99歳になる祖母が居る。
昨日お年賀の蕎麦を持って、彼女の家を訪れた。
祖母は昼寝から起き立てのところで
俺の事も、今まで付き添っていた叔父の事も
「誰だい?」と言う始末。
徐々に時間が経過して思い出して来て
1時間後には、大体の事を思い出していたのだけれど、
俺はふと思ったんだ。
「こうやって忘れながら死んで行くのってイイなぁ」
ってね。
最近では「人生100歳時代」
と言われ出しているでしょ?
でも、実際どうなのだろうか?
「幸せ」って年月で測れるわけじゃあ当然無いし、
「健康寿命を重視する」のも分かるけれど、
確実に人間は死に向かっているからね。
俺は身体が弱かったので、子供の頃から
常に「死」というものを意識していた。
だから、「好きなことを思い切ってやろう!」
と開き直り、人の目も気にせず、自分らしく生きて来た。
だって、いつか死ぬんだ。
時間を無駄には出来なかったし、今後も無駄には出来ない!
祖母に会い、新しい発見があったよ。
彼女は
「随分来なかったじゃないか?」
と言った。
1週間前にも祖母の家には行って、
会っているんだけれどね。(笑)
忘れて行けばイイ。
そうすれば、死も安らかに訪れるハズだから。
《ジェリーズ・グループ代表 MASH》