20200408 start!

ソーシャルディスタンスを縮めるよう、交流の場をスタートしました。

インフルと新型コロナの超過死亡への影響

2022-12-16 | 健康
前出の★新型コロナウイルス感染症の特徴と中・長期的リスクの考え方
 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード
  押谷先生・鈴木先生・西浦先生・脇田先生提出 (12 月 14 日) 資料3-11-②
   https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024263.pdf

で、超過死亡について、インフル、新型コロナなどの影響についての考察※が紹介されています。

       ※全国、全年齢の2012年から2022年5月29日までデータを利用。 5年前までの前後3週間を参照期間として予測死亡数を算出。それに伴い超過死亡数の算出期間は2017年以降。

☆図➀ インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症の死亡(上)、およびすべての死因を含む死亡(下)の週間数の推移, 2017/1–2022/5


☆表➀ インフルエンザ及び肺炎、新型コロナウイルス感染症、およびすべての死因を含む死亡の超過・過小死亡数の推移, 2017/1–2022/5


その結果について、次のように暫定結果が示されています。

暫定結果:
1)死亡個票に基づく年間のCOVID-19死亡数は、例年のインフルエンザ死亡数よりも多い(図➀の上図、表➀)。

  ただし、死亡個票に基づくCOVID-19及びインフルエンザ死亡数は過小評価であり、また過小評価の程度も異なっていることから、これらの数の比較可能性は必ずしも高くないことには注意が必要。

2) 2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19死亡のピークとほぼ一致している(図➀の下図) 。
  また、COVID-19流行以降、インフルエンザ死亡数は例年より極めて少ない。

3)2021年以降のすべての死因を含む超過死亡数は、COVID-19流行以前の例年の超過死亡数を上回る。


図➀では、肺炎による死亡数が視覚的に確認でき、インフルエンザや新型コロナのピーク時には、やはり死亡数を押し上げていいるように見えます。

また、1)ただし書きにあるように両者の個票記載数を単純比較できないことは留意する必要があります。
図➀によれば、新型コロナによる超過死亡数への影響がインフルエンザより大きいことが認められますね。



インフルとの比較ーー位置づけ見直し議論に関連して

2022-12-15 | 健康
新型コロナの感染法上の見直しの議論が活発化しています。

14日の国のアドバイザリーボードでは、委員4名からの資料が公表されています。

★新型コロナウイルス感染症の特徴と中・長期的リスクの考え方
 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード
  押谷先生・鈴木先生・西浦先生・脇田先生提出 (12 月 14 日)
 資料3-11-①
 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024262.pdf
 資料3-11-②       <図2~4>
 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001024263.pdf



要約版のポイントを紹介すると以下のとおり。

・疫学・病態など多くの点で COVID-19 と季節性インフルエンザには大きな違いが存在

・国内では COVID-19 と季節性インフルエンザの評価を致死率・重症化率でのみ比較されている場合が多いが、これは疾患としての重症度の一側面のみを評価するものであり、リスクの評価としては不十分

・COVID-19 の伝播性が高いことに加え、ワクチンや自然感染で獲得した免疫も減弱することと、変異株は免疫逃避の程度も高いことから疫学的には季節性インフルエンザとは異なる特徴を持つ感染症

・COVID-19 の重症度は、発生初期と比較して低下。
 :一方、・・ 2021 年以降超過死亡が増加しており、循環器系の合併症を含めた超過死亡の要因を解明する必要
 :また、罹患後症状の問題も COVID-19 のリスクの評価の際には考慮すべき
 :COVID-19 と季節性インフルエンザの致死率や重症化率を比較するさまざまなデータが示されているが、ほとんどの場合異なる方法で集められたものであり、直接比較することは困難であり、現在示されているデータの解釈には留意が必要

・救急搬送困難事案の増加など COVID-19 による直接の医療負荷だけではなく、一般医療への負荷 :罹患や罹患後症状による欠勤者が増え、社会機能維持に支障が生じるリスクも存在
:一方で、感染症法に基づく公衆衛生対応(行動制限)を継続することによる社会や経済に対するインパクトも発生している点には留意が必要
 




