「Jerry's Mash」のアナログ人で悪いか! ~夕刊 ハード・パンチBLUES~

「Jerry'sギター」代表&編集長「MASH & ハードパンチ編集部」が贈る毎日更新の「痛快!WEB誌」

「フクシマン土屋」の「イイトコ探訪 福島県!」(第二回) 田舎の共同浴場攻略 ~飯坂温泉~

2019-02-21 11:55:00 | 『フクシマン土屋』コラム集


こんにちは!
「フクシマン土屋」です

いやぁ~  
無事2回目ありました(笑)
MASHありがとう!

さて、今回から
いよいよ我がスペース
「福島」
を紹介していくことにするよ!


「なんと電車で25分!
駅を出ればそこはもう温泉街!!」

通勤時間よりも短い!
そんな温泉が?
はい!ココには、あります(笑)

そう、ご存知「飯坂温泉」です

今回は日帰り入浴を
「ローカル線」に乗って旅していきます。
(ちょっぴり「お得切符」あり)

そして地元の共同浴場とか興味はあるけど

「よそ者の自分にはちょっと入りずらいな…」

という方にも、どこでも通用する!
「とっておきの方法」
をお教えしちゃいましょう!


さて、ココで基礎知識!

福島市には
「高湯温泉」
「土湯温泉」
そして
この「飯坂温泉」
と3つの温泉地があります。

県庁所在地なのに、
これだけ「イイ湯」が有る!
って、なかなかすごいよね。

しかも車でお越しなら、
「福島駅」から一番遠い
「高湯温泉」でも30分ちょい!

ちょっと風呂入りに行くか=「温泉」

都心部では考えられないでしょ?
そんな贅沢な土地なんだ!
ココ福島市は。(笑)

今回旅する「飯坂温泉」へのアクセスには
「福島駅」から温泉地までを結ぶ
「飯坂線」を利用します。

コレ通称「いい電」


終着駅名が「飯坂温泉駅」。
もうそのまんま!
わかりやすいよね!

所要時間25分、
片道370円!
たったこんだけで、もう温泉街です!!

この「いい電」、新型車両になって
色々かなりパワーアップしているんだ。

「サイクルトレイン」って言って、
自転車を車内に持ち込めるんだよ!
MASHの様なサイクラーにも嬉しいハズさ。


「時間帯」や「駅」に制限はあるものの、
輪行派にも楽しめるのがイイ。

他にも
「車いすスペース」

「液晶車内表示器設置」
を強化して
「安心のバリアフリー化」
を実現!

車内放送の「二か国化対応」など、
都心に負けず、ローカル線も進化している!

コレだけじゃないぞ!
車内には楽しい仕掛けも

車両連結部には
温泉の「のれん」が掛けられていたり
窓には「温泉の四季」をイメージした
イラスト・ラッピングも!




コレで温泉地へ向かう気分も
否応無しに高まるのだ!

そして、終着駅のホームには
「ちょうちん」が下げられていて
夜には灯りがつき、雰囲気もグッド!

切符は日帰り往復なら
「いい電1日フリー乗車券」がお得。

なぜか800円で大人1名、
小学生1名、幼児2名が
「自由に1日乗り降りでき」て、
「共同浴場の入浴券」
までもが付いている!
という不思議な「激徳切符」だ。

コレでお父さんは家で留守番をし
「お母さんと子供たちで楽しんで来い!」
ということか?(笑)

さて駅を出れば、そこはもう本当に温泉街!
旅館やホテルが立ち並ぶ街並みは
古っぽく、どこか懐かしくて

「うわぁ~田舎の温泉へ旅しに来てる~」
って感じが満載!(笑)

いきなり温泉情緒を味わえます。

「日帰り入浴ができる旅館」
もたくさんあって、
「共同浴場」も9つを数える!

で、私「フクシマン」
がおススメするのは
やっぱり「特色ある共同浴場」でしょう!

その特色は2つ
ひとつは、「超ローカル!」

まさに「地元の人たちの日常の風呂」。
コレぞまさに、リアル社交場。
料金も200円~300円とリーズナブル!

もうひとつは、
そして最大の特色は
「熱いっ!!!」
湯温!

どれくらいって?

「もはや人が入る温度じゃないよね、
コレ、おかしいだろ!」

というレベルだ(笑)
(言い方が悪いですが敬意をこめての表現です)


今日チャレンジするのは
(あれ?チャレンジ企画になってる)
9つある浴場で、いちばん有名であろう
「鯖湖湯(さばこゆ)」だ!


この「鯖湖湯」と、
その後に新しく建て直した
「波来湯(はこゆ)」は
観光客向けになっていてね。
「波来湯」にはシャワーもあって
女性にも入りやすいぞ!

ちなみに
「飯坂温泉 湯めぐりマップ」
なるものがあってその説明によると、
「波来湯」は
「温(ぬる)い湯」と「熱い湯」の2つがあり
温い湯は☆1つ、熱い湯は☆3つ。

☆1つは42℃、3つは45℃。
てことは?
45℃!? おいおい(汗)

「鯖湖湯」は…
☆4つ!
46℃~47℃!
まじかよっ(大汗)

なんと9つの共同浴場のうち
☆5つが5ヶ所、48℃以上!

