以外に本を売るワザ
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「活字文化を護るべく頑張っているんです」
大川隆法・幸福の科学総裁は1月、神奈川県内で開催された講演会で、出版事業にかける思いをこう語りました。
◎出版物販売は過去最大の落ち込み
実際、日本の活字文化は変革期を迎えています。「出版不況」です。
2015年、出版物の販売額は5.3%も減りました。(出版科学研究所・14年比)この減り方は、調査が始まって以来、最大です。日本経済は1%前後のマイナス成長が続きますが、それをしのぐ落ち込み方です。
店の書棚に本を置いておくだけでは、売れない時代になりました。
各書店が、並々ならぬ危機感を抱くのは当然のこと。そんな中、逆に、自由でおもしろい「本の売り方」も目に入ってきます。以下、いくつか紹介していきます。
(1)書店に来ないなら、公園に会いに行く「移動書店」
都内・代々木公園で、イベントなどで人が集まる時間帯に、本棚を積んだ電気自動車が現われる——。
本の取次業者である日販が、「移動書店」を展開し始めています。
取次業者とは、いわば本の問屋。書店とは違います。それに日販といえば、業界のトップ。そんな企業が、公園で移動書店とは……。業界の危機感が伝わってきます。
「これからの書店はお客様を待つのではなく、こちらから会いにいくことが必要」
移動書店の背景には、こんな考えがあります。(1月29日日経MJ)
「書店に行く」習慣が廃れつつある中、「人々と本との新たな接触面」をつくろうとしているのです。
(2)この本で、何かイベントとか開けない?
廃業が相次ぐ小さな本屋さんの中にも、キラッと光る工夫を見つけることができます。
京都駅から電車で40分と、決して便利とはいえない場所にある「恵文堂」。全国の本好きが、京都観光のついでに訪れます。(週刊ダイヤモンド2015年10月17日発刊号)
外観や内装は、ケーキ屋かアンティークショップのようなおしゃれな雰囲気。本屋でありながら、店内には展示ギャラリーがあり、著者のトークイベントや読書会などが頻繁に開催されています。
こうした取り組みのメリットは、本が買われるのみならず、足を運んだお客さんと深く知り合えることだといいます。
足を運ぶ理由を「本を見る」以外にも、たくさんつくる。そのことが、逆に「本との出会いの場」を増やしていると言えます。
(3)最悪貸すから、とにかく見にきて!
書店に「足を運ぶ理由」をつくる試みは、大手書店も行なっています。
丸善CHIホールディングスは、書店と図書館を合体させることで、集客を増やす実験を始めています。
埼玉県のJR桶川駅で、丸善桶川店と桶川市立駅西口図書館を併設した「OKEGAWA honプラス+(オケガワホンプラス)」です。
新刊をいち早く揃えた書店と、過去の名著を幅広くそろえる図書館。この二つが併設されれば、「目当ての書籍があるという安心感が、集客の呼び水になる」という計算です。(1月5日付日経新聞電子版)
本来、書店にとって本をタダで貸し出す図書館は目の敵。しかし今は、「100人が1冊の本を買いに来るより、200人が1冊を借り、1冊を買ってくれたほうがいい」ということでしょう。
ちなみに、新設書店の売り上げは、そこそこ好調だとか。
(4)本に囲まれた休日をPRする
「書店に足を運ぶ理由をつくる」代表例が、最近よく見かけるブックカフェ形式の書店です。
働く人たちにとって、貴重な休日をどう過ごすべきか。疲れを癒しつつも、やる気やアイデアを充電できる場というのは、さほど多くはありません。
本屋の中に、コーヒーでも飲みながらくつろげる場所をつくる。そして、休日を過ごす場所としてPRする。そんな工夫も考えられます。
(5)洋服屋のように「何かお悩みですか?」
「何かお探しですか?」と声をかけられることは、洋服屋ではあっても、書店ではそうありません。
そんな"接客"をしている店として紹介されるのが東京都・江戸川区にある「読書のすすめ」。これは店名です。(週刊ダイヤモンド2015年10月17日発刊号)
「本のソムリエ」と言われている店主が、訪れた人に「何かお悩みですか?」と声をかけます。その悩みに応じて、ぴったりの一冊を選んでお勧めします。
(6)「スタッフの心に響いたもの」で棚をつくる?