致死率や重症化率のほか、超過死亡や後遺症、医療機関の診療体制への負荷について指摘をしています。


さらに議論が深まることを期待しますが、コロナを巡る医療機関の十分な対応が分類見直しで実現できるかについての指摘が現場の医師から出ていますので、紹介します。


第8波で医療機関の機能麻痺再び、院内はいつまで「ゼロコロナ」?
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9198934410d68bf9cc6f781631ca0ba431f2a18?page=3

”現時点でコロナ患者を診療していない医療機関が、感染症法上の位置付けが見直されるだけで診療可能となるのであれば、これほど喜ばしいことはない。だが、物事はそれほど単純ではない。”

”コロナに感染し、医療を必要としているにもかかわらず、医療機関にアクセスすることができないーー。そのような事例が増えることにつながらないよう、丁寧な議論が行われることを祈っている。”

”「これだけ社会で感染が蔓延すれば、病院内で感染が広がることも一定程度は仕方がない。重症化する人が出なければ大きな問題はない」という考えに基づき、何よりも医療提供体制のキャパシティーを維持することを優先し、コロナの院内感染を今より許容してもらえるのであれば、少しは医療現場もコロナへの対応が容易になるのではないだろうか。”

上記は、埼玉医科大学総合医療センターでコロナ治療に当たる岡秀昭氏が、2022年12月13日に医療従事者向け情報サイトm3.comに寄稿したものの一部です。

課題は多いのですが、一歩づつ前へ進んでほしいですね。



感染リスク予防策の自己点検を!

2022-12-14 | 健康
第8波について、国は行動制限なしと規制が緩和されています。
各人が自己判断で行動する局面になりました。

直近の感染状況の評価等
 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(12月7日)資料1
 https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021530.pdf

上記によれば、
<必要な対策>
1.ワクチン接種の更なる促進
2.検査の活用
3.保健医療提供体制の確保
4.新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応
5.サーベイランス・リスク評価等
6.効果的な換気の徹底
7.基本的な感染対策の再点検と徹底
    ↓


改めて、普段の感染リスク予防策を見直してみる必要があります。

そこで、
“行動制限なしの夏休み”旅行や帰省の判断と注意
 https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/health/cuJlF

について、第7波の今年8月時点での情報を紹介します。

★帰省時に実践したい 感染予防チェックリスト


★実家目前で体調不良! あらかじめ決めておきたい「中止」の条件

”『熱が37.5℃以上あったら、水分をとったうえで再度検温。それでも変わらない場合は、旅行(帰省)をとりやめて帰宅する』など、あらかじめルール”

このアドバイスは、辻 直美(つじ・なおみ)さんという国際災害レスキューナースからのものですが、

また、
”改めて見直したい!接触感染を防ぐ方法”
として、

【買い物での感染対策 】
・スーパーなどは不特定多数の人が触れ、ウイルスが手指につくリスクが高くなる
・カゴは右腕、品物は左手と利き手を使わないことを意識することが大切!  ※右利きの場合

【エレベーターでの感染対策】
・外出先のエレべーターは多くの人が乗り降りし、人の距離も近くなり感染リスクが高くなる
・感染リスクを下げるためにはボタンを利き手とは逆の手で押そう!
・上級者は中指の第二関節で押そう

【マスクを外した時の扱い方 】
◎ 顔に指が触れないので感染するリスクが下がる
・外出先でマスクを外す際・・・ マスクの外側に触れてそのままカバン、ポケット、机の上に置くとマスクの表面にはウイルスが付着しているので手指につくリスクが高くなる
   1.ティッシュを広げて マスクの内側が下になるように置く
   2.もう一枚ティッシュをかぶせてサンドする
・マスクケースに入れる場合は・・・ ティッシュに挟んで入れる
◎ マスクの表面には 直接触れないように気をつけよう!

【帰宅時のマスクの扱い方】
マスクの外側になるべく触らないようにしよう!
・帰宅後は最初に玄関でマスクを外すことが大切
   1.マスクの布面には触れずに、紐をつまみ外す
   2.マスクの両端を持ち
   3.内側を表にしてマスクを二つ折りにする
4.真ん中をさらに二つ折り
5.もう2回ほど折って小さくまとめ、紐をマスクに巻き付ける

【帰宅時の手指消毒の正しいやり方】
◎消毒・手洗い・保湿を しっかり心がけて対策を見直し
帰宅後はあれこれ触る前にまず消毒!
   1.しっかりワンプッシュ(ポンプ式の場合)、1回分の適量をしっかり出すことが大切!
   2.手のひらだけではなく、爪の間、手首までしっかり消毒する
   3.乾くまでしっかり待つ


