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そろばんの博物館に行って来ました:白井市

2019年02月01日 | 日々のあれこれ
日本全国には数多(あまた)の博物館がありますが、この「白井そろばん博物館」は日本唯一のそろばん博物館です。

2,011年5月に開設し、間もなく満8年になるそうですが、私は初めての訪問です。
博物館と言っても2階建ての木造一軒家です。(敷地面積:約265㎡、延床面積:約160㎡)

1階が「常設展示室・帳場・ミニ寺子屋」で、

2階が「企画展示室・体験工房・事務室」になっています。

玄関を入ると、誰もおらず「二階におりますので、この”拍子木”を2回ほど打って下さい」と書いた案内が。

早速、拍子木を鳴らすと年配のおじさんが2階から降りて来ました。

入館料を払い、「案内パンフ」と「博物館タオル」を頂き、展示品を見ていると、そのおじさんが何と「お茶と御茶菓子」を出してくれました。タオルは年賀のお印(1月限定)のようです。こんなサービス、通常博物館にはないよね。
とてもアットホームな博物館です。「二階で打ち合わせをしているのでご自由にご覧下さい」とのこと。

展示品は1,800点(2,018.4現在)を超えているそうです。1階にもいたるところにそろばんが展示されています。
実はこのおじさん(失礼!)が館長の「石戸謙一(※)」さんで、展示品は全て石戸さんが集めたものだそうです。
(※「株式会社イシド・石戸珠算学園」(いしど式)の取締役会長&一般財団法人全国珠算連盟理事長)


天1、地4、231桁の「長尺そろばん」。約3mあり、イベントや装飾用に作られたもので、数人ではじいたり、一つの問題を分割して計算したりするそうです。他にも海外のもの、国内の産地別、時代別(江戸時代320年前のもの)、材質別など珍しいそろばんがぎっしり並んでいます。

「世界一そろばん珠」石戸珠算学園が2009年の関東大会で最優秀団体になった時に記念して作ったとのこと。右が「そろばん狸」、左が「そろばん猫」です。

「孫の手そろばん」なんて珍しいものもあります。こんなに種類があるのかというほど多種です。

屋外展示もあり、奥に見えるピラミッドみたいなものは「そろばん神殿」。そろばん金次郎や水琴窟・ミニ庭園も。

今から40年以上前。退職した会社に入社した時、そろばんも事務用品の1つとして新入社員に支給されたのを覚えています。当時は電卓がデカくて、課に1~2台しかありませんでした。しかし直ぐに電卓が投入され、そろばんを使うことは殆どありませんでした。
以来、そろばんを手にすることはありませんでしたが、懐かしく拝見させて頂きました。
BOSOの我が家にも壊れかけの古い5珠(天1、地5)の算盤が2つあります。


屋根の上のを見上げると「七福神」が、そろばんを抱えて鎮座しています。

拡大するとこんな感じ。

入口の脇にある「丸型ポスト」のLETTER版(銘版が「POST」ではなく「LETTER」と記されたもの)で、現役のポストは全国に3本しかないそうです。

昨年はNHKなど様々なメディアの取材が20回以上あったそうなので凄い注目度ですね!

「つるし雛」にもそろばんが付いています。

入館料は大人:300円、学生:200円、幼児は無料。
アクセスは、北総鉄道白井駅より徒歩25分又は京成バス(千葉レインボーバス)白井バス停徒歩1分です。駐車場も隣にあります。