テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

明星チャルメラちゃんぽん

2013-08-29 23:10:45 | 日記
とあるチェーン店のちゃんぽんが好きで、一時期、週一くらいで食べに行ってました。
でも、店舗による違いもありましたし、悲劇的なことに、よく行っていたお店のちゃんぽんも、ある時期から少し変わってしまい、好みではなくなったので、そう繁くに食べるメニューではなくなってしまいました。
今でも、独特の麺の食感と、ごったに入った具材の多さが好きで、暑い時期でも食べに入ることはありますが、ウチ(家庭料理)でも、ちゃんぽんとして売っているインスタント麺、冷凍食品、生麺パックとも、どうも私の好きな食感とは違い、まぁ、こんなもんかな、という小さな妥協とともに食べていました。

昨年、明星がインスタント麺で発売した製品、変わっているのは、最初に粉末スープを入れて麺(と用意した具材)を煮込むこと。
通常、インスタント麺でスープが別になっているものは、決まり切ったように”火を止めてからスープを入れて下さい”、あるいは器にスープなどを入れておいて、後から茹でた麺を入れるような作り方を指定しています。なかには、”必ず火を止めてから・・・”とわざわざ書いてある製品もあります。
そんなことを書き手ある理由の一つに、火を止めずに鍋のなかにスープなどを入れるとき、鍋からはみ出たコンロの炎や水蒸気で、不測の事故が起きるのを防ぐためというのがあるそうです。実際、比較的小ぶりの鍋で乾燥した粉末スープがはみ出て、刹那に延焼し、びっくりしてひっくり返したり、鍋からこぼさないように液体スープや調味料を入れようとして近づきすぎて火傷したり、という事があったそうです。
もちろん、加熱によってスープの風味が飛ぶとか、麺に過剰に味がしみこみすぎるとか、発酵によって味のバランスがとれている調味料(味噌や醤油など)は煮込むと味が落ちるとか、食味上の理由もあります。
閑話休題、この明星チャルメラちゃんぽん、最初から入れるスープの味は、さほど感心しないのですが、麺の食感は秀逸で、コシの強すぎない太麺が、過去に食べたどんな家庭調理用チャンポン麺より、昔好きだったお店の感じに似ています。キャベツや、練り物や、エビやホタテ貝柱やゲソ、炒めたタマネギと豚肉などを入れると、ちょっと物足りないスープの味も整い、結構美味しくなります。もしこの製品を食される際は是非とも、様々な具材と一緒に調理されることをおすすめします。