'220928 つくば植物園
バナナの仲間で”地面から生える金色の蓮”という意味の「チユウキンレン(地湧金蓮)」(Musella lasiocarpa:ムセラ・ラシオカルパ)
英名:「チャイニーズ・イエロー・バナナ」
バショウ科ムセラ属の多年草 中国雲南省からインドシナ半島の山地の標高1,000m~2,500mの山地に生える。
茎の高さは60~100㎝。四方に開いている花のように見える黄色い花弁状の部分は苞葉と呼ばれ、直径30㎝ほどになります。
花は苞葉の基部に小さく咲き、花が終ると次の苞が開き、次の花が出てきて開花します。
花は次々に咲き、8ヶ月ほど(5~12月)咲き続けます。
開花した株はバナナ同様に世代交代のために枯れますが、地際に子株が出てくるので、それを次の株として育てます。
現地では薬や豚の餌に使われるほか、食用することもあるそうです。
なお、「淡路花博(2020)」の際、日本に初めて導入され、目玉植物として大変な人気だったそうです。