狩人の道東放浪記 Ⅱ

定年後道東に移住しました。
しかし2年後、都合により帰郷しました。徳不孤必有隣の旗印は同じです。

中国の友人たちへ ②

2012年09月16日 | スピーカーズ・コーナー
連日報道されるのは暴徒と化して日本商店を襲い略奪する民衆である。よく見ると若い人である。
この若人は略奪後どうするのだろうか。胸がスカッとした、さて、その次である。今日よりなお過激な行動に走るのだろうか。ネットの指示によりデモに行くのだろうか。自分たちのデモにより日本は恐れをなし、尖閣諸島を差し出すと思っているのだろうか。
日本にも戦後、60年安保や過激派の闘争があった。東大・安田講堂の攻防戦もテレビで中継された。ゲバ棒をふるった若人も現在は耳従う歳かな。
さて、歴史で見ると闘争の先頭に立ち血を流し、英雄になるのは若人であるが、その後の世界を設計するのは老人である。
中国の友人たちよ、君たちの後ろをよく見てほしい。「愛国無罪 救国入獄」のような甘美な言葉には、決して心許してはなりません。世界で大多数の国は法治国家なのです。文化大革命や下放青年の末路は日本人よりよく知っているはずです。純真な雷峰でさえプロパガンダの種にされたでしょう。日本デパートのロレックスを愛国的に強奪しても党員にはなれません。兵士にはなれます。中国の諺に「いい鉄は釘にならない」があるでしょう。
君にとって釣魚島は命を懸けるほどの価値がありますか。もしあると答えるならば、一度世界を見てほしい。アメリカ、アラブの国々、イスラエル、アフリカの国々、バルトの国々、日本を見てほしい。そして君の国、特に自治区と言われている場所をもう一度しっかり見て下さい。なすべき事が見えてくるはずです。問題がどこにあるか、自分の不満が日本・釣魚島に起因しているのか、賢明な諸君は承知していると思います。それでいて、日本商店を破壊していては辮髪を置いた中国人です。おそらく生涯に一度も上陸しない釣魚島の為にデモをして、列車事故(2011,7,23)の原因究明にデモはしないのですか。だから君たちは憐憫の目で見られるのです。

日本人も「目には目の」論理に走らず、ここ一番自重してほしい。あの中国の若人より、たくさんの世界を知っているはずだ。
過去の歴史で偏狭な国粋主義に走り大局を見誤った事があります。ならぬ堪忍するが堪忍、古い格言ですがお願いします。
先の戦争を決して否定しません。日本に突き付けられた欧米の要求がいかに過酷であったかわかります。しかし、結果として幾百万の日本人の命によって解決を待たねばならなかったのです。沖縄でどのような悲劇があったか、ソ連の侵攻によって満州や樺太で多くの犠牲が払われました。大陸からの引揚者に中国・朝鮮の民衆は何をしましたか。屈辱の焼け跡で我々は何を誓ったか思い出す必要があります。その誓いこそ日本国憲法と信じます。

ここに一枚の写真を掲載します。早朝の公園でラジカセの曲に合わせで仲良くダンスに興じる中国人です。

このような人々が中国国民の大多数であると思いたい。いや今日の状況でも、そうであると信じています。
そして中国の自然は雄大で美しい。これからも何度でも訪問したい国です。しかし暴徒と化す若者が中国の多数となる数年後、私が愛する友人たちは何処にいるのだろう。

最後が「没法子」では情けない。祈るような思いでこのブログを書いている。

黒豆

2012年09月15日 | 美味紹介
とうとう黒豆を調理しました。
これが一番難しかった。煮えてからの弱火にするのを遅れた。そのため黒い皮が割れてしまった。味付けはあまり甘くなく、おかずになるようにした。
やはり大豆の煮豆が一番簡単で美味しいように思います。ゴーヤは雨に当ててしまい、今朝黴だらけになりました。失敗です。

ばあちゃんの味

2012年09月13日 | 美味紹介
大豆を炊きました。材料は北海道産の大豆、人参、牛蒡(失敗)、コクニャク、豚肉(カシワが正解)、昆布それに調味料として醤油2と砂糖1、煮干しで出汁を取りました。
寝る前に大豆に水を入れ柔らかくします。朝食後始めました。大豆をコトコトと煮ました。煮あがってから少し水を足し、煮干しを入れコトコトです。いい香りです。そして昆布を入れ、コンニャクなどを入れました。煮上がってから調味料を入れ火を止めました。