細かく指摘していますが、
これまで気づかず行動が伴わない点もあります。
できるだけ実践したいですね。



オミクロン株亜系統について

2022-12-13 | 健康
2022年初から、国内の感染はオミクロン株に置き換わり、
その後のオミクロン株亜系統の移り代わり状況については、国のアドバイザリーボードの公表資料から一端をうかがい知ることが出来ます。

 ”民間検査機関の検体に基づくゲノムサーベイランスによる亜系統検出の推定”

 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード鈴木先生提出(12月7日)資料3-2
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001021503.pdf

・民間検査機関から得られた全国800検体を用いた亜系統検出率の推定を感染研で実施
・ ゲノム解析データを基に、各亜系統の検出割合を多項ロジスティック回帰モデルにフィットさせ、週ごとの検出割合の推定
 

上図の拡大版


第49週(12/5~12/11))においては、Omicron(BA.5)が54%、Omicron(BQ.1)が36%、Omicron(BA.2.75)が8%、Omicron(XBB)が3%を占めると推定

上記の推定した各亜系統の割合を厚生労働省発表のCOVID-19新規陽性者数
(https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/open-data.html )
に乗じることでそれぞれの週ごとの患者数を推定



黒木先生の資料から
 
 ”COVID-19 TK-File (44) 第 8 波は BA.5 由来「変異株のスープ」”
        2022 年 11 月 12 日 黒木登志夫

Cov-2 の進化 
 オミクロンの時代になってからこの 1年、新しいvariants はすべて、オミクロンBA.2 →BA.4/BA.5の由来



「変異株の群れ」あるいは「変異株のスープ」

・ XBB 系統 インド、シンガポールに多い
・ BQ.1 系統 USA, UK
・ BA.2 系統(BA.4, BA.5, XBB を除く) オーストラリア、インド、韓国に多い
・ BA.4 系統 USA,南アフリカに多い
・ BA.5 系統(BQ.1 を除く) オーストラリア、ドイツ、南アフリカ、韓国、USA, UKに多い

2022/10/22 時点



鈴木先生資料の推定によれば、今後、日本はアメリカ・イギリス型、インド・シンガポール型に進むのでしょうか。



最近の感染状況

2022-12-12 | 健康
新型コロナの感染拡大がじわりじわりと続いています。

大阪府の新規陽性率は、12/11現在、7日間平均で34%。
4、5月の水準を超えています。


同じく12/11現在、新規陽性者数の前7日間対比も、
大阪府 1.26
兵庫県 1.32
で、下降傾向はみられません。




2府県のグラフ形状がよく似ているのがよくわかりますね。

また、亡くなられた方の推移(7日間平均)は、
大阪府 8.6人
兵庫県 5人

おおむね11月初めをボトムに、いずれも右肩上がりです。

    ※大阪府;6月末に追加報告数が計上されたため見かけ上ピークが生じている。



陽性者数の発生から、2週間後の死亡者数の比率をグラフ化すると、以下のとおり。
   (2週間前の7日間平均死亡者数)/(7日間平均新規楊瀬者数)


    ※大阪府;6月末に追加報告数が計上されたため見かけ上ピークが生じている。



線グラフのレベルが、死亡に至る割合で、変異株の毒性の指標を現すと考えられます。
最近は、2022年の4月までの水準より低い水準にとどまっていますが、若干、右上がりの様相が見られます。

2022年の年初から4月までの状況は、2021年のデルタ株の影響があったとも考えられるので、区別してオミクロン株の毒性を分析する必要があるかもしれません。

なお、日本におけるコロナウイルス変異株の推移の状況は以下のとおり。(忽那教授作成)










ミセバヤ

2022-12-11 | 植物etcアルバム
これまでも、植物園やキャンパス内で見たミセバヤを紹介してきましたが、散歩ルートの途中の住宅のフェンス代わりの花壇に見つけました。



多肉の葉は紅葉もして、ピンク色の花とともに、冬の季節に彩りを添えてくれています。



ベンケイソウ科の万葉の植物として親しまれてきた多年草ですが、日本での自生地は縮小し、同じ科のヒダカミセバヤは、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。



