11月30日(金)から友人5人と一泊二日で福島県に行って来ました。メンバーに福島市出身者がいたので非常に心強い旅でした。
当日は、上野駅で待ち合わせ、9時2分発の「やまびこ」で一路福島に。6人なので新幹線の3列シートを向かい合わせにし、早くも酒飲みスタート。
約1時間半の乗車で10時半到着。東京は快晴でしたがこちらは曇天。
福島駅から路線バスで約30分の「県営あづま総合運動公園」に向かい、「あづま体育館」2階の「レストランあづまぱぁ~く」で昼食。
この公園は吾妻連峰の麓にあり、荒川(※)沿いにある面積100haに及ぶ緑豊かな自然に囲まれた運動公園で、平成7年の「ふくしま国体」のメイン会場として使用された県立の広域公園です。※福島市を流れる阿武隈川水系の一級河川
昼食後、散策しながら園内にある「民家園」に。紅葉も終わり、もうすっかり初冬の景色です。
「福島市民家園」入口。なんと入場料は無料です。面積は約11haで江戸中期から明治にかけての県北地方の民家を中心に移築・復元がされています。
最初に①旧佐久間家板倉(市指定有形民俗文化財)。 市内佐倉下にあった穀蔵で、市内では珍しい大型の板倉です。建築年代:江戸末期~明治
②旧小野家住宅(市指定有形文化財) 伊達市伏黒にあった養蚕農家。明治6~7年築。中二階建て、茅葺、約338㎡
屋根裏に明かりを取り入れる半切妻(あづま)屋根は県北地方の養蚕農家の代表的な特長。
③旧筧家宿店(きゅうかけいけしゅくてん)(市指定有形文化財) 市内上鳥渡にあった旅人宿。会津街道と米沢街道の分岐点に建っており栄えたが、万世大路の開通と奥羽本線と岩越鉄道(現在の磐越西線)の開通により旅客が激減、廃業しました。
④元客自軒(もとかくじけん)(旧紅葉館)(市指定有形文化財) 市内北町にあった割烹旅館。隣の金沢屋で発生した世良修蔵襲撃事件の後に世良を引き立てた建物。
⑤旧広瀬座(国の重要文化財) 伊達市梁川町にあった芝居小屋。明治20年築、木造一部二階建、入母屋造、杉小羽葺、面積は約785㎡。
舞台中央は回り舞台で、床下には奈落があります。歌舞伎の公演も行われる現役の芝居小屋。
旧広瀬座の裏側。このような芝居小屋は全国でも数棟しか現存してないそうです。
⑥旧阿部家住宅(県指定重要文化財) 市内大笹生にあった農家の住宅。当時の県北の農家の平均規模は26~28坪程度なので、それよりやや小さめ。
日常生活の中心となる「なかのま」が、床を張らない「土座」であることが特色。軒も低く、南側以外は土壁で被われた大壁造り。
⑦旧渡辺家住宅(市指定有形文化財) 市内上名倉にあった農家であり、かつては庄屋だったとも言われています。
丁度、係の人が茅葺屋根を害虫などから守るため、いぶし作業をするところ。1日1回、90分間煙を焚くそうです。
⑧旧奈良輪家住宅(県指定重要文化財) 市内山田にあった上層農民(村役層)の住宅。
面積166㎡、江戸時代中期築。側面と背面は厚い土塗りの大壁造りで、内部は暗く閉ざされている。
⑨旧菅野家住宅(県指定重要文化財) 市内松川町にあった農家住宅。
18世紀後半早々築、寄棟造。土間の広さ、正面を除く「大壁づくり」など県北地方の古い形式を伝えている。
⑩旧馬場家住宅(市指定有形文化財) 南会津郡南会津町にあった農家。会津地方特有の曲家。
この民家は「馬屋中門(ちゅうもん)造り」になっており、鉤型に突き出た部分(中門)があり、先端が出入口になっていて、中に馬屋や便所があり人と馬が一つ屋根の下で生活していました。
1807~8築、面積200㎡、寄棟造、平屋建て(一部中二階)曲棟付。
「火の見櫓」と「消防ポンプ小屋」
最後に「展示館」で民具などの展示を見学しました。
路線バスで福島駅まで戻り、宿の送迎バスで高湯温泉へ。宿が標高750mにあるため、宿の近くまで行くと雪がちらちら。さぶ!
今宵の宿:高湯温泉:源泉かけ流しの宿:旅館「玉子湯」(明治元年創業:150年)に。
フロントは4階にあり、我々の部屋は露天風呂などがある1階。すぐに風呂へ直行。
まずは茅葺きの湯小屋「玉子湯」に入浴。白濁したお湯。
この後、野天岩風呂「天翔の湯」、内湯の大浴場「滝の湯」と次々に入浴。
夕食は5階で。豪華とはいきませんが我々にはちょうどいい感じでした。当然、ビール・焼酎付。
部屋に戻り、10時過ぎまで飲み会を続け、大鼾をかいて就寝。先に寝れば良かった!