失敗ーーーーーー牛蒡の香りが悪かった。よく見ると中国製、アアアア安物買のなんとかです。
豚肉がうまいと思っていましたが、冷えたとき脂が白く浮き不味かった。ブログ用の撮影時にはこの一杯が残っていただけです。
御飯にヨシ、酒の肴にまたヨシ。総合的には合格点・・・・・を下さい。このレシピは遠い昔の祖母の料理、思い出しながら作りました。

謹製ゴーヤ茶

2012年09月13日 | 美味紹介
農家の青空市場があり、立派なゴーヤが1本100円で売られていました。まあ、蔓捲りの時期ですからね。
それでゴーヤ茶を作ってみました。要は乾燥しやすいように刻み、写真のように干すだけです。本当は網で干した方が良いでしょう。
出来上がれば2~3片をグツグツと煮出します。それだけです。効能や成分はネットで見て下さい。写真は拡大です。ペーパータオルの上で干しています。
以前にカバノアナタケで挫折しました。今度こそは・・・と少し思っています。

リローディングについて

2012年09月09日 | 狩猟と銃
リローディングを行う者は少ない。費用も安く作れるというが作成道具一式を買うと70,000円ほど必要だ。計量器も天秤であるが電子式となるとグンーと値が上がる。安い弾が作れるといっても、この初期投資を回収するにはたくさん作るか、何年も使用しなければならない。つまり、中々ペイしない。
しかし、熱心な人はいる。それは趣味の世界だからだ。理由は次のことが考えられる。
1、火薬量と弾頭の組み合わせが出来、自分の銃にあったただ一つの種類の弾が作れる。
2、比較的に安価に作れる。
3、作ることが楽しい。
4、特殊な口径の銃で市販弾がない場合。
5、その他
このように思いますが、いかがでしょう。

国内で市販される火薬は国友さんが独占的に輸入しています。そうたくさんの種類がなく、国産はさらに少ない。個人輸入も可能らしいが労力と手間が必要で現実的ではない。マニアは別です。自由な組み合わせはできますが、あくまでマニアルの範囲以内です。76Grsがマキシムの場合77Grs装入すれば暴発かと言えば違います。しかし雷管が潰れたり、危険の兆候はあります。小生はSpeer社のマニアルを使用していますがマニアルの指示する火薬量を厳守しています。少々初速を上げてみても実猟では何の意味もありません。では火薬量を少なくすればどうなるのか。友人より聞きましたが指定量の約半分が限度だそうです。半分を割ると異常高圧が発生し事故になった例があるそうです。弾頭についても火薬と一緒でいろいろな制約があり、その中での裁量です。特に北海道では銅弾の使用が法制化されています。命中率からは劣りますが鉛害防止の観点から厳守しなければなりません。何よりも遵法です。2、は割愛します。3、が小生にとって一番の理由かもしれません。いろいろに資料を漁ったり、先輩の話を聞いたり、そして射撃場でいいグルーピングが出れば有頂天になります。資料の中には驚くような物もありますが、笑って聞き流します。しかし危険が予測されるような事案には困ります。4、は関係ありません。
今までは内地で作り、内地の射撃場で試射した弾を北海道で使用しました。温度差はどこまで影響したかわかりません。しかしテキトウに作った弾で撃った事はありません。マニアルを守り、安全に長く狩猟を楽しみたいものです。

そしてリローディングについてはホームページやブログを参考にしてはいけません。最後は「個人責任です」と逃げます。顔の見える信頼できる猟友から教えてもらってください。一人はダメです、複数の方から教えてもらってください。海外の資料を根拠にする人は敬遠した方が利口です。事故の際海外まで文句を言いに行きますか。露天商の口上に命を預けますか。そして、よく誤解しているのは散弾銃の知識をライフル銃に持ってくる人です。散弾銃のチャンピオンもライフル銃では赤子です。虚心坦懐に年下の者であっても先達の言には頭を垂れのましょう。それが上達の早道です。


最後に道具(鉄砲、弾、服)よりも、命中のコツは近寄ることです。この間に周囲を観察して安全を確認してください。特に矢先です。北海道は広いようですが、農夫が牧場に出ています。牛馬が放牧されています。防風林の先に人家があります。ハンターの嫌いな農家もたくさんあり、すぐに110番です。命中して嬉しいのはよくわかりますが、残滓の処理は良いですか、よろしくお願いします。
もうすぐ解禁です。どこかの猟場で笑顔でお会いしましょう。