4月3日、千葉大柏の葉キャンパスに「カリン(花梨)」(Pseudocydonia sinensis) の淡紅色の花が咲いていました。
まだ、咲き始めで花数は少なめでした。別名:アンランジュ(安蘭樹)
カリンはバラ科カリン属の1種1属の落葉高木です。 中国原産
樹高は6~10mになり、4~5月に、短枝の先に直径3cmの花が1個ずつ咲き、花弁は5個。
幹の樹皮は鱗片状にはがれ、独特の模様と色を呈しています。
緑色だった実が10月頃に黄熟し、芳香を放ちます。長さは10~15cmの楕円形又は倒卵形で大きく目立つ実です。
車の芳香剤替わりにしている人もいるとか。
見た目は美味しそうですが、非常に硬い上、酸味・渋みが強く、とても生では食べられません。また、ジャムの加工もできません。葉は倒卵形で互生し細かい鋸歯があります。
カリンの盆栽
果実は砂糖漬け、果実酒、薬用(咳止めや鎮痛剤)などに使います。
近縁種に「マルメロ」があり、果実(写真上)は毛が生えていて、洋梨のような形をしています。長野県などの地方ではマルメロのことをカリンと呼ぶ地方もあるようです。
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