ピレアは世界の熱帯から亜熱帯に約650種が自生しています。
イラクサ科ミズ(ピレア)属の常緑多年草(観葉植物)
日本にも「ミズ」(Pilea hamaoi)や「ヤマミズ」(P. japonica)などが分布しています。
以下の3種が植物園でよく見かけます。
古くから栽培されているのはベトナム原産の「ピレア・カディエレイ」(P. cadierei)で、アサバソウ(あさば草)と呼ばれます。
葉に金属のような銀白色の斑が入り、英名「アルミニウム・プランツ」(Aluminum plant)とも呼ばれます。
この斑は表皮と葉肉の間に隙間ができて空気の層が出来ることから生じるそうです。
秋になると、白〜薄桃色の金平糖のような花を咲かせることがあります
西インド諸島からペルーに分布する「ピレア・ヌンムラリーフォリア」(P. nummulariifolia)
径2.5㎝ほどの円形の葉をつけた茎が匍匐して良く伸びる。葉は黄緑色で葉の縁には丸い鋸歯がある。
時には花径1~2mmの小さな花を咲かせる。
葉は卵形で、葉色は、茶褐色に緑色が重なり、全面にちりめん状の細かなシワが入る「ピレア‘ムーン・バレー’」(P. ‘Moon Valley’)
中心部の茶褐色の3本の葉脈とのコントラストが美しく、葉の表面が月の地表に似ていることが名前の由来。