田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

秋の花:岩沙参

2020年10月21日 | 花さんぽ・花めぐり

イワシャジン(岩沙参)」は、見頃を少し過ぎてしまったかもしれません。

キキョウ科の耐寒性多年草(宿根草)で、別名:イワツリガネソウ(岩釣鐘草)です。

関東地方~中部地方の岩場に自生する「ツリガネニンジン」の仲間です。

淡紫色の釣鐘形の花を9月~10月に咲かせます。写真は園芸品種だと思います。

花は細い花柄を持っており、花冠が浅く5裂します。草丈は30㎝~70㎝

基本種の花色は淡紫色ですが、白花品種も流通しています。

 

【参考】

ツリガネニンジン(釣鐘人参)」の花。柱頭が花冠の外に突き出している。花が輪生する。

よく似た「ソバナ(岨菜)」の花。柱頭が花冠の外に出る事はなく、花の形も少し違います。

3種ともキキョウ科ツリガネニンジン属で夏の終わり頃から秋にかけて山野に咲きます。

【参考2】

モイワシャジン(藻岩沙参)」萼裂片は披針形(ツリガネニンジンは糸状線形)

イトシャジン(糸沙参)」糸のように細い茎が特徴


夢の島熱帯植物館の華花

2020年10月20日 | 花さんぽ・花めぐり

’201015 「夢の島熱帯植物館」では11月1日まで毎年恒例のイベント「ハロウィン・パーティー」を開催。

芝生広場などに「おばけカボチャ」が100個以上展示され、カボチャに自由に触ったり、すわったりして遊ぶことができます。

茨城県の常陸大宮市で作られた巨大なおばけカボチャ「アトランティックジャイアント」

今回は10月15日に同館の内外に咲いていた花です。

濃桃色の筒状花をたくさんつける「ストロビランテス・ハミルトニアナ

咲き始めの白い色が、赤い色へと変化する「シンクンシ(使君子)(インドシクンシ)

シクンシの八重咲き種もあります。

鮮やかな赤色の花が咲く「オドントネマ・ストリクツム」 和名:ベニツツバナ(紅筒花)

絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されているユリ科の多年草「キイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑)

紀伊半島に分布し、高貴な姿を「上臈(身分の高い女官)」に見立てたとされています。

扇を広げたような葉を付けているのが特徴の「オウギバショウ(扇芭蕉)」別名:タビビトノキ(旅人の木)

「ストレリチア(ゴクラクチョウカ)」の仲間。中央が白い花

青紫色の花「ディコリサンドラ・ティルシフロラ」別名:ブルージンジャー

南国のトロピカルなイメージを代表する「ハイビスカス」この花は特に美しい。

苞葉が赤色や黄色に色づく「ヘリコニア・ラティスパタ」和名:オウムバナ

ストロファンツス・プレウシイ」 花弁の先が糸のように細く垂れ下がる独特の花の形が特徴。

コダチヤハズカズラ(木立矢筈葛)」別名:ツンベルギア・エレクタ

熱帯性の樹木で橙黄色の大きな美しい花の「オオゴチョウ(黄胡蝶)

グロッバ」 花は茎の先に穂状に垂れ下がって咲き、草姿はショウガに似ている。

ハナハノキ(花葉の木)」(Phyllanthus pulcher) 別名:オオミカンソウ(大蜜柑草)

ミカンソウ科(コミカンソウ科)で「コミカンソウ(小蜜柑草)」(Phyllanthus urinaria)の仲間です。 

下向きの花を多数つけ、花後には径3mm 程度の果実をつける。

沖縄島の一つの自生地しか知られていない「ハナコミカンボク(花小蜜柑木)」(Phyllanthus liukiuensis)にもそっくり。

ベニマツリ(紅茉莉)」花色は、紅色で中心部が黄色く色づく。

ステノカルパス・シヌアツス」 葉腋から車輪のスポークのような散形花序をだし、小さな橙赤色の花を咲かせる。(屋外)

赤い筒状の花が沢山咲いて花火のように見える「ハナチョウジ(花丁子)」別名:ルッセリア(屋外)

ヒメノウゼンカズラ(姫凌霄花)」 花色は橙赤色だが、黄色の品種もある。(屋外)

ランタナ」和名:シチヘンゲ(七変化) 鮮やかな色の花をつけ、その色が次第に変化する。(屋外)

