92歳のマハティールさんがマレーシア首相に返り咲き

　マレーシア連邦下院選が５月９日に投開票され、マハティール・ビン・モハマド元首相率いる野党連合・希望連盟が過半数の議席を獲得して勝利。今回の下院選の投票結果を受けてマハティールさんが再び首相に返きました。
　マハティールさんは2003年に政界を引退するまで22年間も首相を務めています。首相在任期間中には、戦後繁栄を遂げた日本経済に学ぼうと「ルック・イースト政策」を掲げるほどの親日家。好物は天丼で、息子と娘も日本に留学しています。本人もお忍びで日本に来ては温泉を楽しむとか。
　首相再登板となったマハティールさんですが、なんと92歳。つまり、世界でもっとも高齢の首相です。また選挙で選ばれた指導者としても世界最高齢となりました。かつて連合国軍総司令官として敗戦直後の日本に君臨したマッカーサー元帥は、トルーマン大統領（当時）に解任されて帰国しましたが、米上下両院合同会議での退任演説で有名なセリフを残しています。
「老兵は死なず、ただ消えゆくのみ」
　今回のマハティールさんの復活劇は、白井健康元気村の村民たちを勇気づけたかも知れません。こんな言葉が浮かんできました。
「老兵は死なず、ただ復活するのみ」