http://the-liberty.com/article.php?item_id=12957
《本記事のポイント》
・「マスコミが直接、人々の世論をつくっている」と思われがち
・世論を動かすのは、実は「少数の個人(オピニオン・リーダー)」
・現代は「友人・知人」が最強のメディアと言われている
「世の中を変えたい」「世論を変えたい」という気持ちを持っている人は、「世論というものは、どのようにつくられていくのか」ということに関心があるのではないでしょうか。
実は、世論が動くメカニズムについては、社会学などで長く研究されてきました。本記事では、そうした研究などで言われている、「世論を動かすのは、マスコミではなく、少数の情熱だ」という事実について、ご紹介します。
◎世論はマスコミが直接つくるのか!?
私たちの多くは、「世論というものは、マスコミが直接大衆に植えつけるもの」というイメージを持ちがちです。
実際に、昔のマスコミ研究では、そのように考えられていました。
この理論を、「魔法の弾丸理論」「皮下注射理論」と呼びます。「メディアから発信された政治的な意見は、あたかも魔法の弾丸のように、又は、あたかも皮下注射をするように、一人ひとりの頭の中に"直接"届けられる」という理論です。
しかしその後、研究が進むと、「世論はもっと別のメカニズムで動くのではないか」と言われるようになりました。
◎オピニオン・リーダー仮説
それが、「オピニオン・リーダー仮説」というものです。
「オピニオン・リーダー」という言葉を聞いたことのある人は多いでしょうが、実はこの言葉は、「世の中を変えるリーダーになろう!」という人材論などから生まれてきたものではありません。「いかに世論がつくられるか」という研究の中で生まれた、社会学用語なのです。
ラザース・フェルトというアメリカの社会心理学者は、フランクリン・D・ルーズベルトが生まれた1940年の米大統領選で、人々の投票行動について調査を行いました。
その結果、意外なことが分かりました。投票先を決めたり、投票先を変えたりするきっかけになったのは、マスコミ報道やメディアに流れた陣営の宣伝よりも、誰か熱心な人との会話だった、というケースが圧倒的に多かったのです。
そして「もろもろのアイデアは、しばしばラジオや印刷物からオピニオン・リーダーへ、そしてオピニオン・リーダーからあまり活動的でない人々へと流れる」という理論が生まれました。この理論は「二段の流れ仮説」と呼ばれることもあります。
つまり、世論を動かすにあたって大きな役割を果たすのは、マスコミよりも、強い意見と熱意を持った少数の個人、つまり「オピニオン・リーダー」だということです。
それは、会社の上司かもしれないし、特に政治に熱心な飲み仲間かもしれない。家族の誰かかもしれません。
◎マスコミの力は強いけれど……
もちろん、マスコミが世論に及ぼす影響力は強大です。
特に、「今、世の中全体で何を問題とすべきか」「何を争点とすべきか」を決める「課題設定機能」は、マスコミが持つ巨大な力と言われています。
また、元々政治的な意見を持っている人も、マスコミに影響を受けます。例えば、「フランス大統領選のルペン候補は、右翼でありけしからん!」と思っている人は、テレビで「いかにルペン氏が過激か」という放送をやれば、しっかりと耳を傾け「そうだそうだ!」と、自分の意見をさらに強めるでしょう。
◎マスコミは意見を煽れても、ひっくり返せない!?
