膝・股関節の痛みで寝たきりに
人工関節が救世主になるのか!?
▲講演する加藤敦史医師
白井健康元気村は10月16日、白井市文化センターで「健康講座」を開催しました。千葉白井病院との共催です。同病院整形外科の加藤敦史医師が講師で、テーマは「転ばぬ先のロコモ対策――メタボより怖い運動器障害」。
新型コロナウイルスの感染者数がひとまず落ち着いたとはいえ、主催者側として万全の注意を払って人数制限しました。それでも40人以上の市民が会場に。膝と股関節に問題を抱える人がいかに多いかわかるでしょう。
同外科で人工関節センター長を務める加藤医師は膝・股関節の専門医として知られ、人工関節の普及に取り組んでいます。
講演では、■平均寿命と健康寿命■ロコモティブシンドローム(ロコモ)■フレイル■サルコペニア■トレーニング法を、スライドを多用してわかりやすく解説、また最近の人工関節がいかに効果的かを説明、1時間があっという間に過ぎました。
講演の後、同病院リハビリテーション科の理学療法士、川野翔平さんの指導で参加者全員が椅子に腰かけたままリハビリ体操を実践。リハビリ体操が終わって質疑応答になりましたが、次から次へと質問が相次ぎ、盛会のうちに講演会は終了しました。
▲▼理学療法士の川野翔平さんがリハビリを指導
▲ロコモにはなりたくな~い
▲痛いけど我慢、我慢
【加藤敦史医師のプロフィール】
昭和58(1983)年、茨城県取手市生まれ。平成21(2009)年3月に新潟大学医学部卒業後、JAとりで総合医療センター、慶應義塾大学病院、佐野康生総合病院、東京歯科大学市川総合病院、那須赤十字病院、練馬総合病院、津田沼中央総合病院を経て、令和2(2020)年4月から千葉白井病院に勤務。専門は股関節で、術後の痛みの少ない早期退院を目標に手術を行う。日本整形学会専門医。趣味は、ずばり「筋トレ」。
加藤医師が講演でつかったスライドを再現
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千葉白井病院では…