高山植物の女王と称されるコマクサの仲間「ケマンソウ(華鬘草)」(Lamprocapnos spectabilis)
シノニム:Dicentra spectabilis:ディセントラ・スペクタビリス
私は別名「タイツリソウ(鯛釣草)」の方が馴染みがあります。
海外では、この花の形を心臓に例え「bleedeng heart (血を流す心臓)」などの名前で呼ばれます。
ケシ科コマクサ属の耐寒性多年草 中国東北部~朝鮮半島原産
草丈:30~60cm、花期:4~6月
蕾の時はハート形で開くと両側に巻き上がります。花の長さ3cmほどで紅色、先端が白色
釣竿のように伸びた花序に1列に10数花を下垂させるようにつけます。
この様子が仏堂の欄間の飾り、華鬘(けまん)に似ていることが名前の由来。
葉は牡丹の葉に似ていますは、葉や根には毒があるので注意が必要。
白花の園芸品種’アルバ’(Alba)イギリスの庭園で実生されたものから出現した。
こちらは同じ仲間の「ヒメケマンソウ(姫華鬘草)」
別名:ヒメタイツリソウ(姫鯛釣草)、アメリカコマクサ(亜米利加駒草)
米国東部原産 花期:4~7月 細長いハート形で、淡い紅色~紅紫色
全体的にケマンソウより小ぶりで、葉も細かく切れ込みます。
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