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春の花:姫榊

2024年03月28日 | 花さんぽ・花めぐり

可愛らしい壺型の花を下向きにつけている「ヒサカキ(姫榊)」(Eurya japonica  subsp. japonica

フルハウスにも大きな木が何本か生えていますが、なぜか次々に枯れてしまいます。

名前は「姫さかき」が転訛しヒサカキとなったとの説が一般的ですが、サカキにあらずで非サカキとの説も。

サカキが分布しない関東以東では、この種がサカキの代用として神事に使う。

サカキ科ヒサカキ属の常緑小高木。 日本、朝鮮南部、中国、台湾に分布

雌雄異株。樹高:4~8m

花期:3~4月。クリーム色の五花弁。花数は多いものの下向きで目立たない。

この花特有の強烈な匂いは、遠くからでもその存在を知ることができるほど。

葉は互生し、長さ3~8㎝の楕円形でやや厚く、艶がある。縁には鈍い鋸歯がある。

果実は直径4~5mmの球形で、10~12月に黒紫色に熟す。

’シロフクリン(白覆輪)’(’Shirofukurin’)

’イエローモトルド’  ('Yellowmottled')

ムニンヒサカキ(無人姫榊)」(Eurya boninensis

父島、母島のある小笠原諸島にだけ分布する固有種

因みに、「サカキ(榊)↑」(別名:ホンサカキ)は、関東以西から沖縄にかけて分布。

葉がやや大型で、鋸歯がないことで本種と容易に区別できます。サカキは花期も6~7月で本種と異なる。