翌日は、送迎バスで福島駅に出て、東北本線で二本松市へ。(続きは別ページで)
当日は、上野駅で待ち合わせ、9時2分発の「やまびこ」で一路福島に。6人なので新幹線の3列シートを向かい合わせにし、早くも酒飲みスタート。
約1時間半の乗車で10時半到着。東京は快晴でしたがこちらは曇天。
福島駅から路線バスで約30分の「県営あづま総合運動公園」に向かい、「あづま体育館」2階の「レストランあづまぱぁ~く」で昼食。
この公園は吾妻連峰の麓にあり、荒川(※)沿いにある面積100haに及ぶ緑豊かな自然に囲まれた運動公園で、平成7年の「ふくしま国体」のメイン会場として使用された県立の広域公園です。※福島市を流れる阿武隈川水系の一級河川
昼食後、散策しながら園内にある「民家園」に。紅葉も終わり、もうすっかり初冬の景色です。
「福島市民家園」入口。なんと入場料は無料です。面積は約11haで江戸中期から明治にかけての県北地方の民家を中心に移築・復元がされています。
最初に①旧佐久間家板倉(市指定有形民俗文化財)。 市内佐倉下にあった穀蔵で、市内では珍しい大型の板倉です。建築年代:江戸末期~明治
②旧小野家住宅(市指定有形文化財) 伊達市伏黒にあった養蚕農家。明治6~7年築。中二階建て、茅葺、約338㎡
屋根裏に明かりを取り入れる半切妻(あづま)屋根は県北地方の養蚕農家の代表的な特長。
③旧筧家宿店(きゅうかけいけしゅくてん)(市指定有形文化財) 市内上鳥渡にあった旅人宿。会津街道と米沢街道の分岐点に建っており栄えたが、万世大路の開通と奥羽本線と岩越鉄道(現在の磐越西線)の開通により旅客が激減、廃業しました。
④元客自軒(もとかくじけん)(旧紅葉館)(市指定有形文化財) 市内北町にあった割烹旅館。隣の金沢屋で発生した世良修蔵襲撃事件の後に世良を引き立てた建物。
⑤旧広瀬座(国の重要文化財) 伊達市梁川町にあった芝居小屋。明治20年築、木造一部二階建、入母屋造、杉小羽葺、面積は約785㎡。
舞台中央は回り舞台で、床下には奈落があります。歌舞伎の公演も行われる現役の芝居小屋。
旧広瀬座の裏側。このような芝居小屋は全国でも数棟しか現存してないそうです。
⑥旧阿部家住宅(県指定重要文化財) 市内大笹生にあった農家の住宅。当時の県北の農家の平均規模は26~28坪程度なので、それよりやや小さめ。
日常生活の中心となる「なかのま」が、床を張らない「土座」であることが特色。軒も低く、南側以外は土壁で被われた大壁造り。
⑦旧渡辺家住宅(市指定有形文化財) 市内上名倉にあった農家であり、かつては庄屋だったとも言われています。
丁度、係の人が茅葺屋根を害虫などから守るため、いぶし作業をするところ。1日1回、90分間煙を焚くそうです。
⑧旧奈良輪家住宅(県指定重要文化財) 市内山田にあった上層農民(村役層)の住宅。
面積166㎡、江戸時代中期築。側面と背面は厚い土塗りの大壁造りで、内部は暗く閉ざされている。
⑨旧菅野家住宅(県指定重要文化財) 市内松川町にあった農家住宅。
18世紀後半早々築、寄棟造。土間の広さ、正面を除く「大壁づくり」など県北地方の古い形式を伝えている。
⑩旧馬場家住宅(市指定有形文化財) 南会津郡南会津町にあった農家。会津地方特有の曲家。
この民家は「馬屋中門(ちゅうもん)造り」になっており、鉤型に突き出た部分(中門)があり、先端が出入口になっていて、中に馬屋や便所があり人と馬が一つ屋根の下で生活していました。
1807~8築、面積200㎡、寄棟造、平屋建て(一部中二階)曲棟付。
「火の見櫓」と「消防ポンプ小屋」
最後に「展示館」で民具などの展示を見学しました。
路線バスで福島駅まで戻り、宿の送迎バスで高湯温泉へ。宿が標高750mにあるため、宿の近くまで行くと雪がちらちら。さぶ!
今宵の宿:高湯温泉:源泉かけ流しの宿:旅館「玉子湯」(明治元年創業:150年)に。
フロントは4階にあり、我々の部屋は露天風呂などがある1階。すぐに風呂へ直行。
まずは茅葺きの湯小屋「玉子湯」に入浴。白濁したお湯。
この後、野天岩風呂「天翔の湯」、内湯の大浴場「滝の湯」と次々に入浴。
夕食は5階で。豪華とはいきませんが我々にはちょうどいい感じでした。当然、ビール・焼酎付。
部屋に戻り、10時過ぎまで飲み会を続け、大鼾をかいて就寝。先に寝れば良かった!
翌日は、送迎バスで福島駅に出て、東北本線で二本松市へ。(続きは別ページで)