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シダ植物①:豆蔦

2023年10月12日 | 花さんぽ・花めぐり

マメヅタ(豆蔦)」(Lemmaphyllum microphyllum

本州(宮城県以西)~沖縄県、アジア南東部、暖温帯、亜熱帯に分布

葉が「栄養葉」と「胞子葉」の二型がある常緑シダ植物です。

ウラボシ科マメヅタ属の常緑シダ植物。樹木や岩に茎をはわせる着生植物

フルハウスの樹木にも着生していましたが、いつも間にかなくなっていました。

「栄養葉」は肉厚で丸く、 「胞子葉」はへらのような形で立ち上がっている。

 

岩に着生。ソーラス(胞子嚢群)は線形につくが、胞子が熟すと葉身一面に広がる。 

 

胞子葉、ソーラスは線形で2列につく。

栄養葉は長さ1〜2cm、胞子葉は長さ5~6cmほど。

マメヅタ(ヒメマメヅタ型)」葉質が薄く、栄養葉が狭楕円形で小型

マメヅタ’シシバ’(豆蔦’獅子葉’)」園芸品種

別名「キンギョマメヅタ」 肉厚の葉先が分裂する奇形種。

同じ仲間の「オニマメヅタ(鬼豆蔦)」絶滅危惧IA類(CR)

日本では屋久島と島根県の2か所で記録があるが、島根県唯一の自生地は道路工事で失われ、域外保全株と植え戻し株のみが残っている。