日当たりのよい場所を好み、ジメジメした環境は苦手ですが、乾燥に強く、 耐寒性もあり丈夫です。
是非一度育ててみたいですね。




同じ散歩ルートでオリーブが黒く熟していました。



オリーブの実は12月には完熟、収穫せず年を越して1月に収穫し、生のまま齧ると渋みはほとんどなく、仄かな甘みが感じられるそうです。



中南米からの植物

2022-12-10 | 植物etcアルバム
散歩ルートでは、皇帝ダリアが今が見ごろ。
冬の青空の中で存在感があります。

キク科で球根植物、メキシコから中南米原産で、暑さには強いが寒さに弱く、霜に当たると地上部が枯れるそうです。

見上げるとまだ蕾もたくさんありますが、花後の実も蕾によく似た形になるそうなので、実もできているのかもしれません。

あんな高いところで結実はやはり虫が媒介するのかどうか?不明ですが、
殖やすには、挿し木や株分けで行うようです。



隣には、前にも紹介した柿の実がたわわで、鳥たちが集まっていました。




そんな頭上にばかり気にかけていたので、これまで見逃していたのですが、
エンジェルストランペットが花をぶら下げています。



ナス科 のキダチチョウセンアサガオ属の植物で、こちらも中南米原産で、明治時代に渡来。



上向きの花で一年草のチョウセンアサガオとは、別種で区別されるようですが、いずれも全草が有毒植物です。
今の時期、花には勢いがあまりありません。



天王星食はウイルス感染のモデル

2022-12-09 | 健康
皆既月食と天王星食の同時の天体ショーから、もう1か月がたちました。

手で持ったスマホで撮った写真は、やはりこの程度です。



黒木先生のコロナ報告の中の一節で、アマチュア天文家細井純一の見事な天王星食の写真を紹介しています。

”天王星食はウイルス感染のモデル
月の大きさと天王星の見た目の大きさを比較したところ、細胞とウイルスの大きさの比とだいたい同じでした。”

COVID-19 TK-File (44) 第 8 波は BA.5 由来「変異株のスープ」
             2022 年 11 月 12 日 黒木登志夫
  https://shard.toriaez.jp/q1541/938.pdf

黒木先生の説明によると、



(写真 A)20:37 には天王星(→)が大分近づいてきて、



(写真 B)20:40 にはついに皆既月食の陰に隠れます。



(写真 C)その瞬間を捉えた写真を拡大すると、まるで、CoV-2 ウイルスがまさに細胞には入っていく瞬間のように見え、

★イメージとしては、ほぼ天王星食のレベル
・月の大きさと天王星の大きさをコンピュータ画面上に引き延ばし、大雑把に比較すると、
  300mm:1mm(300:1)
・細胞の直径を 10μm、 COVIDウイルスを 50nmとすると、その比は 200:1

ちなみに、
・月の直径は 3474km、天王星は 51,128km、地球は 12,442km
・天王星は月の 15 倍も大きいのですが、距離は月よりも 7000 倍



”渡り”の季節

2022-12-08 | 植物etcアルバム
近所の水処理センターの池に3週間前には、見られなかった水鳥が姿を現していました。

以前の池には、カルガモの群れがのんびりと日向ぼっこをしていましたが、
昨日の池にでは、カルガモのほかにマガモやオオバンが飛来していました。

★マガモ(カモ科)

オスのくちばし全体が黄色。
北日本では繁殖するものもいるが、多くは冬鳥として湖沼、河川、海岸に飛来するという。
アヒルの祖先。
カルガモと近い種で、交雑のハイブリッドを”マルガモ”と呼ぶ人もあるようです。



★カルガモ(カモ科)

くちばしは黒く、先端部は黄色で、よく目立ちます。
本州以南では留鳥。
オスは、冬秋も地味な色を保ちます。



★オオバン(クイナ科)

