田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

夏~秋の花:プセウデランテムム・ラクシフロルム

2020年09月15日 | 花さんぽ・花めぐり

テニスの「全米オープン2020」シングルスで「大坂なおみ」が2年ぶり2度目、車いす部門で「国枝慎吾※」が5年ぶり7度目の優勝したのはご案内のとおりです。

日本人の活躍は大変うれしいニュースです。昨年、「渋野日向子(しぶこ)」がゴルフの「全英女子オープン2019」で優勝 した時はビックリ!

賞金と選手への援助などを含めた報酬総額は約57億円。シングルス賞金約42億円、なんと車いす部門の賞金は総額で僅か約3730万円。

シングルス優勝賞金は男女同額で約3.2億円(昨年から▲1億円←COVID-19の影響)です。

一方、車いす部門の優勝、準優勝などのラウンド別の賞金についての詳細は公式サイトに書かれていないそうです。

約3730万円のうち、どのくらい頂けるのでしょうか?

先日(9/1(火)22:30~23:15)、NHK総合【プロフェッショナル】「不屈のレジェンド〜プロ車いすテニス選手・国枝慎吾〜」

を見ました。その中で、国枝さんが優勝しても渡航費、滞在費などで賞金は殆ど残らないと話していました。

賞金はスポンサー収入、入場料、放映権料などが原資なので、当然そうなりますが、“なんだかなぁ” という感じです。

 (※国枝選手の主な戦績:テニス四大大会のシングルス優勝23回、パラリンピック金メダル3つ、前人未到の107連勝)

 

’050806 「プセウデランテムム・ラクシフロルム」(キツネノマゴ科)

 ※「プセウデランテム・ラシフロルム」と記している場合もあります。

’050501 こんな長い花の名前3秒で忘れます。呂律がまわりません。

プセウデランテムム(ルリハナガサモドキ)属は熱帯から亜熱帯に約120種があります。

’061008 「ラクシフロルム」はフィージー諸島原産の低木状草本で、高さ1m以上になります。

’050501 花は夏~秋によく咲き、花径3cmで濃い赤紫色の5弁花です。

花冠は筒状で先端で5裂し、星形になります。

 

 


夏~秋:水葵

2020年09月14日 | 花さんぽ・花めぐり

一昨日、近所のクリニックへ「肺炎球菌予防接種」(対象:65歳)に行って来ました。

日本人の3大死因(がん、心臓病、脳血管疾患)に次ぐ第4位は「肺炎」だとか。

特に、高齢者、慢性の肺疾患・心疾患、腎不全、糖尿病、免疫不全などがあると、肺炎などの感染症にかかり易く、重症化する傾向があり、危険とのこと。

新型コロナウィルスに感染した場合と同じですね。私は持病があるなどリスクが高いので要注意です。

1回目の接種のみ公費の助成があり、接種費用の自己負担額は3,000円

これで約90種類の型のある肺炎球菌うち、成人でも病気を起こしやすい23種類に対して免疫をつけることが出来るそうです。

1回の接種で5年以上免疫が持続するそうなので、5年後の70歳からは自費接種(7,000円程度)となります。

インフルエンザワクチンと併せて接種すると効果的とのことなので、10月になったら接種しようと思います。

因みにインフルエンザの場合、自由診療なので医療機関により1回3,000〜5,000円程度と幅があり、平均は3,000円台後半のようです。

会社健保の時は、上限2,000円の補助が出ましたが、一度も受けたことはなく、リタイヤしてから昨年初めて接種しました。

65歳以上の高齢者は一部自己負担の公費予防接種が受けられ、自己負担額は1500円(市町村により相違)とのこと。

これ以上、リスクを増やしたくないので仕方ありません。

 

