ツバキ科ツバキ属の「ハイドゥンツバキ」(学名:Camellia amplexicaulis)
別名:ハイドンツバキ、和名:カイドウツバキ(海棠椿)
これも初見です。まだ、半開の状態で全開している花はありませんでした。
ベトナム北部の亜熱帯の樹林下などの暗い場所に生えるツバキの仲間です。
蕾もとても可愛らしい花です。樹高:2~3m。半耐寒性常緑低木。
葉のつけ根が耳形で茎を抱くのが特徴
花期:11~4月。花は桃紅色で縁は淡桃色となり、半八重に見えます。
葉は肉厚で大型の楕円形。「キンカチャ(金花茶)」や「チャ(茶)」に似ています。
ベトナムのグエン王朝に愛され、門外不出の「幻の名花」と呼ばれたそうです。
新葉が展開する時は銅色を帯び、その後濃い緑になります。
ベトナム語で海棠は「Hai Duong」で、日本語では「ハイドゥン」や「ハイドン」と呼ばれます。
ベトナムの「テト」(旧正月)にはこの花が使われるそうです。
<追録>
’210315 開花した花の写真です。
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