しかし、そもそもフランス大統領選に興味の無い人は、テレビでいかに大きく大統領選の特集を組んでいようと、「情報が右から入って、左から出て行く」という具合でしょう。
そんな人であっても、友人や家族が「ルペンが大統領になったら大変だ」と話しているのを見れば、「フランス大統領選って、話題にすべき大事なことなんだ」「ルペンって過激なんだ」という、関心や、"意見らしきもの"を持つようになる。
つまりマスコミは、すでにある意見を増幅することはできても、人の意見をひっくり返す力は弱い。世論をつくる力を持つのは、やはり情熱を持つ個人なのです。
◎近年さらに際立つマスコミの「弱さ」
この理論が生まれたのは、そうは言っても、まだマスコミの影響力が強い時代でした。近年になると、「オピニオン・リーダー」の重要さ、マスコミの無力さは、さらに際立ち始めています。
その象徴が、9割以上のメディアを敵に回しながらも、大統領選に勝利したドナルド・トランプ氏でしょう。世論は、驚くような露骨さでマスコミを無視しました。
背景には、マスコミへの信頼が失われてきているということがあります。
最近は世界中で、意見が分かれるような問題に対して、メディアがどちらか片方を担ぐような報道をすると、逆に不信感や反発を招くという「逆効果」が見られています。
日本においては、女優・清水富美加さんが出家した際、一方的にバッシングを行ったワイドショーに対して、メディア側の予想を超えたような反発が、世間で巻き起こりました。
◎情報爆発がマスコミを弱らせる
マスコミの影響力低下の背景には、インターネットによる情報爆発もあります。
ある調査によると、1995年から12年間で、世の中に流れる情報量は637倍になったことが分かっています。人ひとりが処理できる情報量はほとんど変わっていないにも関わらず。
こうした環境の変化の中で、人は自分の頭をパンクさせないため、自然と情報を「スルー」する力を発達させたと言われています。目に入るメディアや広告などの99.996%を無視するというのです。
◎最強のメディアは「知人・友人」
そんな中、最強のメディアは、むしろ「知人・友人」になっていると言われています。
人はテレビから流れてくる、どんな秀逸なキャッチコピーも、無視するときは無視します。それにも関わらず、知人や友人が対面やSNSでつぶやくどんなたわいのない話にも注目したりするのです。
マーケティングの世界でも、「テレビや新聞、街頭のビジョンなどに流す広告は、原則、効かないと考えるべき」という意見が増えています。
むしろ、社会学用語だった「オピニオン・リーダー」という言葉は、マーケティング用語として取り入れられ、「いかに少数の熱狂的なファン(オピニオン・リーダー)をつくるか」が戦略の中心となっています。
だから企業も、大量のお金を出して広告を打つよりも、何人かのブロガーを集めてこぢんまりとしたイベントを開催し、最新の商品を体験してもらったりする。
彼らがブログなどで口コミを発生させれば、マスコミ広告よりも、はるかに効果が高いと考えているのです。
メディアが発達し、情報が増えてきたからこそ、商業でも、政治でも、少数のオピニオン・リーダーの情熱やネットワークが、マスコミを凌駕する影響力を持つ時代になりつつあります。(馬場光太郎)
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《本記事のポイント》
・ 宗教で「人々の幸福感を上げる」「人が正直になる」などの研究
・「宗教が精神病を治す」という研究も
・ 信仰心はこの世を善良にする
あの世や神仏の存在は、「学問」では証明されていません。しかし、宗教が人や社会を幸福にすることは、ある程度証明されています。本欄ではその一部を紹介します。
(1)大阪大学——「寺院・地蔵・神社」が近所にあった人は幸福
まずご紹介するのは、「宗教は幸福感を上げる」という研究です。
大阪大学で行動経済学を研究している、大竹文雄教授らの統計分析によると、「子供のころに近所に寺院・地蔵・神社があった人は、そうでない人よりも、幸せを感じている」ということが分かりました。
また、その幸福度合いの差は、「所得が55.4万円増えたときの幸福度合いの増加分」に相当するといいます。
幸福感が増す理由についての分析はこういうものでした。
まず、寺院・地蔵などの存在により、「神仏や死後の世界(来世)の存在というスピリチュアルな考え方」を持つようになります。
そのために人々は、「天は悪事を知っている」と考えている割合が高くなります。論文では、「鳥居のミニチュアやお地蔵さんを設置すると、ごみの不法投棄が減る」という事例にも触れられています。
また、「他の人のためになること(公園のゴミ拾いなど)をすると自分もうれしい」と考えるようになります。
結果的に、お互いが利他的になるために、人々の幸福感が高まる、というのです。
(2)ハーバード大学——宗教は社会をよくする"資本"である
この「宗教は幸福感を上げる」という研究が最も盛んなのは、アメリカです。