この店の特徴は、店主の心に響いた本しか並べていないこと。
そういう本だからこそ、来た人に薦められるといいます。
仕入れを気に入った本に限定するというのは、極端かもしれません。とはいえ、店主や書店スタッフが、個人的に心に響いた本を、お手製POPと一緒に、棚の前面に並べれば、興味を引いてもらい、店員とのコミュニケーションも生まれやすいかもしれません。
普段は買わない本を、買ってもらえることにつながるかもしれません。
◎「本に出会うきっかけ」をいかに創造するか?
上に紹介した書店の工夫は、どれも「本に出会うきっかけ」を生み出すためのもの。
出版不況の大きな理由は、インターネットの普及です。インターネットこそ、無料で、スマホからいつでもアクセスできます。
しかし本は、一度読み出せば、「やっぱりインターネットとは比べ物にならないおもしろさ」と誰もが思うはず。それだけに「きっかけ」づくりが鍵になるようです。
読者の皆様は、他にどんな「きっかけ」を考えつきますか? (馬場光太郎)
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2016年2月号 情報をお金に変える技術 - 各界のプロフェッショナルに聞く
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2015年9月号 流されるだけの自分でいいの!? 読書で人生は変えられる
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新幹線の開通で新しい繁栄を生み出そう
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北海道新幹線の新青森—新函館北斗間が3月26日に開業する。
国内の移動時間をさらに短くし、日本全国をくまなく結ぶ動きが今後も続いていく。同じく北海道新幹線の新函館北斗—札幌間は2030年度、北陸新幹線の金沢—敦賀間は2022年度に開業予定であり、長崎新幹線の武雄温泉—長崎間も2022年頃の開業を目指しているなど、複数の路線計画が開通に向けて進行中だ。さらに、北陸新幹線の敦賀—大阪間も5月には候補ルートが絞り込まれる。
1月25日には四国を経由して大阪市と大分市を結ぶ四国新幹線の開通を目指すシンポジウムが開催されている。事実上計画が凍結されている四国新幹線だが、この初会合には約400人が出席した。さらに、新幹線さくらの鹿児島ルートとつないで九州を一周する東九州ルートの開通を目指す「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」は、新幹線開通のための調査を進めている。
◎交通革命は経済発展のきっかけになる
経済学者のシュンペーターは、「馬車から鉄道へのイノベーション」が近代市民社会を生み出したと指摘している。昭和30年代には小回りのきかない鉄道の高速化は時代錯誤だという批判もあった新幹線だが、今では日本の高度経済成長期のシンボルの一つだ。
◎大きな効果をもたらした北陸新幹線
昨年3月に開業した北陸新幹線は、石川、富山両県に予想以上の活況をもたらした。開業から半年間の利用客数は、前年同期の在来線特急利用客数と比べ約3倍増だった。石川県の兼六園の入園者数は、新幹線開業日から8月13日までの前年同期比で1.4倍の集客力を見せた。宿泊施設も好調な予約状況で、外国人観光客も非常に増えているという。また富山県の立山黒部アルペンルートの4〜7月の入り込み客数は前年同期比5.6%増加。宇奈月温泉の4〜8月の利用客も同39%増だった。
◎さらなる交通革命で、魅力的な日本のPRを
互いの地域がより身近になり、物流速度と人の移動速度等が上がると、仕事もスピードアップする。新幹線空白地帯である北海道や四国などが他の経済圏と結ばれるようになれば、今までになかった経済的恩恵を日本全体にもたらす可能性が高い。
新幹線以上のスピードで走るリニア新幹線については、1月27日に品川駅のホーム工事の起工式が行われた。JR東海の柘植社長は同駅について「世界有数の交通の結節点、ビジネスの大拠点になる」と語った。リニア新幹線東京—大阪間が開業すると、移動時間短縮による出張等の効率化で生産コストが下がり、世帯の消費が拡大することで見込まれる生産額の上昇は1年あたり8,700億円に換算されると試算されている。