全体は灰黒色で額とくちばしは白色です。足は緑青色。水かきはない。
そのかわり足の指がグローブみたいに広がって、それが水かきの役目(弁足という)をしているという。

1年を通してみられるが、西日本では冬に増える地域が多いという。
よく似たクイナ科のバンは、くちばしは赤色で先は黄色で、やや小柄。



昨日は、ナンキンハゼの実が青空に映える寒い日でした。





秋の実り

2022-12-07 | 植物etcアルバム
先日の山田池公園で見つけた秋の実り。

晩い秋の木々の枝には、果実がさまざま。

渋柿でしょうか?
赤朱色の艶艶の柿(カキノキ科)の実がたわわです。




黒く熟したザクロ(ミソハギ科)の実です。
古木の幹が個性的ですが、枝には冬芽も見られます。




長く伸びた枝にはサンザシ(バラ科)の実がかろうじて残っていました。
遠目で熟し具合はよくわかりませんが、いずれ野鳥についばまれること野でしょう。




落葉高木のセンダン(センダン科)の実が空高く仰ぎ見れます。
実はクリーム色で、こちらも野鳥の餌になるのでしょう。




次は、常緑のトウネズミモチ(モクセイ科)の実です。
ネズミモチに似ているが、葉がやや大きく、裏から葉を透かしてみると、葉脈の細脈が見える点。果実は、楕円形のネズミモチに比べて非常に多く、枝もたわわに付き、ほぼ球形である点で区別できるとのこと。




ワクチン接種

2022-12-06 | 健康
昨日は、5回目ワクチンを接種しました。
4回目から約5か月が経過。11月初めに接種券が届いて、すぐ予約をして、今になりました。
近所の医院で、一般枠での接種でのファイザー製 BA.4-5対応型です。

これまでもひどい副反応はなく、今朝も接種部位が痛い程度で、発熱もなさそうです。

地元市のHPでは、

オミクロン株に対して、従来型ワクチンを上回る重症化予防効果とともに、持続期間が短い可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されています。

異なる2種類の抗原があることにより、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応すると考えられます。そのため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待されています。

ということで、新たな変異株に対しても、ある程度効果が期待できるということなので、この冬をなんとか乗り越えたいものです。

最近の接種状況、全年齢で
★3回接種完了者 67.1% (うち高齢者 90.9%)

★4回目接種は、九州経済調査協会データべースでは、
・全年齢


・64歳以下


・65歳以上


★5回目接種(同じく、九州経済調査協会データべース)
・65歳以上


全国的には、新規陽性者数がじわじわ増えています。

世界的には、ワクチン接種がトップグループになっているようですが、ワクチン接種がすすむかどうか、免疫力の増加と時間の勝負になりそうです。

★世界の人口当たり接種回数(札幌医大データベース)



免疫の力を強める

2022-12-05 | 健康
昨日のアドバイザリーボードの公表資料に基づき、専門家が解説しています。

日本に住む4人に1人、沖縄県の2人に1人はすでに新型コロナに感染している 抗体調査から分かることは?
  忽那賢志教授 12/3(土)
   https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20221203-00326683

府県別の状況のほか、

年齢別、N抗体の陽性率は
・16〜19歳:38.0%
・20〜29歳:35.7%
・30〜39歳:33.6%
・40〜49歳:26.8%
・50〜59歳:21.3%
・60〜69歳:16.5%
30代未満では3人に1人が、40代以上では4〜5人に1人が新型コロナに感染したことがある。

なお、男性と女性との間に陽性率に差はなし。

気づかずに、あるいは診断されずに感染している人が数百万人いる。
・概ね4人に1人が感染しているとすると、日本では3300万人が感染
・直近では、2500万人が新型コロナと診断
一部の人は再感染していることを差し引いても、感染しても診断されていない人が数百万人

 (忽那教授作成)


オミクロン株の感染力が強く、日本の約4人に1人(24%)が2022年になってから新型コロナに感染したことになる。
・従来のmRNAワクチンを接種した人はオミクロン株に感染しにくくなりますが、完全に感染を防ぐことは困難。
・一方、オミクロン株に感染した人は、同じオミクロン系統の新型コロナウイルスには感染しにくくなり、この24%の方は少なくとも短期的には再感染しにくい状態。

新規感染者数の増加が地域によって大きい差。
・抗体陽性率だけで説明できるわけではなく、
気温や湿度の違いや、それに伴う換気の状況、地域のワクチン接種率など様々な因子が関係しているが、
過去に感染したことのある人の割合が現在の流行状況における重要な因子の一つである。

イギリスのN抗体の陽性率は8割を超えている。


イギリスは、ハイブリッド免疫と呼ばれるより強固な免疫。
・S抗体の陽性率も2021年半ばには90%を超えており、さらに8割の人が感染していることになりる。

イギリスと日本における人口あたりの新型コロナによる死亡者数は、およそ8倍。


イギリスは、無傷でこの状況に至ったわけではなく、日本よりも多大な被害を被っている。

そして、忽那教授は、

日本がこれから、被害を最小限にしつつハイブリッド免疫を持つ人を増やすのは至難の技と考えられるが、
そのためには
「急激な感染者の増加を生まない(できる限り小規模な流行に留める)」
「重症化リスクの高い人がワクチン接種をアップデートした状態を保つ」
ということが重要

と指摘しています。


コロナが普通の風邪にソフトランディングできるシナリオが構築できるといいですね。



N抗体保有率の調査結果が公表!

