先日より、ゴム製品を使って、双眼鏡やら懐中電灯やらで何かと弄くっていることを、”ゴム遊び”と揶揄されて、開き直っているのですが、先達の双眼鏡関連HPにて紹介されている内容を、枠が歪んで使ってなかったフードと、円偏光でないので、ほとんどのカメラに使えなくなったPLフィルターで、真似っこしてみました。
要は双眼鏡に光学フィルターを装着し、カメラのように、様々な効果を得ようという試みです。
実際にニコンSPやフジノンFMTには、純正で、接眼レンズ側に付ける偏光フィルターやネビュラフィルター(光害に特徴的な波長の光をカットし、星雲など、空の明るさに埋もれがちな天体を見やすくする)が用意されていますし、キヤノンの10×42LISなどは対物側にフィルターネジが切ってあります。
そこまで本格的でなくとも、逆ポロの様に対物が寄っている双眼鏡ではある程度口径の大きなフィルターなら、一枚で、対物二つをカバーすることが出来ます。
今回はPLフィルター(55mm)を同径のラバーフードに装着し、パピリオに逆向きに被せてみました。
写真用でPLフィルターの効果は、一方向のみに振動する光を通すため、反射光や散乱光など、多方向に振動する光を通しにくいことで、ショーウィンドウのなかを写す場合に反射光を和らげたり、明るい空を写すとき、空の青さを引き立てたり、光沢のある物体の反射白光を少なくして色を引き立てたり出来ます。色鮮やかな絹織物など繊維の一本一本の雑反射光が風合いに影響を与えるような場合、上手く偏光フィルターを使うと、強烈な照明で充分に染めの色を浮き立たせながら、白ぼけた感じにならず色鮮やかに写すことができます。また、水面の反射をかなり軽減できるため、偏光サングラス(TALEXのトゥルーヴューなど)とともに養鯉業では必須です。
また、2枚の偏光フィルターを直交させる(適当に回すとすぐわかる)と、全く光を通さない状態になり、この性質は液晶モニタ(偏光フィルターが入っている)を偏光グラスなどで見たとき、角度によってはブラックアウトすることで容易に確認できます。双眼鏡関連では、ダハプリズムに位相差コーティングが施されていると、対物、接眼の両側から偏光フィルターで挟むようにして覗くと、ダハ線を境に、色相が大きく異なるのは、よく知られています。
閑話休題、双眼鏡+偏光フィルターでは、カメラの場合露出で調整するフィルターの露出倍数(減光)を、明るい場面ではある程度ヒトの目で調整できますが、どうしても一段暗い感じになってしまいます。ですから、日中の屋外や、明るい照明のあたった屋内が対象になってしまい、宵の列車の窓越しに列車内の照明の反射の影響を減らして景色を見るなんてことは出来ません。
私の用途としては、パピリオの近接性能を生かし、熱帯魚の水槽の観望、澄んだ水面下の観望(釣りその他)、まぶしい日差しの日中、クルマのウィンドウ越しの観望、などに役立てば嬉しいなぁと思っています。
試しに、スマホの液晶に明るい窓を映して、このPapilio PLで見た場合、適当にフィルターを回してやると、かなり反射光を軽減できます。明るい色の家具の映り込みなどはほぼ消えると言っても良いでしょう。聞くところによると、水族館などでは、視点が何分の一かに近くなるため、自分が水槽の中に入ったかのように感じるそうなので、期待しています。
要は双眼鏡に光学フィルターを装着し、カメラのように、様々な効果を得ようという試みです。
実際にニコンSPやフジノンFMTには、純正で、接眼レンズ側に付ける偏光フィルターやネビュラフィルター(光害に特徴的な波長の光をカットし、星雲など、空の明るさに埋もれがちな天体を見やすくする)が用意されていますし、キヤノンの10×42LISなどは対物側にフィルターネジが切ってあります。
そこまで本格的でなくとも、逆ポロの様に対物が寄っている双眼鏡ではある程度口径の大きなフィルターなら、一枚で、対物二つをカバーすることが出来ます。
今回はPLフィルター(55mm)を同径のラバーフードに装着し、パピリオに逆向きに被せてみました。
写真用でPLフィルターの効果は、一方向のみに振動する光を通すため、反射光や散乱光など、多方向に振動する光を通しにくいことで、ショーウィンドウのなかを写す場合に反射光を和らげたり、明るい空を写すとき、空の青さを引き立てたり、光沢のある物体の反射白光を少なくして色を引き立てたり出来ます。色鮮やかな絹織物など繊維の一本一本の雑反射光が風合いに影響を与えるような場合、上手く偏光フィルターを使うと、強烈な照明で充分に染めの色を浮き立たせながら、白ぼけた感じにならず色鮮やかに写すことができます。また、水面の反射をかなり軽減できるため、偏光サングラス(TALEXのトゥルーヴューなど)とともに養鯉業では必須です。
また、2枚の偏光フィルターを直交させる(適当に回すとすぐわかる)と、全く光を通さない状態になり、この性質は液晶モニタ(偏光フィルターが入っている)を偏光グラスなどで見たとき、角度によってはブラックアウトすることで容易に確認できます。双眼鏡関連では、ダハプリズムに位相差コーティングが施されていると、対物、接眼の両側から偏光フィルターで挟むようにして覗くと、ダハ線を境に、色相が大きく異なるのは、よく知られています。
閑話休題、双眼鏡+偏光フィルターでは、カメラの場合露出で調整するフィルターの露出倍数(減光)を、明るい場面ではある程度ヒトの目で調整できますが、どうしても一段暗い感じになってしまいます。ですから、日中の屋外や、明るい照明のあたった屋内が対象になってしまい、宵の列車の窓越しに列車内の照明の反射の影響を減らして景色を見るなんてことは出来ません。
私の用途としては、パピリオの近接性能を生かし、熱帯魚の水槽の観望、澄んだ水面下の観望(釣りその他)、まぶしい日差しの日中、クルマのウィンドウ越しの観望、などに役立てば嬉しいなぁと思っています。
試しに、スマホの液晶に明るい窓を映して、このPapilio PLで見た場合、適当にフィルターを回してやると、かなり反射光を軽減できます。明るい色の家具の映り込みなどはほぼ消えると言っても良いでしょう。聞くところによると、水族館などでは、視点が何分の一かに近くなるため、自分が水槽の中に入ったかのように感じるそうなので、期待しています。