ミズアオイ科の「ミズアオイ(水葵)」は、東アジア原産で高さ20~40cmになる一年草。

名前は水湿地に生え、葉の形が「カンアオイ」に似ていることに由来します。

古名を「ナギ(菜葱)」といい、昔は葉を食用にしたそうです。

8~10月に花序が葉より高く伸び、青紫色の一日花を総状に多数つけます。

葉は長さ、幅とも5~10cmの心形で、厚くて光沢がある。

水路の改修や除草剤の使用により個体数が減少し、現在は「準絶命危惧種」に指定されています。

「ミズアオイ」はミズアオイ科ミズアオイ属ですが、

同じ科のポンテデリア属に「長葉水葵」、「細長葉水葵」、「丸長葉水葵」があります。

よく見かける水生植物ですが、一般には総称である「ポンテデリア」と呼ばれています。

<追録> ’210606

ホソナガバミズアオイ(細長葉水葵)

マルナガバミズアオイ(丸長葉水葵)


秋の花:黄花コスモス

2020年09月13日 | 花さんぽ・花めぐり

国営昭和記念公園の開花情報(9/10)によると「キバナコスモス(黄花コスモス)」が見頃とのこと。

黄色の’レモンブライト’という品種で、暑さに強い品種なため、一般的なコスモスより開花が早いそうです。

TVニュースで花畑のフォトスポット「黄色いドア」の装飾や、「お立ち台」をご覧になった方もいらっしゃると思います。

コスモスまつり2020」が9/12~10/25まで開催されます。

黄花コスモス」(和名)は、コスモスと付ていますが、(一般的な)「コスモス」(別名:秋桜、大春車菊)とは同属別種にあたり、互いを交配する事は出来ないそうです。(※両種の区別の詳細は下記のQ&Aをご覧ください)

花期は6~11月と比較的長く、草丈は低く、花径3〜5cmほどの黄色、または橙色の花を咲かせます。

改良種として濃い赤色の品種もあり、一重咲きと八重咲きがあり、市場ではほとんどが八重咲きです。

「黄花コスモス」の葉。「コスモス」に比べ、まばらに羽裂して、裂片は幅広。

「コスモス」の葉は羽状に細かく切れこみ線形

草丈が高くなり、花径6~8cmの8弁花を咲かせます。花色は白、桃、紅が主体。

 

Q. 「コスモス」と「キバナコスモス」の区別が分かりません。花の色の違いだけではないのでしょうか? 

A.私たちが通常「コスモス」と呼んでいるのは、キク科、コスモス属(Cosmos、以下、C.)の一種で学名を「C.ビピンナツス」といい、和名が「アキザクラ」又は「オオハルシャギク」と名づけられたものです。一方、「キバナコスモス」は、学名「C.スルフレウス」で前者とは同科・同属ではあるものの、種が異なります。ただ両種とも1年草で、原産地も同じメキシコです。

 「C.ビピンナツス」の日本への渡来は1896(明治29)年で、草丈が2〜3mになって分枝し、葉の形は羽状に細かく切れこみ線形になります。花の色は、以前には白色・淡紅色・深紅色などでしたが、黄花の品種である'イエローガーデン'が日本で育種されて1987(昭和62)年に登録され、販売されました。その後改良されて、より黄色の部分が多い'イエローキャンパス'も市販されています。

コスモス’イエローキャンパス’

 「C.スルフレウス」は大正初期に渡来し、草丈は1〜2mでよく分枝し、やや横に広がります。葉は前者に比べ、まばらに羽裂して、裂片は幅広です。花の色は黄色や橙色でしたが、朱紅色の品種'サンセット'が日本で育種され、1966(昭和41)年に国際園芸コンクールで、金賞を受賞しました。その後も'ディアボロ'や'サニーレッド'など、より濃色の赤色系品種が発表され、市販されています。

 上記のように、渡来して間もなく「キバナコスモス」と名づけられた「C.スルフレウス」には当時、朱紅色の花はなく、一般的に「コスモス」と呼んでいる「C.ビピンナツス」にも黄花は存在しませんでした。その後の改良、育種の結果、花色が豊富になったため、名前が混乱するようになったのです。