2022-12-04 | 健康
"献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有率実態調査(結果速報、概要)"
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001018624.pdf

上記資料が、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード (11月30日)で公表されています。

調査手法等は以下のとおり。


N抗体は感染した人だけが陽性になるもの。

11月6~13日に全国の8260人に実施した結果、全国で26・5%が抗体保有。

結果速報(都道府県別)



以前に紹介した、前回の11月22日アドバイザリーボード資料3-3 西浦先生提出資料では、

都道府県別の自然免疫保持者割合を推定(11/13までの感染者数は報告数の4倍であり、感染による免疫は 3回目接種と同様のスピードで失活すると仮定)し、累積感染者数(人口10万人当たり)の関係を考察しています。

 (11月22日アドバイザリーボード資料3-3 より)


そこで、今回公表資料に基づき、
献血の対象年齢が16~69歳であり、70歳以上の高齢者は含まれず、小児、高齢者の陽性率の分布はこのデータからは分からない点は留意する必要がありますが、
抗体保有率と新規感染との相関について、考察してみました。

なお、感染レベルは、調査時点に近い11月13日の過去7日間の人口100万人あたり新規感染者数(府県別)を、札幌医大コロナ統計データベースより取得、       


散布図を作成しました。

その結果は下図のとおり。


抗体保有率と感染レベルは、負の相関にあることがおおむね理解できます。

右下がりの近似線から離れた、北海道や山形については、個別事情の解明が求められますが、
全般としては、ウイルスの変異株が置き換わるまでは、第7波の感染がピークを越えた9月からの状況においては、感染先行地域での感染レベルが低くなっていることが分かります。







晩い秋にサクラを見る

2022-12-03 | 植物etcアルバム
山田池公園のHPでヒマラヤザクラが開花中との見ごろ情報を見つけ、出かけることにしました。
ヒマラヤヤマボウシやヒマラヤユキノシタは目にする植物ですが、初めて聞く名前で興味が湧きます。



ヒマラヤ近くの高山地帯やミャンマーを原産とするバラ科の落葉高木。
日本へやってきたのは、比較的新しく昭和43年5月のことで、当時、皇太子であったネパール国王からの種子が全国に広がったということ。
陽樹であり、日当たりと水はけの良い場所を好み、広い芝生の広場に2本枝を拡げています。



花は一重の大輪で、淡い紅色の5弁花ですが、花の色には濃淡の変異があり、シベが長く突き出るため豪華な印象で、見ごたえがあります。







園内には、モミジ、ドウダンツツジやラクウショウなど晩秋の彩りが一杯でした。


 






真如堂の秋 その3

2022-12-02 | 植物etcアルバム
金戒光明寺から栄摂院への道を辿ると真如堂にほどなく行きつきます。
真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)という立派な名前を持ちながら、この名前で親しまれており、真如堂はもともと本堂の呼び名だということです。

由緒は、984年に戒算上人という人がが開創した、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。



境内には、三重塔などの建造物があり、紅葉の名所として夙に有名で、自由に楽しむことが出来ます。



枝ぶりのいいモミジは今を盛りと目立っていますが、散りモミジも分厚い絨毯を敷き詰めています。







ピンクのサザンカ?や散り始めた白いサザンカを境内で見つけるのもこの時期、嬉しい出会いです。





そして、赤いモミジをバックにサンシュユ(ミズキ科)の真っ赤な艶やかな実を見つけました。



サンシュウは葉が開くより先に開花するため、株全体が鮮やかな黄色に包まれます。 
木全体が早春の光を浴びて黄金色に輝くことから、「春黄金花(はるこがねばな)」と呼ばれています。



来春、コロナもおさまり花の時期に訪れてみたいですね!