ご存知の方も多いと思いますが、鍋料理・天ぷらなどに欠かせない「シュンギク(春菊)」(Glebionis coronaria)の花です。
菊の花は主に秋に咲きますが、春に花が咲く菊ということから「春菊」となったそうです。
関西など地方によっては「キクナ(菊菜)」とも呼ばれています。
キク科シュウンギク属の一年草。草丈:0.3m~1.0m(開花時)。なお、収穫期の草丈は20cm~30cmです。
’080621 花径は3~4cmの真っ黄色のとても綺麗な花です。
原産地は地中海沿岸で、ヨーロッパでは主に観賞用として栽培。食用にするのは東アジアだけです。
近年は和食ブームでヨーロッパでも一部食用に供されるようになってきたそうです。
茎や葉が柔らかい食用の旬は11~2月ですが、開花期は4~5(6)月。食べて良し、見て良しです。
'200524 花も食べられるそうですが、苦みが強いため、あまりお勧めしません。
痛みやすいため長距離輸送が難しく、大都市及びその近郊で栽培されています。
因みに生産量のトップは千葉県で続いて大阪府です。
’080621 舌状花の外側が白い(又はクリーム色)覆輪になっているものもあります。
'200524 黄色単色の花の方が一般的のようです。
「ハナゾノシュンギク(花園春菊)」と呼ばれる観賞用の八重咲き種もあります。
葉は切れ込みの程度で大葉種、中葉種(最も生産量が多い)、小葉種に分類されます。
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