「京都市都市緑化協会」の【みどりの相談所だよりQ&A】から全文引用

 


秋の山の花・実

2020年09月12日 | 花さんぽ・花めぐり

以下の写真は'140912に「大雪山旭岳」五合目(標高約1,600m)付近で撮影。

ロープウェイの料金は往復で3,200円と高めの料金。(所要時間片道僅か10分)

それでも料金に見合う素晴らしい360°の大パノラマ(写真:最下段)や高山植物が楽しめます。

姿見の池」付近では本州の3,000m級の山にしかないような高山植物を見ることができます。

濃い青紫色の花が咲く「エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)」 

リンドウ科リンドウ属の多年草 エゾリンドウの高山種

ガンコウラン(岩高蘭)」の黒い実は食べられます。 

ツツジ科ガンコウラン属の常緑小低木

秋に鮮やかに紅葉する「ウラジロナナカマド(裏白七竃)」 

バラ科ナナカマド属の落葉低木 日本固有種

場所により紅葉が進んで大変きれいです。

自然界のブルーベリーと言われる「クロウズコ(黒臼子)」 

ツツジ科スノキ属の落葉低木

果実を食用にする「コケモモ(苔桃)

ツツジ科スノキ属の常緑小低木

シラタマノキ(白玉の木)」果実は生食には向かないそうです。果実酒に利用。 

ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木

チングルマ(稚児車)」の紅葉と綿毛。旭岳周辺の登山道沿いの数百mも続く大群落が有名。

バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木

日本固有種の「ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)

花期は8〜9月。キク科アキノキリンソウ属の多年草

ロープウェイ「姿見駅」(標高約1600m)方向の眺望

鏡池」に映る旭岳

因みにブログTOPページの「カバー画像」(上の写真)も旭岳からの風景です。

この後、旭川から小樽に行き3泊4日の旅を終えました。

「でっかいどう!北海道」今度は網走・能取湖に「アッケシソウ(厚岸草)」を見に行くぞ!


秋の実:吊花

2020年09月11日 | 花さんぽ・花めぐり

「桃色吐息」(1984年)と言えば「高橋真梨子」さんの歌が有名ですが、

日本最大級となる4万株の「桃色吐息」が咲き、一面ピンク色の丘が出現しているとのニュース。

場所は岐阜県郡上市の「ひるがのピクニックガーデン」(標高は約1,000m)、見頃は10月下旬までとのこと。

桃色吐息」は「ペチュニア(和名:ツクバネアサガオ)」(ナス科)を品種改良した花で、鮮やかな発色が特徴です。

南房総市出身の園芸家・杉井明美さんと千葉大学の共同開発で生まれた品種。

富津市の「マザー牧場」でも見渡す限り一面の「桃色吐息」2.5万株が咲き誇っています。

ただし、こちらは標高約300mで見頃は9月中旬まで。

 

今回は秋になると俄然、存在感を増す「ツリバナ(吊花)」です。

花は地味で目立たないので観賞には向きません。

ニシキギ科の落葉低木。日本全国の山地に生え、樹高約4mほどになります。

花は5~6月。葉腋から長さ6~15cmの柄を出し、直径6~7mmでやや淡紫色を帯びた5弁花が咲きます。

蒴果は直径9~12mmの球形で熟して5裂する。朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。

葉は長さ3~10cmの卵形または倒卵形で縁に細かい鋸歯があります。

斑入り種

同じ仲間に「オオツリバナ」「ヒロハツリバナ」などがあります。

(京大フィールド科学教育研究CのHPから借用)

写真は翼が5つある「オオツリバナ(大吊花)」の蒴果。

因みに「ヒロハツリバナ(広葉吊花)」は翼が4つで4弁花。「ツリバナ」には翼がありません。

 

桃色吐息」これかな? 中心部が白く全体が濃い桃色になることが特徴とのこと。