上の研究の元になっているのは、ハーバード大学の有名な政治学者、ロバート・パットナムという人の研究です。それは「地域の顔の見える付き合い」が、人々の幸福感どころか、所得までをも増やすというもの。その代表格として、宗教と人々の幸福感との因果関係について、多くの研究があります。
こうしたつながりを、経済学では「社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)」と呼びます。平たく言えば、「宗教は、社会をよくするための"資本"」ということです。
(3)トロント大学——「十戒」で人が正直になる
「宗教は人を正直にする」という研究もあります。
カナダの"東大"、トロント大学で行動経済学を研究しているニーナ・マーザーらは、「被験者にパズルを解かせて、自己採点させる。報告した成績に応じて報酬を与える。その際、どれだけ点数を水増しするか」を見る実験を行いました。
その結果、「事前に『モーセの十戒』の項目を書かせた人たちは、水増しが少なかった」という実験結果が出ました。
宗教に触れると、「見られている」という意識が働き、人は正直になると分析されています。
(4)ロンドン大学——宗教で「うつになりにくい」
「宗教がうつ病を防ぐ」という研究もあります。
ハイエクなどが所属していたことで有名なロンドン大学(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)は他機関と協同で、膨大な統計分析を行いました。
その結果、「宗教に所属してきた人々は、晩年になってうつになる確率が低い」という結論に達しました。
こうした結果を見て、「それは宗教のおかげではなく、コミュニティがあったからだ」と考える人も多いでしょう。しかし分析の結果、「政治活動や他のボランティアなどに従事していた人は、晩年になってうつになる可能性が上がる」という結論も出ています。
何らかのスピリチュアルな要素が重要であることが分かります。
(5)ハーバード大学——宗教で「精神疾患」が治りやすくなる
「宗教が精神病を治す」という研究もあります。
ハーバード大学医学部は、精神疾患の患者の治療の経緯を「信仰レベル」に応じて分析しました。
その結果、「信仰がないか、わずかしかない患者は、信仰心が高い患者に比べて、治療の効果が出ない人数が2倍になる」という結果が出ました。
ハーバード大学医学部講師でありマクリーン病院の臨床医でもあるデビッド・ロスマリン氏は、「この研究結果は、治療とスピリチュアルな生活が密接な関係にあることがわかる重要なものだ。多くの人々の役に立つようこの研究がもっと大きなものとなることを望む」と語っています。
◎信仰心はこの世を善良にする
大川隆法・幸福の科学総裁は著書『伝道の法』で、「信仰心には、実は、『この世を善良にし、道徳的に推し進めていく力』があるのです」と語っていますが、まさにその通りのことが学問的にも証明されています。
「宗教は不幸な人がすがって、気を紛らわせるもの」「宗教は人生を悪くする」といった、日本の間違った常識は、正していく必要があります。(馬場光太郎/幸福の科学出版)
【関連記事】
2014年12月23日付本欄 「神などいない」にどう答えるか 無神論者に伝えたい5つのこと
(前編) http://the-liberty.com/article.php?item_id=8969
(後編) http://the-liberty.com/article.php?item_id=8973
日本列島、および日本文明「ムー(大陸)の正統な後継者』であって、残念ながら、
中国文明や韓国、韓国半島のほうから文明をいただいた末裔というか、そういう属国的なものではなかったということです。これは、はっきり申し上げておきたいと思います。
「日本と言う国は、中国や韓国、北朝鮮がある前から存在する国であって、ムー帝国の本当な正統な嫡流をひいているものであるし、その国を治める神も、実は、世界神から直接に指導を受けている存在であるのだ」
太陽信仰は世界をめぐるものであったのです。
「東からのぼり、西に沈む」のが太陽ですので、東の国は日本なんですよ。
「日本からのぼって、西に沈む」ということで、全世界を照らす。これが「天照信仰」なんです。
そのように、「日本の国を一つにまとめ、融和させながら世界も照らそう」という気持ち、
この気宇壮大な気持ちを持っていた教えが天照信仰であるわけです。
内容紹介
自信と誇りを復活させる、
厳かなメッセージ。
太陽を、再び昇らせるために。
▽日本の主宰神の秘密と天照信仰の本質
▽中国や朝鮮半島が由来ではない
ムー文明の流れを引く日本文明の真実
▽天照大神、天御中主神、天御祖神の関係とは
▽現代の北朝鮮・中国問題にどう立ち向かうか
目次
まえがき
1 オオヒルメノムチと天照大神の関係とは
2 天照大神とはどういう存在なのか
3 日本国民へのメッセージも含めて、オオヒルメノムチのお考えを訊く
4 日本文明のルーツはどこか?
