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翁ワシントン椰子

2023年08月15日 | 花さんぽ・花めぐり

色々な呼び方があるようですが、つくば植物園の樹名札では、

オキナワシントンヤシ(翁ワシントン椰子)」(Washingtonia filifera)となっています。

YList("ワイリスト”)では、標準和名を「ワシントンヤシ」としています。こちらの方が一般的では・・・・。

名前はアメリカ大統領ワシントンに由来。その他の別名は、ワシントニア・フィリフェラ、オキナヤシ(翁椰子)、シラガヤシ(白髪椰子)、 ロウジンヤシ(老人椰子)、 アメリカビロウ、ペチコートヤシなど

 

ヤシ科ワシントンヤシ属の耐寒性常緑高木 アメリカ南西部原産

 

裂片の縁から繊維が垂れ下がる。

基部は肥大せず。幹の直径は60㎝ほど。単幹で樹高は20mほど。1m/年ほど伸長する。枯葉が脱落しにくい。

葉は頂生叢出し、羽状複葉、斜上または水平に発し、下方のものは下垂する。葉は光沢のある灰緑色で50~70枚の裂片に中裂する。葉の径は2mほど。



果実は黒色に熟し、果肉は薄く、甘味があり、生食も可能。

白~クリーム色の花穂が付いています。

 

ワシントンヤシ属には2種あり、もう一つは「ワシントニア・ロブスタ」(Washingtonia robusta)

和名:ワシントンヤシモドキ、シラガヤシモドキ、オニジュロ(鬼棕櫚)、オキナヤシモドキ、セダカワシントンヤシ

北アメリカ西部、メキシコ西岸北部原産。

'081228 沖縄県 同定に自信がありませんが、県内で多いのは、ワシントンヤシモドキの方で、ワシントンヤシは少ないそうです。

ワシントンヤシよりやや幹が細く地際の基部が肥大。幹の直径は40~50㎝ほど。単幹で樹高は22~27mほど。

国内に植栽されているものは殆どがこちらとのこと。両種は若木の段階ではほとんど判別できないそうだ。

耐寒性はワシントンヤシに劣る。

なお、流通してしているワシントンヤシの中には「ワシントンヤシ・フィリバスタ」(Washingtonia × filibusta)と呼ばれる2種間の交配種も含まれていることがあるそうなので更にややこしい。



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