訪日観光客が増加しており、2020年にはオリンピック開催も予定されている日本にとって、新幹線開通で国内移動がスムーズになることは、海外からの観光客への強いPRになるだろう。地方に観光客を呼び寄せるためにも交通の利便性は重要だ。日本各地で交通革命が実現し、より活発でより魅力的な日本になっていくことが楽しみだ。(HS政経塾 表奈就子)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『松下幸之助日本を叱る』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=101
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2016年01月17日付本欄 2015年のヒット商品は「感動」がキーワード
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2016年01月09日付本欄 人工衛星・ロケットの打ち上げ、新幹線開通 2016年は北海道に注目
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2015年03月14日付本欄 北陸新幹線開業が「時間」「富」を生み出す 交通革命で日本の未来を切り開け
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2014年11月03日付本欄 2020年までに東京—大阪間にリニアを 求められる壮大なビジョンを実現させる政治家
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ブータン政府は6日、同国のワンチュク国王(35)とジェツン・ペマ王妃(25)の間に第1子となる男の子が誕生した、と発表した。5日に首都ティンプーの王宮で生まれ、出産に国王も立ち会ったという。母子ともに健康といい、王室は「深い喜びに包まれている」との声明を出した。
国王夫妻は2011年に結婚。結婚後初の外遊先に日本を選び、東北の震災被災地などを訪問。大きな注目を受けた。ヒマラヤの山国ブータンは、国造りに「GNH(国民総幸福)」を掲げていることで知られる。(貫洞欣寛)
朝日新聞社
気象庁によると、7日10:09頃、茨城県北部を震源とするM4.3の地震があり、茨城県高萩市で震度4の揺れを観測しました。
この地震による津波の心配はありません。
■発生事象
発生日時 :2月7日10:09頃
震源地 :茨城県北部(北緯36.7度、東経140.6度)
震源の深さ:約10km
地震の規模:M4.3(推定)
■震度3以上が観測された市町村(*印は気象庁以外の震度観測点)
【震度4】
茨城県:高萩市下手綱*
【震度3】
茨城県:日立市助川小学校*、日立市十王町友部*、常陸太田市大中町*、高萩市安良川*、北茨城市磯原町*、大子町池田*
福島県:白河市表郷*、矢祭町戸塚*、矢祭町東舘*
レスキューナウ
清原容疑者が覚せい剤で逮捕 苦しみを乗り越える人生観とは
http://the-liberty.com/article.php?item_id=10881
元・球界屈指の大打者に何が起こったのか。
西武や巨人、オリックスで活躍した、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反で逮捕され、その様子が連日報じられている。同容疑者は「覚せい剤は私の物に間違いありません」と容疑を認めているという。
通算成績は2122安打、525本塁打(歴代5位)。「無冠の帝王」と呼ばれ、主要な個人タイトルには縁がなかったものの、ここ一番での勝負強さは、球界随一だった。
2000年の巨人在籍時には、長嶋茂雄監督の下、高橋由伸や松井秀喜らとともに「ミレニアム打線」の一翼を担う。王貞治監督率いるダイエー(現ソフトバンク)との「ON対決」を制し、巨人の6年ぶりの日本シリーズ優勝に貢献した。
2008年に現役にピリオドを打つまで、清原容疑者の23年間の野球人生は、間違いなく球史に残る輝かしいものだったはずだ。そんな彼だからこそ、今回の逮捕は栄光からの転落と言える。
実は、2014年にも清原容疑者には薬物使用の疑いがかけられていた。同年9月には、離婚している。
清原容疑者は当時の状況について、「息子の存在がなければ、この世にはいなかった」とテレビ番組内で語っている。家族や仕事を失い、自殺まで考えるほど心は荒れていた。自分を見つめ直すために、2015年、四国霊場八十八カ所を巡るお遍路にも挑戦した。
