日本(~北東アジア)の「カタクリ(片栗)」は紫色ですが、北米には黄色いカタクリもあり、日本では園芸品種の「エリスロニウム'パコダ'」がよく知られています。
鱗茎の姿が栗の片割れに似ていることから、「片栗」の意味で名付けられたと言われています。
ヨーロッパの「セイヨウカタクリ」は赤紫色(ピンク)。北米の黄色いカタクリも「セイヨウカタクリ」といいます。混同を避けるため、北米の黄色い花を咲かせるカタクリを「キバナカタクリ(黄花片栗)」とします。北アメリカ西部には、白いカタクリもあるそうです。
花期は3~5月。1株から花がいくつも下向きに咲きます。年数とともに株が大きくなり、葉もだんだん横に広がって立派になります。
「黄花片栗」(ユリ科の多年草)は、日本の山地に自生している繊細な「カタクリ」より丈夫で、サイズが大きく(高さは15~30cm)、葉に艶があります。6月には、地上部が枯れ球根の状態のままで休眠します。
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