先週土曜日の源氏の例会で会員さんが貸して下さったのだ。
「冷泉家の歳時記」は1987年(昭和62年)初版発行だから、23年前のもの。
「なてしこ」は平成12年に発行の歌集であるが、いずれも京都出身のその会員さんの友人の著書で源氏物語との“ゆかり”が感じられるので、よろしければ読んでみませんか、とのことでありました。
正直なところ、興味ももひとつで、熱心に読む時間もなかなか取れず、パラパラ読みでお返しすることになりそうなのだが、用語注釈の頁で識った雑学をひとつふたつご紹介。
“ゆかりの色”が紫色というのは一般的に知られていると思いますが、“ゆるしの色”というのが薄い紫なんだそうです。
「かけ」がにわとりの別名、「かはひらこ」が蝶のことなんてのもありました。
ただ読むのは容易くても、詠むのは難しい「歌」。
印象に残った一首だけご紹介。
「鳴く虫の涙か小田の夕まくれここもかしこも露を宿すは」
そしてぐっと格調は下がるが、久しぶりの独楽吟。
「楽しみはアクセス数の増えくるを心頼みにブログ書くとき」オソマツ。