しかし、清原容疑者の心の闇は晴れなかったようだ。
◎自尊心を取り戻す刑務所でのセミナー
心の苦しみを癒すには、何が必要なのか。
そのヒントとなりそうなものが、フィリピンとハワイで幸福の科学が行っている取り組みにある。現地では、刑務所の受刑者たちに心の教えを伝えるセミナーを行っている。
幸福の科学・アンティポロ兼タイタイ支部(フィリピン)の鶴丸千夏支部長は、現地の刑務所とリハビリテーションセンターの計3カ所で、それぞれ毎月1回ずつ、幸福の科学の教えをもとにセミナーを開いている。
最近では、継続して参加する受刑者が特に増えており、セミナーは他宗の信者からも評価されているようだ。セミナーに継続して参加しているキリスト教の元牧師は、「刑務所には多くの宗教者が布教に来るが、幸福の科学の教えが一番分かりやすくい。もっと学びたい」と参加者の前で語ったという。
鶴丸氏は受刑者について、「本当に正しい教えに出会っていれば麻薬などに手を出すことはなかったと思われる方も大勢います。各刑務所で受刑内容や背景も違うので、セミナーもそれに合わせて内容を変えています。中には"無法地帯"の刑務所もあって、セミナーが救いの場になっています。セミナーで人生が好転する実感を得る方も増えてきました」と語る。
幸福の科学・ハワイ支部のアルフレッド・グランディソン支部長も、月に1回、現地の刑務所で、セミナーを開いている。以前、毎週水曜日に、30~50人の受刑者を対象に90分のセミナーを開いていた頃、更生し刑務所から出た元受刑者が、支部を訪れたという。
「ドラッグで刑務所に入っていた方が支部にいらっしゃったのですが、あまりの変わりように気づきませんでした。別の日には、レストランでウエイトレスに声をかけられました。彼女も刑務所から更生して出てきた人で、幸福の科学の教えは自尊心を取り戻すのに本当に役に立ったと感謝されました。この教えは本当に人生を変えていると実感しています」
刑務所に入る理由はさまざまだが、支部長らの話からは、人生の意味を知り、自尊心を取り戻すことで更生する人が多いことがうかがえる。
◎人生は、何度でもやり直せる
幸福の科学には、「人間の本質は霊であり、人間は転生輪廻を繰り返しながら魂を磨いている存在」「人生で罪を犯すことはあっても、反省することによって許され、失敗を魂の糧にできる」という霊的人生観の教えがある。人生は、何度でもやり直せる。
こうした霊的人生観から考えると、挫折は、人生の砥石のようなものでもある。清原容疑者にも、本当の反省によって苦しみの原因を突き止め、克服し、自尊心を取り戻して、今後何らかの形で野球界に貢献してほしい。第二の人生の成功を願いたい。(冨野勝寛)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『永遠の生命の世界』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=139
幸福の科学出版 『「アイム・ファイン!」になるための7つのヒント』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1616
【関連記事】
2009年12月号 なぜ薬物はダメなのか
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2014年7月13日付本欄 宗教は"アヘン"から人を救う 「脱法ハーブ」で相次ぐ交通事故
http://the-liberty.com/article.php?item_id=8127
2015年3月28日付本欄 スザンヌ離婚は産後クライシス? 離婚は「性格」ではなく「知識」の問題
http://the-liberty.com/article.php?item_id=9417
日本では官民挙げての外国人観光誘致作戦が成果を上げ、昨年の外国人訪問客は前年比47%増の1973万人を記録した。中でも中国人が倍増の499万人でトップだった。2位が韓国人で前年比45%増の400万人だった。
もちろん過去最高だ。日韓関係の悪化にもかかわらず、韓国人の日本旅行はむしろ増えているのだ。
これに対し日本人の韓国訪問は激減している。昨年は前年比19%減の184万人だった。2003年以来の最低である。日本人の海外旅行客が減っているわけではないので、韓国行きの激減は異様である。
