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よかとこばい!九州(鹿児島編)

2024年06月12日 | 日本っていいなぁ。(旅の思い出)

今日は鹿児島編です。鹿児島には3泊(霧島市→鹿児島市→指宿市)しました。

3日目は、熊本城から九州自動車道を経て、宮崎県の「御池(みいけ)」をとおり鹿児島県の「霧島神宮」へ。

現在の社殿は島津氏第21代当主(第4代薩摩藩主)島津吉貴が、1715年に建立・寄進したものです。

「霧島神宮」は、創建が六世紀頃で、数少ない「神宮号」を名乗る神社。

濃い緑に包まれた参道・境内を抜けると格調高い朱塗りの社殿があらわれます。

傾斜を利用して建てられた社殿は内部のいたるところまで豪華な装飾がなされています。

本殿、幣殿、拝殿が国宝(令和4年2月9日)です。

御神木の「※メアサスギ(蒲生杉)」は樹齢800年、樹高38mの巨樹です。※薩摩の在来品種

境内には「オオハンゲ(大半夏)」の花が咲いていました。タヌキも目の前を通過。

ところで、阿蘇神社の「神社」と霧島神宮の「神宮」の違いって何?

神社は、日本古来の神をまつる一般的な施設のこと。神社にまつられている神のことを祭神と呼び、この祭神が皇室の祖先であったり、皇族と縁の深い神社を「神宮」と呼ぶそうです。(他に伊勢神宮・明治神宮など)

道の駅③「霧島」に寄り道してから「霧島温泉」の宿へ。

宿の手前でローソンに。買い物後、バックで出る時、危うく他車にぶつけるところでした。ご利益か?

宿の部屋から桜島が眺望できます。展望風呂からはもっとよく見えます。

翌日は鹿児島市中心部に向かい、「蒲生八幡神社のクス(樟)」(日本最大の巨木)を見てから、島津家別邸「仙厳園」に立ち寄りました。

仙厳園は桜島を望む雄大な大名庭園に加え、殿様が暮らした御殿↑があります。

「謁見の間」国内外の要人をもてなす迎賓館としての役割も果たした御殿

仙厳園で「両棒餅(ぢゃんぼもち)」を頂きました。このエリアに両棒餅が食べられる店が集中しています。

御殿には11種類の釘隠しがあります。

中でも「桜島大根の釘隠し」はカラフルで秀逸です。(※写真はレプリカ)

ガイドさんによると仙厳園から桜島がこんなに綺麗に見れる日は中々ないそうです。ラッキー!

桜島の写真を撮るとJR九州日豊本線の架線↑が写ってしまい残念!(手前の木はハマヒサカキ)

来年3月には「仙厳園」と言いう無人新駅が開業するそうな。

この後、鹿児島港に駐車し、「桜島フェリー(運営:鹿児島市船舶局)」で「桜島」へ。(片道200円と格安)

活火山である桜島の火山災害発生時には救難船舶としての役割も果たすため、なんと国内で唯一24時間運航を実施しているそうです。

桜島周遊バス「サクラジマアイランドビュー」で「湯之平展望所」へ。

標高373m、北岳の4合目に位置し、桜島において一般の人が入ることの出来る最高地点です。

中央が北岳、右側の南岳から噴煙が上がっています。

一旦、桜島港に戻り、再びバスに乗り「桜島ビジターセンター」へ。

桜島と言えば「サクラジマダイコン(桜島大根)」(※展示模型)

世界一大きいと2003年にギネスに登録(重さ約31㎏)されています。

収穫期は1~2月。写真は「大根漬」↑

アブラナ科ダイコン属 紫がかったこんな花が咲きます。

桜島の噴火の歴史や自然についてのわかりやすい展示と解説がされています。(展示パネル↑)

少し歩くと「桜島溶岩なぎさ公園」 園内の足湯は全長約100mで日本最大級です。

錦江湾を挟んで西側には南九州最大の都市・鹿児島市の街並みが広がります。

ここから歩いて道の駅④「桜島」へ。

第二桜島丸の「御船印」↑を購入(300円)してから鹿児島港に戻り、今宵の宿へ。

 

翌日、早めに起きて指宿へ。

山中を走る指宿スカイラインを利用、途中の「川辺展望台」で「開聞岳」を遠望。

この道路はほとんど車が走っていませんでした。

その後、イッシーくんで有名?な「池田湖」でトイレ休憩。

池田湖はカルデラ湖で九州最大の湖です。周囲約15km。

’22年10月にオープンした池田湖観光施設公園「IKEDAKO PAX(いけだ湖パクス)」

途中また神社詣で。古来より薩摩一の宮として信仰を受けてきた「枚聞(ひらきき)神社」です。

背後に開聞岳が見えています。

漸く、「フラワーパークかごしま」(中庭)に到着。小雨。

同園は36.5haもの広大な敷地があり、世界各地の亜熱帯植物や温帯植物が楽しめます。

鹿児島湾を一望できる「展望回廊」 絶景ですね。

園内をひとしきり満喫し、薩摩半島最南端の「長崎鼻」へ。

駐車場からのアプローチの土産物屋さんにはこんなものも。

浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられ「竜宮鼻」の別名を持ち、乙姫様を祀った龍宮神社もあります。

ここでも厚かましく神様にいろいろとお願いしました。

長崎鼻からも「開聞岳」がよく見えます。開聞岳は薩摩半島の最南端に位置する標高が924mの火山です。

円錐形の美しい姿をしていることから別名「薩摩富士」とも呼ばれます。日本百名山の1つで登山できます。

昼ご飯は道の駅④「山川港活お海道」で「かつお蒲焼温たまらん丼刺身セット」を頂きました。

食後、「指宿駅」へ。観光案内所でイーブイマンホール蓋の情報を入手。

イーブイと指宿市の名前の語呂が似ているご縁から、進化形を含むマンホールを市内9カ所に設置したそうです。

   

駅付近の4か所だけ回ってみました。私も物好きですね。

指宿駅前には、「指宿のたまて箱号」運行10周年を記念して設置された「いぶたまポスト」を偶然発見。

ツートンカラーの丸型ポストは初見です。

宿にチェックインしてから、「いぶすき 砂の道 ちりりんロード」へ。

干潮時に長さ約800mの砂の道(ちりりんロード)が出現し、「知林ヶ島」(無人島)に歩いて渡ることができます。

この日、砂洲の道は見えていても、砂州が完全に繋がり安全に渡れる状態ではないと渡島はおすすめきなと言われ、がっくし!

散歩中の地元の人に聞いたら渡ることはできたが帰ってこれなくなった人がいたそうです。

以前訪れた小豆島の「エンジェルロード」は渡島できてラッキーでした。

余談ですが干潮時になると海から道が現れ、離れていると思われていた陸地と島が繋がる現象のことを“トンボロ現象”と言い、海外ではフランスにある世界遺産のモン・サン・ミッシェルが有名とのこと。

(宮崎編に続く)

 



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