先日、かみさんと上州(群馬県)を2泊3日で巡ってきました。
初日は上信越道甘楽SICから、約5.0kmの「楽山園」(甘楽(かんら)町)に。
江戸時代初期に、織田信長の次男、信雄により築庭された小幡藩邸の大名庭園で、国指定名勝です。
庭園全景が見渡せる高台に建てられた「梅の茶屋」
梅の茶屋から池(昆明池)を望む。右側の建物は「腰掛茶屋」
池泉回遊式庭園の借景庭園で周辺の山並を借景として取り込み、雄大な景観を演出しています。
楽山園の約300m南方にある「旧小幡藩武家屋敷・松浦氏屋敷」を見学。
江戸時代の上級武士の屋敷で、主屋は木造平屋建て・寄棟造り・茅葺き。こちらも池泉回遊式の借景庭園です。
このあと、道の駅「甘楽」に立ち寄り、いつもの「記念切符」を購入。
なんと180円から200円に値上げされていた。何でも値上げ時代。
道の駅に隣接する江戸時代に名主を務めた「松井家住宅(移築復元)」も見学。建築年代は江戸中期。
昼食は、日本の伝統食“こんにゃく”を楽しく体感する施設「こんにゃくパーク」へ
工場見学やこんにゃく試食バイキングが楽しめます。なんと食べ放題で無料。
更に富岡製糸場入場券をここで購入すると、”生芋コンニャク”のお土産までついてきます。
中山秀征さんがこんにゃく大使を務めていて、年間来園者は約100万人とか。(写真はおみやげゾーン)
因みに群馬県はこんにゃく生産、全国シェア約92%で日本一の産地です。
次は本日の本命「世界遺産 富岡製糸場」(富岡市)へ
140年以上前に造られた建造物群が、創業時の姿を残したまま、良好な状態で保存されています。
世界遺産以外でも富岡製糸場に匹敵する近代的製糸工場は現存しないそうです。
「東置繭所(ひがしおきまゆじょ)」(国宝) 主に繭を貯蔵していた建物(長さ104.4m、幅12.3m、高さ14.8m)
「繰糸所」(国宝) 繭から糸を取る作業が行われていた建物。長さ約140mの巨大な工場です。
繰糸所内部の自動繰糸機 1873年当時、糸を繰る工女さんは556名いたそうです。
繰糸所は「トラス構造」で柱の無い広大な空間が広がっています。
ガイドツアーに参加し、「東置繭所」、「繰糸所」、「首長館(重要文化財)」などを見学。
ツアー終了後は、個人で「西置繭所(国宝)」などくまなく見てまわりました。
「ブリュナエンジンの原寸大の復元機」(繭から生糸を作る繰糸機の動力源)
猛暑・多湿で疲れたので、この後に予定していた重文の「一之宮貫前(ぬきさき)神社」と「旧茂木家住宅」行きを諦めました。
このあと、道の駅「雷電くるもみの里」(長野県東御市)に立ち寄り、「湯ノ丸高原(地蔵峠)」(東御市)を経て、宿の休暇村「嬬恋鹿沢」(群馬県嬬恋村)に直行。標高1,400mは涼しい!
温泉と夕食ビュッフェを堪能し、この日は早めに就寝。→2日目に続く。
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