何が原因か。過去最高は2012年の352万人だから、その後の3年間に急減したことになる。これはちょうど朴槿恵(パク・クネ)政権時代にあたるが、この時期に日本人の対韓感情が急速に悪化したことを意味する。
この3年間に日本人が韓国嫌いになった理由としては、慰安婦問題をはじめ過去への執拗(しつよう)なこだわり、中国と一緒になっての日本批判、世界中に日本の悪口をいって回る“告げ口外交”などが挙げられる。日本人もバカではない。マスコミの“安倍たたき”を含め、あれだけのべつまくなしに日本非難をやられたのでは韓国にイヤ気がさす。民族感情や自尊心は韓国人にだけあるのではない。日本人にもあるのだ
米軍は今月に入り、陸軍第75レンジャー連隊などの特殊部隊を韓国にローテーション配備したと発表した。同部隊は、イラク戦争やアフガニスタンでの戦闘に投入され、敵の要人を暗殺する「斬首作戦」などを担ってきた。
(参考記事:在韓米軍、「金正恩斬首」の特殊部隊を配備)
隠密行動が求められるこうした部隊の配備が発表されるのは異例であり、これが核・ミサイル問題を巡る対北圧力の一環であることは間違いない。
韓国では昨年から、金正恩氏らに対する「斬首作戦」の導入が議論されている。まず、韓国陸軍特殊戦司令部(特戦司)が、国会国防委員会に提出した資料を通じて、「敵(北朝鮮)の戦略的核心標的を打撃するための特殊部隊の編成を推進している」と明らかにした。一方、韓国空軍は同様の資料で、来年にも戦闘攻撃機KF-16に遠距離から北朝鮮領内を隅々まで攻撃できる能力を付与すると明らかにしている。
こうした動きの背景には、金正恩体制が存続する限り、もはや対話で核・ミサイル問題などを解決するのは無理なのではないか、という軍部や政界内部の空気がある。
そして、対話に絶望しているのは金正恩氏の方も同様だ。同氏の「核の暴走」が加速する一方なのは、国際社会から人権問題で追い詰められているからだ。
(参考記事:北朝鮮「核の暴走」の裏に拷問・強姦・公開処刑)
そして、国連において北朝鮮の凄惨な人権侵害を暴いたのは、日米韓やEUである。これらの国々は、北朝鮮が核開発をやめたとしても、政治犯収容所などで日々行われている蛮行を見逃すわけにいかない立場にある。
(参考記事:赤ん坊は犬のエサに投げ込まれた…北朝鮮「人権侵害」の実態)
今後、日本や米国との国交正常化など見込めないことは、いいかげん金正恩氏も理解したころだろう。だからこそ、ヤケクソ半分で「核のボタン」を押してしまうのだ。
そして、対話による問題解決が不可能であると判断されれば、実力による北朝鮮の「レジーム・チェンジ(体制変更)」がおのずと視野に入ってくる。
米軍の韓国への特殊部隊配備は、現段階では「ポーズ」に過ぎないかも知れない。しかし近い将来、その動きが「ホンモノ」になる可能性は、低くないのだ。
毎日新聞 【台南(台湾南部)鈴木玲子】台湾南部で6日未明に起きたマグニチュード(M)6.4の地震で、台湾当局は少なくとも14人が死亡、484人が負傷したと発表した。死者のうち12人は、台南市で倒壊した16階建てビルにいた。このビルでは100人以上が家族と連絡がとれていない。死傷者はさらに増える可能性がある。
震源の高雄市に隣接する台南市永康区では、16階建てのビルが完全に横倒しになった。付近住民によると、低層階は家電量販店などで、中高層階は集合住宅になっている。6日夜までに257人が救出されたが、生後10日の乳児ら12人が死亡し、74人が負傷した。
ビルは築20年以上。住民登録によると96世帯、256人が住んでいたとされる。しかし、発生当時はそれを上回る人がいたとみられる。台湾中央通信によると、6日深夜の時点で子供47人を含む149人と連絡がとれていない。ただ、台南市幹部は本人が病院に搬送されたことや外出していたのを家族が知らない可能性もあると説明している。
ビルは周辺の建物と比べ被害が突出している。コンクリートに複数の料理油の缶が埋め込まれているのも見つかっており、台湾メディアによると、施工不良を疑う専門家もいる。陳威仁・内政部長(内相)は手抜き工事などの疑いもあるとして調査する方針を示した。
揺れは台湾のほぼ全土で観測され、雲林県で震度6(日本の震度6に相当)、台南市で震度5を記録した。台湾当局によると、台南市内で計9棟が倒壊、5棟が傾く被害が出ているが、永康区のビル以外の捜索は終了した。台南市の気温は10度近くまで下がっており、夜を徹した救助活動が続いている。
