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田舎へ行ってご/見てご!

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春の花:翡翠葛

2020年04月03日 | 花さんぽ・花めぐり

調布市の「神代植物公園」(臨時閉園中)や浜松市の「はままつフラワーパーク」などで

神秘的な花「ヒスイカズラ(翡翠葛)」が開花中とのことです。

柏市の近くでは野田市の清水公園「花ファンタジア」、つくば市の「筑波実験植物園」で見られます。

今の時期、全国の植物園(大きな温室)で見ることができますが、

自生地フィリピン・ルソン島などでは絶滅が危惧されています。

「ヒスイカズラ」はマメ科の常緑つる性植物で「翡翠色」の花を房状に咲かせる総状花序。

花色は’エメラルドグリーン’や’ターコイズブルー’とも表現されますが、他には見ない奇抜な花色です。

開花期は3~4月。1つの花房は50cm~1mくらいで、花は鳥のくちばしのような形(勾玉(まがたま)形)。

1つ1つの花は長さ6~8cmほどです。

初めて見た時はこんな色・形の花があるのだと衝撃を受けました。

英名では「ジェイドバイン」と呼ばれ、ジェイドは「翡翠」、バインは「つる」という意味です。

和名は、英名の直訳で、花色が宝石の翡翠に似ていることから名づけられました。

蕾はなんとなく気色悪いですね。フジのように垂れ下がり、房の上から花が咲き始めます。

つるの長さは20m以上になるそうです。受粉すると握りこぶしほどの長丸い果実が実ります。

野生ではオオコウモリが蜜を吸うときに受粉を助けて結実するそうですが、これは人工授粉だと思います。

実は緑色の楕円の球体で、実の中に数個の豆が入っています。