先日、柏市花野井の「旧吉田家住宅(国指定重要文化財)」(写真)を訪れた際、
公益財団法人「吉田記念テニス研修センター」(国際的には、 Tennis Traning Center : 略称:TTC)にも立寄ってきました。
柏市にはサッカーの「柏レイソル」、女子バスケの「JX-ENEOSサンフラワーズ」、積水化学「女子陸上競技部」、JR東日本「野球部」など、プロ・アマ問わず日本を代表するトップアスリートやチームの活動拠点があり、
テニスではパラリンピックのシングルスで2個、ダブルスで1個の金メダルを獲得している車椅子テニスの「国枝慎吾選手(柏市)」などを輩出したTTCがあります。
TTCは、日本テニス界のレベルアップと車いすテニスの普及に取り組む日本有数のテニス研修施設です。
TTCの理事長であり、柏市テニス協会の会長である吉田宗弘さんは、「旧吉田家住宅」の元の所有者の長男で、吉田家43代当主です。
吉田家一家は、故吉田富士子さんの長男の宗弘氏より柏市に遺贈された「旧吉田家住宅」(敷地面積:約2.2ha)に並んで建つ、欧風のクラッシックな建物に、現在もお住まいで、
宗弘さんの奥様は1975年(昭和50年)の「ウインブルドン女子ダブルス」で優勝された「吉田(旧姓:沢松)和子」さんです。沢松直子さんの叔母。
吉田和子さんもTTCの評議員会長を務められ、ご夫婦でテニスを通じて日本のスポーツ・文化の発展にご尽力されているとのことです。
TTCのテニスコートは屋内4面、屋外10面、計14面あります。因みに「県立柏の葉公園」のテニス場は屋外で8面です。
奥に見える樹林は「旧吉田家住宅」北側の防風林で、樹齢400年の木もあるそうです。
寄り道をした日は「第28回 三井不動産全日本選抜車いすテニスマスターズ」の決勝の日で、
男子・女子の決勝の前に、障害者が健常者と組む「ニューミックスダブルス」が行われていて、沢松直子さんが出場していました。
私は、若い頃に少しだけテニスをかじったことがある程度ですが、この試合を興味深く、観戦させて頂きました。