WoW!Korea 北朝鮮が、IMO(国際海事機関)に長距離ミサイル発射の予定期間を7~14日に修正通告した事実が明らかになった中、ミサイル発射場のある東倉里(トンチャンリ)の天気は当分良さそうだ。
韓国気象庁によると、7日の東倉里地域の天気は中国・上海付近にある高気圧の影響で晴れるが、北西の風がやや強く、午後には雲が出てくるという。
8日は気圧の谷の影響を受けて曇り、雲が多いが雨が降る確立は高くない。
気象庁は「16日まで東倉里地域の天気がだいたい晴れで、雲は多少出る」とし、「ただ11~12日の間と13日に雪・雨が降る可能性がある」と予測している。
韓国軍当局は、北朝鮮のミサイル発射場のある東倉里の天気が7日と10日が一番良いと確認し、7日にミサイルを発射する可能性もあると判断したという。
夕刊フジ 【堕ちた薬物番長】覚醒剤を所持したとして、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)。警視庁組織犯罪対策5課が東京都港区東麻布の自宅マンションを急襲したとき、清原容疑者は左手に、覚醒剤を使用する際に使う注射器を持ったままだった。
違法薬物に溺れた球界のヒーロー。汚れた身でありながら、清原容疑者には結婚を考える20代の恋人がいたという。人生の再スタートを切る直前の現行犯逮捕だった。
警視庁によると、2日夜に家宅捜索した際、清原容疑者は注射器1本を手に持っていた。リビングのテーブルの上と台所の戸棚にも、それぞれ1本ずつ注射器が裸で置いてあり、寝室の床では、黒ずんだガラスパイプ1本が見つかった。
清原容疑者は「注射器やガラスパイプは覚醒剤をやるときに使っていたものです」と供述し、5日には尿から覚醒剤の陽性反応が出たことも判明。捜査関係者によると、パイプの黒ずみ具合などからも同容疑者の常習性が強く疑われるという。
違法薬物まみれの身だというのに、清原容疑者には真剣に結婚を考える女性がいた。事情を知る関係者がこう証言する。
「清原容疑者と交際していたのは、銀座7丁目のクラブでアルバイトをしていた20代前半の女性で、都内の大学に通う一般人。これまで清原容疑者が付き合ってきた人とは違うタイプで、同棲(どうせい)に近い状態で結婚の話も出ていたと聞いている」
今回の逮捕で、清原容疑者は栄光と功績のみならず、人生の再スタートを切るはずだった伴侶も失う可能性がある。
堕ちた球界のヒーローは一体どこで違法薬物を覚え、溺れていったのか。転落劇の背景を探れば探るほど女と酒、奇行のエピソードに突き当たる。
「普通じゃなかった」
昨年10月ごろ、清原容疑者を六本木の飲食店で見かけたという飲食店関係者はその様子をこう振り返る。キャバクラ嬢らしき女性を数人従えて来店した同容疑者は、その場で不可解な言動を繰り返していた。
「男性店員の股間に向かって空気銃を撃って悦に入ったり、厨房(ちゅうぼう)から包丁を持ち出して机に突き刺したりもしていた。突然、『幽霊が見える』と言いだしたときにはその場の空気が凍り付いた」(飲食店関係者)
関係者によると、清原容疑者は睡眠薬や精神安定剤も常用していたといい、その影響なのか、足元がおぼつかない状態になったりすることもあったという。
夜の街でのエピソードはこれだけではない。
「行きつけのショーパブで脱いで暴れたりすることもあった。キャバクラに勤務するお気に入りの女性店員にストーカーまがいの行為をしてトラブルになったこともある」とは別の関係者。
浮名には事欠かず、「離婚以前から不倫関係にあったとされるのが、銀座の高級クラブに勤務する40代のベテランホステス。閣僚経験のある大物議員が通う高級クラブの40代のホステスとも噂があった。ただ、2人とはすでに関係が切れているようだ」(事情を知る関係者)。
違法薬物との接点に関しては、「“夜の女性たち”との交遊の中でクスリを覚えたのでは」との証言を得た。
清原容疑者を知る芸能関係者は「彼は、西武(ライオンズ)時代から銀座に出入りして、高級クラブに勤務する女性たちと何度も浮名を流した。彼は年上のスラリとした女性が好みで、付き合った女性の中にクスリの常習者がいて、それが彼の覚醒剤使用をエスカレートさせたともいわれている」と話す。
警視庁の調べに清原容疑者は「誰かと一緒に使用するためでも、譲るためでもない。自分で使うために持っていた」と供述。あくまで1人で使用していたと主張しているが、一緒に使った人物はいなかったのか、警視庁は徹底捜査している。