5 オオヒルメノムチがいた時代の生活について
6 太陽信仰とその大本の神とは
7 オオヒルメノムチの霊力とは
8 天照信仰の成り立ちについて
9 オオヒルメノムチから日本国民へのメッセージ
10 日本の国に対して自信を持て
あとがき
◆戦後の日本は本当に平和なのか?
日本は戦後、戦争の無い「平和な国」になりました。しかし本当に、日本は「平和」になったと言えるのでしょうか?
学校では「いじめ事件」が続き、今年に入ってからも、奈良、長崎、山口、名古屋等で「いじめ」を苦にした自殺(未遂)が立て続けに起こっています。
戦争の無い日本で、子供達が次々と自ら命を絶つことは異常と言うほかありません。
自殺者については日本全体の推移で見ると 昨年2012年が2万7766人で15年ぶりに3万人を下回ったものの、1998年から14年連続で3万人を超えていました。(3/14 時事)
年間に平均3万人としてそれが14年続いていれば、この間、自殺者の人数だけで複数の地方都市が消滅した計算になります。
こうした日本の現状は、戦争がない「平和な国」とは言いがたい現状です。
◆信じられない事件
もっと遡って戦後を見てみるならば、1980年以降、信じられない事件が起こるようになりました。
例えば、母親がドラム缶で幼児を殺した事件がありましたが、当時の社会党は加害者の母親を「育児の被害者だ」として擁護しました。
また、親を殴り殺した「金属バット事件」等、子が親を殺す事件も起き続けています。
最近では、広島で少女ら数人が少女に暴行を加え殺害、遺体を遺棄した事件が起きました。その後の報道では事件を起こした加害者の少女たちは、被害者の財布まで奪ったことが明らかになっています。
親が子を虐待したり、子が親を殺したり、友人を暴行死させたりする事件が普通に起こっている現代の日本を、本当に「平和」と言うことが出来るのでしょうか?
