単に「トレニア」と言うと「トレニア・フルニエリ」(Torenia fournieri)のことを指し、和名「ハナウリクサ(花瓜草)」、「ナツスミレ(夏菫)」とも言います。夏の花の定番でよく見かけます。
同じ仲間に亜熱帯の常緑樹林下に生育する「ツルウリクサ(蔓瓜草)」(Torenia concolor var. formosa:トレニア・コンカラー)があります。
アゼナ科ツルウリクサ(トレニア)属の常緑多年草 日本(奄美)、台湾に分布
国内最後の自生地は奄美大島で絶滅危惧ⅠB類 (EN) に指定されています。
沖縄島と宮古島にも分布していましたが絶滅した可能性が高いそうです。
※草丈は5~20cm。茎は細く、地面や斜面を這うようにして生育。
葉は三角状の卵形で対生。葉の縁には鋸歯があります。
花は葉腋から細い花柄を出し、唇形で長さ2.5~3.5cmの紫色の大きい花を1つ咲かせます。
上唇は浅く2裂し、下唇は上唇より大きく、円形に3つに裂けます。
※(財)奄美文化財団のwebページより引用
「トレニア(ハナウリクサ)」については、「夏の花14:トレニア(’190817)」をご覧ください。
よく似ているトレニア ’スーパートレニア カタリーナ ブルーリバー’
リバー(川)のように枝垂れる草姿が美しい品種です。
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