秋の風情を感じさせる清楚な花が魅力の「シュウメイギク(秋明菊)」(Anemone hupehensis var. japonica)
掲載写真の品種名はわかりません。
人里近くの林縁などに生える多年草で「アネモネ」の仲間。
中国から古い時代に渡来した栽培品が野生化した考えられる帰化植物。
京都の貴船に多く栽培されていたため、別名を「キブネギク(貴船菊)」という。
八重咲きで紫紅色をした貴船菊が本来の秋明菊。
キンポウゲ科イチリンソウ(アネモネ)属の半常緑性多年草(宿根)
原産:中国、台湾など 草丈:50~80cm。
花期:8月中旬~11月 花色は赤花種が多くみられるが、白花、八重も。
花弁に見えるのは萼片で、花弁は退化してない。中央に黄色の雄しべが多数ある。
昔からある白一重咲きの在来種。草丈1m以上
桃花八重咲き
桃一重咲きは、キブネギクと白一重咲きの交雑種
根生葉は大きく、有柄で3出複葉を形成し、小葉は3中裂する。茎葉は3裂し、無柄で互生する。
斑入り葉の品種もあるそうです。
細く硬い茎は強靱で、強風でも茎全体をしなやかに揺らし折れない。