◆戦後の日本が失ったもの
戦後日本は、何か「大切なもの」を失ってしまったのです。
その淵源は「戦後教育」にあります。
先の大戦で、世界を相手に戦った日本を、再び世界の脅威とならないよう米国占領軍は、日本の精神を骨抜きにしようとしました。
その中の一つが「墨塗り教科書」です。「墨塗り教科書」で「神仏を敬う心」「親孝行」などを「軍国主義」の原因と決め付け、その内容が書いてある部分を墨で塗りつぶし、否定させたのです。
教師は子供たちに教える「価値観」を失い、子供たちは教科書を墨で塗りつぶす度に、大切な精神性が消えていきました。
占領軍は、日本の教育の主導権を、唯物主義を信奉する「日教組」に渡しました。
日教組教育の「人間観」は「偶然にこの世に産み落とされた存在である」ということを根底にしています。
ここからは「自己の生命の尊さ」も、「神仏を敬う心」も、「他者を愛する宗教的情操」も、「祖先から受け継がれてきた歴史に対する尊敬」も生まれては来ません。
その結果、戦後の国民は、拠り所のない「根無し草」のように流れていく存在に成り果てました。
まさに、このような価値観こそが、昨今のいじめ事件や青少年犯罪の淵源にあるのです。
◆自己の尊さと日本の誇り
しかし、人間とは神仏が創った尊い存在であり、永遠の生命を持ちこの世とあの世を転生しながら魂の修行をしている存在です。
その中で、親との深い縁があって生まれてきたのであり、そこから神仏を敬い、親孝行の心も生まれて来たのです。
そして、自分が生を受けたこの日本の歴史を愛し、過去の先人を尊敬するからこそ、誇りを持って先人に恥じない生き方をしようという心が芽生えてくるのです。
大川隆法総裁は『政治革命家 大川隆法』の中で下記のように説かれています。
「『神仏を信じない』ということが、結局、『国としての誇り、国民としての誇り』を失うことにつながっていくのです。要するに『誇りを失った国民、誇りを失った国民は滅亡に至る』というのは歴史の必然だからです。
『誇り』を支えるのが、じつは『信仰心』であり、『自分は神仏の子である』という尊さの自覚なのです。」
◆「宗教政党」の意味
釈量子新党首となり、幸福実現党は「宗教政党」としての打ち出しを強めています。
幸福実現党が「宗教政党」を堂々と名乗る理由は、ここにあります。それは、決して一宗一派の利益のために「宗教政党」を名乗っているわけではありません。
国民が「神仏の子」としての尊厳、「日本の誇り」を取り戻し、日本に生まれた使命を果たすことこそ、「幸福」の基盤となるからです。
古より日本人が当たり前に大切にしてきた「神仏を尊ぶ心」を日本の柱に据える事は、日本を復活させる最も根本的な課題なのです。(文責・政務調査会・佐々木勝浩)
「人間としての信用をつくるのに、
いちばん大事なスタート点は何か」というところに話を持っていくと、
それはやはり、
「善悪を知る心を養えているか」ということだと思います。
『夢は叶う』 P.87
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「人間とは、その人の持つ『志』そのもの」と説かれています。
志とは、「自分はこう生きたい」という夢や理想です。
ではなぜ、志が必要なのでしょうか?人間には、心に描いているビジョンを実現する力があります。
その力を自分のためだけでなく、もう一段大きな理想に目覚めて国や世界の幸福のために使っていくことが大切なのです。
その手本となるのが、大きな志を持って生きた偉人の姿です。 ぜひ、書物をひもとき、彼らの情熱や行動力の源泉となった「志」を学んでみてください。
志があれば、自分が今日、何をなすべきかが明確になり、時間を有効に使えるようになります。
人生は長いようで、平均するとわずか2万数千日。
「一日一生」の姿勢を忘れず精進し、
出会う人すべてに学んでいくことも重要です。
人の好き嫌いをせず、相手の長所を見いだし調和を図ることが、心の器を広げる秘訣でもあるのです。
どんな環境でも、志を掲げて誠実に生きる。
そのためには、神仏を信じる純粋な心が必要です。
「真実の人」として、一歩一歩、着実に歩んでいきましょう。
(大川隆法著『愛、無限—偉大なる信仰の力—』第1章「真実の人生とは」56ページ
歴史上、成功した数多くの人々は、
才能においては一流ではなかった人々です。
才能においては一流ではなかったけれども、忍耐を重ね、
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人類史に偉大な一歩を築いてきたのです。
『智慧の法』P.40
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努力していても、まったく芽が出ない時代もあるでしょう。
しかし、どこかで何らかのチャンスをつかんで道が開ける、
あるいは、どこかでいい人との巡り会いがあってチャンスのドアが開けるなど、
人生にはいろいろとあるわけです。
それまでの間は、やはり、水鳥のように、
"水面下で水をかき続ける努力"
をしなければいけないということです。
『創造的人間の秘密』 P.184より