葉の形が矢じり(矢の根)に似ることから名がついた「ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)」(屋外)

食虫植物の「ムシトリスミレ(虫取菫)

南国を彩る日本産のマングローブ植物「オヒルギ(雄漂木)」 他に「メヒルギ」、「ヤエヤマヒルギ」も見られます。

葉や花をもむとニンニクのような臭いがする「ニンニクカズラ(大蒜葛)

目に鮮やかな赤花の「サンタンカ・コクシネア」よく目にするのは橙赤色の花が咲く「シネンシス

満開の「シコンノボタン(紫紺野牡丹)’コートダジュール’※東京スポーツ文化館エントランス付近

他にも色々な花が咲いていました。


秋の花:ニンンクカズラ

2020年10月19日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日は孫の保育園の運動会。本当は一昨日の予定でしたが雨で延期。孫の父親は仕事の関係で観覧できなくなりました。

孫は5歳児なので今年が保育園での最後の運動会。コロナ禍の影響で3歳~5歳児だけで開催。観覧は2名以内との制限です。

下の1歳児の孫は運動会に参加できないので、我が家で預かりました。帰省している次女の長男と二人で走り回って大騒ぎ。

次女達は、今日帰るのでまた夫婦だけの静かな夜に戻ります。

 

ノウゼンカズラ科の「ニンニクカズラ(大蒜蔓)」 熱帯アメリカ原産

非耐寒性のつる性常緑低木で高さ4~5mになる。

花期は10~11月。花径5~6cmで、開花当初は紅紫色で次第に色褪せて白色に近くなる。

葉や花を揉むと「ニンニク」の臭いがするので、「ニンニクカズラ」の名があり、英名も「ガーリックバイン(Garlic Vine)」という。

紅紫色で内部が白い漏斗状(ラッパ状)の美しい花が纏まってたくさん咲く。葉は三出複葉で対生。


秋の花:波志干木

2020年10月18日 | 花さんぽ・花めぐり

65歳になって介護保険の「第1号被保険者」になり、市から保険料の納付書が送られてきた。

中を見てびっくりポン! なんと保険料が大幅にアップ(誕生日月~)している。約1.7倍だ。

これまでは国保と合算して口座振替(夫婦二人分)で納めていたが、私の分は今後、年金から天引きされる。

天引きには半年から1年程度の準備期間が必要とのことで、当面は普通徴収。取り敢えず口座振替にした。

年金以外に収入がないのにこの保険料。それにしても半端ない額だ。泣ける(´;ω;`)ウゥゥ。

かと言って、将来介護保険のお世話にならないとも言えないので仕方ないのかも。

 

’051015 和名「ハシカンボク(波志干木)」は、日本固有種で亜熱帯の沖縄・鹿児島(南部)原産。

先日、UPした4属と同じノボタン科で、ハシカンボク属の非耐寒性常緑低木です。

ハシカン(波志干)」の名前の由来は不明。別名「ノカイドウ(野海棠)」も同様。

樹高は30cm~1mほど。葉は「シコンノボタン(紫紺野牡丹)」に似ています。

対生し、卵状長楕円形で先がとがり、両面とも有毛で、葉縁に細かな鋸歯がある。

花期は9月~11月(15℃以上あれば、周年開花)で、10~11月頃が盛期。

’070810 集散花序に淡紅色(白花種も)の約1.5cmの4弁花を多数咲かせます。

ハシカンボク属は10種以上。日本には本種以外に石垣、西表島の固有種の「ヤエヤマノボタン」、沖縄本島の固有種「コバノミヤマノボタン」があります。


秋の花:金魚朝顔

2020年10月17日 | 花さんぽ・花めぐり

キンギョアサガオ(金魚朝顔)」(Ipomoea lobata

ヒルガオ科サツマイモ(イポメア)属の多年草(一年草扱い)

別名:イポメア・ロバータ メキシコから中央・南アメリカ原産。

一般的には旧学名のミナ・ロバータMina lobata)で普及しています。

花期:9~11月(短日植物) 花柄に坪形の花を多数つける。

花色は最初が赤色で、後に橙色から黄色~白色に変わっていくので、色の対照が美しい。

つるを長く伸ばして育つので、ネットや行燈仕立てで育てます。