「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

阪神淡路大震災の時、俺「MASH」はロンドンに居た。

2018-01-17 10:04:26 | 過去のハード・パンチ・コラム

阪神淡路大震災の時、俺はロンドンに居た。


前も書いた話だけれど、新しい読者も多いことなので

改めて書かせて頂きたいと思う。

 

23年前のこの日

俺は初のロンドンを、当時の彼女と楽しんでいた。

 

このニュースは当初「日本で大きな地震」という一報。

その後「東京で大震災」と伝わり、日本への電話は不通…

最終的に「日本大使館」で「阪神淡路大震災」と確認した。

 

今とは違って確かな情報も手に入り難い時代…

23年前の世界とは、そんな感じだったんだ。

 

大阪方面から来た日本人の女性たちグループが

同じホテルに宿泊していた。

朝食時にホテルのレストランで必ず一緒になったんだ。

 

電話は不通なので、さぞ不安だったのだろう。

泣きじゃくる人も居て、励ます人もこのグループには居た。

 

俺はその時から湘南、彼女は東京の人。

同情することしか出来ず、

「きっと、大丈夫ですよ!」

と言うことが精一杯だった。

 

3日位して、やっとロンドンにも映像が入る様になった。

そしてその頃、日本への電話もつながり始めた。

 

ただ、大阪方面から来ていた彼女たちの地域は

映像を目にし電話も不通のまま…

彼女たちの不安は増すばかりだった。

 

あれから、23年が経った。

俺の最初のロンドンへの旅行は

「彼女たちの不安顔」しか目に浮かばない。

 

時は流れ、「彼女たちの人生」は今、

どうなっているのだろうか?

 

その後ロンドンへ行き

ホテルで摂る最初の朝食には必ず

「彼女たち」そして「震災」を

鮮明に思い出すことになった。

 

《ジェリーズ・グループ代表 MASH》