田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

笠森観音:長南町

2018年01月30日 | BOSOの見どころ+α
笠森寺は、天台宗・別格大本山です。延暦3年(784年)に最澄上人が楠の霊木で十一面観音菩薩を刻み安置・開基されたといわれる古刹です。

大岩の上にそびえる観音堂に上がる階段はかなり急勾配で、靴を持って登ります。

板東三十三観音札所の第三十一番札所として、古来より巡礼の霊場として知られています。

コンクリートで補強してある土留めが残念ですね。

十一面観音像が本尊であることから通称「笠森観音」とも呼ばれています。

大岩の上にそびえる観音堂は、長元元年(1028年)、後一条天皇の勅願で建立さました。
六十一本の柱で支えられた四方懸造は、特異な建築様式で全国でも珍しい日本唯一の構造で国指定の重要文化財です。


観音堂下に広がる森林は、4haにも及ぶ公園です。開創当時から禁伐林として保護され、樹齢(1,000年以上)が古い樹木が多く見られます。

歩きやすい遊歩道、展望台、広場があり森林浴も楽しめます。重要文化財として、鋳銅唐草文釣燈篭、鋳銅孔雀文磬、鋳銅鰐口があります。
笠森寺周辺の森林は、延暦年間の笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきたと伝えられる暖帯林の残存林であり「笠森寺自然林」として「国の天然記念物」に指定されているそうです。

場所は茂原長南IC(圏央道)より約10分です。

(解説は千葉県公式観光物産サイトHPより)

写真は平成26年10月上旬に友人たちと行った時のものです。
私は2回目の訪問ですが、閑散期ばかりに行っているせいか人があまりいませんでした。
実はメジャーなお寺なのかも?

椎名家住宅:かすみがうら市

2018年01月30日 | 古民家っていいなぁ。(県外)
椎名家(国の重要文化財)は、代々茂右衛門を襲名する旧家で、江戸時代には加茂村の村役を務めていたそうです。

建物は、桁行15.3m、梁間9.6mの茅葺き寄棟造りの直屋(すごや)で、西側に土間、東側に部屋を配置しています。(直屋:一般的な長方形の住宅)
曲がり材を用いた梁組が特徴で年代が明らかな民家としては日本最古と言われている茅葺の民家です。

西側の側面。
昭和45~46年にかけて行われた解体修理(総工事費1357万円)では、鴨居の枘(ほぞ)から「延宝2年(1674)」の墨書(すみがき)が発見され、建築年が判明しました。

北側に回ってみましたが鍵がかかっていました。敷地内は個人の住宅とのことなので仕方ないか。
土間に面して板敷きの広間があり、千葉県北部から茨城県南部にかけて分布する「広間型民家」の典型であると言われています。
曲がり材を用いた梁組や、主要な柱を蛤刃(はまぐりば)の手斧仕上げしていること、また、仕切り戸の板に槍鉋(やりがんな)を使用するなど、古い要素を見ることができます。

今回(H27.9.30土)は、なぜか閉まっていて、建物の内部を見ることができませんでした。残念!
(金土日は空いているはずなのにおかしいな?看板にもそのような書いてあります)
藪蚊にも刺され、すごすごと退参しました。