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「キンカン(金柑)」(Fortunella japonica)は、果肉は少し酸っぱいが、皮は甘く、剥かずに丸かじりできるのが最大の特徴です。
日本で普通に栽培されている「キンカン」は、生食用が「ネイハ(ニンポウ)キンカン(寧波金柑)」(F. crassifolia)、薬用が「ナガ(ナガミ)キンカン(長金柑)」(F. margarita)と「マルミキンカン(丸実金柑)」(F. japonica)です。
ミカン科キンンカ属の常緑低木 樹高:2~3m。中国長江中流域原産で江戸時代(1826年)に日本に渡来(寧波金柑)。
ミカン属と比べると、実が小さく、子房の室数が少なく、葉の葉脈が不明瞭など異なる特徴から、現在は独立した属に分類されている。
枝はとげがほとんど無く、葉柄に狭い翼(よく)があり、葉は互生につき披針形。
花期は6~7月。花は白色で、花径2㎝の五弁花で香りがある。
果実は球形か短卵形で、黄金色。基本的に種が入っている。
主な産地は宮崎県、鹿児島県。[出回り時期]12月~3月(完熟果は1月中旬以降がベター)
生食する他、甘露煮、砂糖漬けやマーマレード、金柑酒などにも利用されます。また、昔から民間薬として名高く、咳やのどの痛みに効果があるとされる。
宮崎県では「たまたま」、「たまたまエクセレント」というブランド名で完熟キンカンを出荷しています。「寧波キンカン」を完熟させてから収穫したもので糖度が高いのが特徴。生食用に市販されているキンカンのほとんどは果実が大きく品質が良い「寧波キンカン」(12~16g)です。
「オオミキンカン(大実金柑)」は一般的なキンカンよりもひとまわり大きな実がなる品種で、キンカンとミカン類の雑種と言われる。 やや酸味があるので、生食よりも甘味を加えて甘露煮やジャムなどに加工する。
キンカン新品種「ぷちまる」↑は「ナガミキンカン」に「四倍体ネイハキンカン」を交雑して育成した三倍体のキンカン。
一番果の成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好。種がほとんど入っていないので食べやすい。
以前、投稿した「マメキンカン」↑(Fortunella hindsii)別名:キンズ(金豆)
木は矮性で、果実も小さく果重1g程度。観賞用で、小品盆栽に利用されることが多い。