「カンナ・インディカ」(Canna indica)は、現在の「ハナカンナ(カンナ)」の種間交配で使われた赤花の原種です。
江戸時代前期に日本に渡来。 和名:ダンドク(檀特)
この株は、2023年3月、ファルコン9ロケットで宇宙へ打ち上げられ、8月に地球に帰還したカンナの種子から育ったもので通称「宇宙カンナ」
カンナ科カンナ(ダンドク)属の多年草(球根) 熱帯アメリカ原産
高さ1~1.5mになり、根茎は多肉質。茎は円柱状で直立し、長さ30~40㎝の葉を互生してつける。葉質は厚く、光沢がある。
花期:6~10月(熱帯では周年開花)
花は頂生し、総状花序。色は赤色で、花びらに見えるものは雄しべが変化したもの。
ダンドク系の園芸品種
秋に熟した実に、複数の重く丸く黒い種子ができ、これが散弾銃の弾丸のように見えることから「インディアン・ショット」(Indian Shot)とも呼ばれます。
なお、ペルーでは約4千年前から根茎を食用とし、アンデス山地では今でもビスケットに加工されるそうです。
通称「ハナカンナ」は、1,000種以上の品種があるそうです。
ハナカンナは、日本には昭和初期に渡来。花色は赤、黄色、橙色、白、ピンクなどがあり、花が大きい。
葉に班紋があるものなど変化に富んでおり、高さが50㎝以下の矮性種もある。