そう、これこそが
「飯坂温泉」の特色なんだ!
「飯坂は♨熱いよね~!」
は福島で共通認識(笑)

で「鯖湖湯」は、
松尾芭蕉が湯につかったと伝えられていたり
「日本最古の木造建築共同浴場」
だったということで、
「飯坂温泉」のシンボル
として親しまれてきたんだって。

平成5年に建て直された施設は
当時の面影をそのままに残した造りで、
共同浴場でも人気なんだ

☆4つにビビりつつ…行ってみよう
(駅から10分もかからない)

外観は文句なしで良い!
「うわぁ、ここ入ってみたい!」
って思っちゃう。

内側はオープン!
広めの浴場は脱衣所との仕切りがない。
着替え中はちょっと恥ずかしいかも…。
でも外光が入って明るくて、
内湯でもとても開放感があるね

いよいよ入浴。
湯を動かさないようにそ~と(笑)
もう、よそ者の素人だってバレバレ。
でも熱さと格闘しながら必死なんだよ。

なんとか肩まで浸かる。ビリビリきてる。
隣の人よ!湯を動かさないでくれ!(笑)
オレはこれでも普段から熱い湯好き。
なんとか入れる、どうよ。。。

達成感もつかの間。
話を聞くと、
「人の多い時間は湯温は下がっている」そうだ。
加水でうめてることも多いらしい。

「そうだよな…」
46℃とか、さすがにオレ入れないだろうし。

昔は熱くてうめると地元の人に怒られる…
と有名だったけど、
今は観光客も増えて、そういう事もない。

「熱くて入れなそうな人」や
「子供連れの方」には、
地元の人からも「うめていいよ」
と声を掛けてくれていた。

じゃあ「激温」はいつ体験出来るのかな?
そう!
朝のうちとか夜は☆4つが堪能できるとのこと。(いやオレ、これ以上はムリっす)

泉質はクセもなく、
風呂上りは実にサッパリ!

「イイお湯」に「地元の人とのお話し」
「ゆったりした開放的な雰囲気」と
満足度はもちろん満点!☆5つ!

共同浴場「鯖湖湯」おススメです!

命知らずの「チャレンジャー諸君」は
オレに代わって、
もっとディープな「熱さ☆5つ」の
浴場を朝、夜に試してみてくれ!

今回は紹介していないけど、
「共同浴場」以外にも
「グルメ」や「お土産」「お祭り」
と「飯坂温泉」はまだまだ楽しめる!

日帰りじゃあ足りないな、また来ます!


今日の「飯坂温泉」に限らず、
地元の人たちが昔から利用している
そんな「共同浴場」は東北中にあるんだけど、
旅先で見つけたら入ってみたい気にもなるよね。

でも、あまりにもローカル過ぎて、
「よそ者には敷居が高い…」
って雰囲気のところも正直あるよ…

そんなディープな「共同浴場」でも、
ちょっと作法を守れば大丈夫。
地元の人たちと楽しく入浴できます!


そのポイントをお伝えするね

・「こんにちは!」
「どうも、失礼します」
「お邪魔しま~す」。

なんでもいいから先客がいたら
「必ず先に挨拶」しよう!

これで知らない者同士の緊張感はかなり消えます

・声掛けしよう。
先の挨拶を済ませておけば言い出しやすいよ。
やっぱりなんでもいいんだ。
コミュニケーションさ!

「自分ここ初めてなんですよ」
「気持ちいいですね~」

・分からない時は聞く!
熱くて入れない時は、確認する。

「うめても(加水しても)いいですか?」
と、お断りして自分の入るところを中心に
うめさせてもらう。
うめたら水を止める。これでOK。

黙ってやらなければ地元の人たちも、
いろいろと教えてくれる

でもやっぱり何を話していいか分からないし、
声掛けは苦手…
そんな人でも
きっと知っていて出来る方法はコレ!

親戚や友達のところで、
「お風呂を借りる時のこと」
を思い出してくれ!

そのお宅の「ローカル・ルール」満載の風呂
に入る、あの緊張感(笑)
あの時と同じ。丁寧に使うでしょ?
分からない時は聞いたりしてサ

もちろん「共同浴場」は
お金を払っているんだけど、

「お風呂借りて入らせてもらってるんだよな、
ありがたいな~」

って思っていれば、
「地元の人たちとのトラブル」
なく、楽しく過ごせるよ。

コレでどこへ行っても大丈夫!
みんなも旅先で
「ディ~プな湯巡り」
を楽しんでみてね!


「イイトコ探訪 福島県!」
を読んでくれてありがとう!

旅先のお風呂は身も心も温まるよね~。
次回もよろしく!
「フクシマン土屋」
でした。

( 企画・編集・校正・加筆リライト「Mash」)

https://1on1.crayonsite.com


-------------------
ゲスト・ライター陣紹介
〈フクシマン土屋〉
俺「Mash」とは小学5年生時から!
という長い付き合い。

彼が福島県に移る中3の夏まで
毎日登下校をする仲であった。
ちなみにここ時の彼への餞別には
ビートルズ「ホワイトアルバム」の
「ミュージックテープ(国内盤2本組み)」
(当時はカセットテープも売られていた)
を贈った。

以後、お互いの結婚式に出掛けたり…
と関係を保ち続けながら、
「震災後」頻繁に手紙のやりとりを続け
現在に至る。

俺にとっては数少ない
「友人」と呼べる人物。
である。