TV(WOWOW)でバイオハザードをやってたのを皮切りに、それ系(クリーチャー)の映画の録画を引っ張り出してきて、観てました。
個人的には、インセクト(昆虫)系のクリーチャーに萌えるのです。
外骨格、多関節、現実にも身近に存在する(ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ゴキブリなど)造形が巨大化して画面上に登場するのは、結構現実の延長上の嫌悪感を刺激されて、おぞましく感じられていたのです。
今回、エイリアンやら、スターシップトゥルーパーズやら第9地区やらを見返していて、あまり造形に感心しないように思いました。何作か観ていて、気付いたのが、やはり、想像力と特殊技術とCGを凝らしたクリーチャーよりも実際の昆虫の方がずっと芸術的で、神秘的で深遠なカタチをしていることを、最近よく見知っているからかもしれないということです。
先日の記事で紹介したシロテンハナムグリ君ですが、頭からあごの下にかけての体節の下側に無数の毛が生えてます。この毛は、腹部から尾部の体節の継ぎ目に生えている”水をはじく毛”と違って、”水に濡れる毛”のようです。水をはじく毛の役割は云うまでもなく、体節の継ぎ目から水と一緒にアメーバ類などの寄生しかねない原生動物、菌類が進入するのを防ぐような役割などがあります。濡れる毛は、本来逆向きに生えていることからも分かるように蜜と一緒に花粉をたくわえ、植物を受粉させやすくするような役割があります。成虫になっても葉ばかりを食べるドウガネブイブイなどに、このような濡れる毛はほとんどありません。昆虫の自然の造形は、じっくり観察すると、複雑であると同時に、自分の食物をより繁栄させその恩恵で自らも繁栄するような、様々な進化の産物です。
また、足の構造も、他の甲虫類に共通する、つま先のかぎ針(附節)は、縮めたときに、引く力を最大限に発揮し、すねの部分(脛節)の後ろ向きのとげとげは、伸ばしたときに力強く押し出す役割を果たします。
映画のクリーチャーや、あるいはそれ以前の特撮映画の怪獣などにも、身体の各部分の構造と役割などが解説されていることがありますが、実際の進化の産物である生き物には、身近な存在であっても、知るほどに深淵な理由があります。
個人的には、インセクト(昆虫)系のクリーチャーに萌えるのです。
外骨格、多関節、現実にも身近に存在する(ムカデ、ゲジゲジ、クモ、ゴキブリなど)造形が巨大化して画面上に登場するのは、結構現実の延長上の嫌悪感を刺激されて、おぞましく感じられていたのです。
今回、エイリアンやら、スターシップトゥルーパーズやら第9地区やらを見返していて、あまり造形に感心しないように思いました。何作か観ていて、気付いたのが、やはり、想像力と特殊技術とCGを凝らしたクリーチャーよりも実際の昆虫の方がずっと芸術的で、神秘的で深遠なカタチをしていることを、最近よく見知っているからかもしれないということです。
先日の記事で紹介したシロテンハナムグリ君ですが、頭からあごの下にかけての体節の下側に無数の毛が生えてます。この毛は、腹部から尾部の体節の継ぎ目に生えている”水をはじく毛”と違って、”水に濡れる毛”のようです。水をはじく毛の役割は云うまでもなく、体節の継ぎ目から水と一緒にアメーバ類などの寄生しかねない原生動物、菌類が進入するのを防ぐような役割などがあります。濡れる毛は、本来逆向きに生えていることからも分かるように蜜と一緒に花粉をたくわえ、植物を受粉させやすくするような役割があります。成虫になっても葉ばかりを食べるドウガネブイブイなどに、このような濡れる毛はほとんどありません。昆虫の自然の造形は、じっくり観察すると、複雑であると同時に、自分の食物をより繁栄させその恩恵で自らも繁栄するような、様々な進化の産物です。
また、足の構造も、他の甲虫類に共通する、つま先のかぎ針(附節)は、縮めたときに、引く力を最大限に発揮し、すねの部分(脛節)の後ろ向きのとげとげは、伸ばしたときに力強く押し出す役割を果たします。
映画のクリーチャーや、あるいはそれ以前の特撮映画の怪獣などにも、身体の各部分の構造と役割などが解説されていることがありますが、実際の進化の産物である生き物には、身近な存在であっても、知るほどに深淵な理由があります。